2009年2月号(特集 ミニ特集 タウンタウンなど)

更新日:2019年12月23日

平成21年2月号目次

  • 特集:税の申告
  • ミニ特集:市民意識調査
  • タウンタウン
  • 宍粟50名山「完全登破(とうは)」第1号に認定された 稲葉 淳一(いなば じゅんいち)さん」
  • 市民リポーターの「行ってきまーす!」「市役所環境政策課」
  • グラフ加古川
  • 花とみどりのまちづくりリーダー養成講座
  • 情報コーナー  別ページに掲載しています。
  • 加古川←→小野アルプス周辺ウォーキング
  • えんぴつ(編集後記)

特集

税の申告はお早めに
申告期限は3月16日まで

税金は福祉や教育、道路整備など、私たちのくらしを支えるために使われています。2月から所得税、市 県民税、国民健康保険料、介護保険料の申告が始まります。税の申告は税金を納めるための大切な手続きです。このページでは、申告の受け付けなどを紹介します。

所得税の確定申告

確定申告の相談 受け付けは次のとおりです。
2月16日から3月16日(土 日曜日は除く)
2月22日(日曜日)、3月1日(日曜日)は、確定申告の相談 受け付けをしています。

  • ところ 加古川税務署(郵便番号675-8567 加古川町木村5-2)
  • 受付時間 9時00分から 17時00分
  • 問い合わせ先 加古川税務署(電話 421-2951)

確定申告が必要な人

サラリーマンなど主な収入が給与の人でも、次のような人は確定申告が必要です。

  • 給与を1カ所から受けている場合で、給与以外の所得額の合計が20万円を超える
  • 給与を2カ所以上から受けている場合で、年末調整した給与以外の給与収入額と給与以外の所得額との合計が20万円を超える
  • 昨年の給与収入額が2,000万円を超える

次のような人で、昨年中の所得合計額が基礎控除、配偶者控除、扶養控除などの所得控除の合計を超える場合は確定申告が必要です。

  • 公的年金を受けている場合で、ほかに収入があるか、社会保険料や生命保険料などの所得控除を受ける
  • 商売など個人で事業を営んでいる
  • 家賃や地代などの不動産収入がある
  • 土地や建物を売って得た譲渡所得がある

確定申告をすれば所得税が戻ってくる場合があります(還付申告)

公的年金を受けている人やサラリーマンなど、毎月の支給額やボーナスから所得税が源泉徴収されている人は、次のような場合、確定申告をすれば所得税が戻ってくる場合があります。

  • 昨年中途で退職し、その後就職しなかったため、給与の年末調整を受けられなかった
  • 10万円か所得の5パーセントを超える医療費を支払った(医療費控除)
  • 災害や盗難に遭って、住宅や家財に損害を受けた(雑損控除)
  • 住宅ローンなどを利用して、住宅の購入や増改築をした(住宅借入金等特別控除)

所得税の還付申告会場

医療費控除や住宅借入金等特別控除など所得税の還付申告をする人は、還付申告会場へお越しください。  還付申告は確定申告の期間前からすることができます。
2月2日から3月16日(土 日曜日、祝日は除く)

  • ところ 市役所10階大会議室
  • 受付時間 9時00分から 12時00分、 13時00分から 16時00分

所得税の確定申告は e-Taxで

インターネットを利用して国税の申告、申請 届け出などができるe-Tax(イータックス:国税電子申告 納税システム)。税務署や金融機関の窓口に出向くことなく、自宅などのパソコンから申告をすることができます。くわしくはe-Taxホームページをご覧ください。 ホームページアドレス http //www.e-tax.nta.go.jp

市 県民税、国民健康保険料、介護保険料の申告

市 県民税、国民健康保険料、介護保険料の相談 受け付けは次のとおりです。
2月2日から3月16日(各受付場所の休業日は除く)

  • ところ 市役所市民税課、各市民センター
  • 受付時間 8時30分から 17時30分  加古川市民センターは 9時00分から 19時00分、東加古川市民総合サービスプラザは 10時00分から 20時00分。
  • 問い合わせ先 市 県民税 市役所市民税課(電話 427-9163) 国民健康保険料 市役所保険年金課(電話 427-9189) 介護保険料 市役所介護保険課(電話 427-9124)

市 県民税の申告が必要な人

今年1月1日現在、市内に住所があり昨年中に所得があった人は、市 県民税の申告をする必要があります。サラリーマンなどの給与所得者や確定申告をする人は必要ありませんが、給与所得者でも次のような人は申告が必要です。

  • 勤務先から市役所へ給与支払報告書が提出されていない
  • 給与のほかに家賃や地代、農業などの所得があり、その合計額が20万円以下である(20万円を超える場合は所得税の確定申告が必要です)

所得税がかからない人でも、雑損控除や医療費控除などの所得控除がある場合は、申告することができます。

国民健康保険料 介護保険料の申告が必要な人

国民健康保険に加入している人や介護保険第1号被保険者(昭和20年4月1日以前に生まれた人)の属する世帯の人は、昨年中に所得がなかった場合でも申告してください。申告がないと、所得が少ない世帯に適用される国民健康保険料の軽減などを受けることができなくなります。
所得税や市 県民税の申告をする人、給与支払報告書や公的年金等支払報告書が市役所に提出されている人などは、申告する必要はありません。

税の申告に必要なもの

所得税、市 県民税、国民健康保険料、介護保険料の申告には、次のものが必要です。

  • 申告書
  • 印鑑
  • 給与所得者と年金受給者は源泉徴収票
  • 控除を受けるための証明書(社会保険料や医療費の領収書、生命保険料や地震保険料の控除証明書など)
  • 農業所得のある人は収入金額や必要経費の分かる領収書や伝票など
  • 所得税の還付申告をする人は、振込先の口座番号が分かるもの

「確定申告書」は加古川税務署と還付申告会場にあります。国税庁ホームページから印刷することもできます。「市 県民税(兼国民健康保険料兼介護保険料)申告書」は市役所市民税課と各市民センターにあります。

今回の申告から
市 県民税の制度が一部改正されました

寄付金税制が拡充されました

控除の対象限度を拡大
寄付金控除の適用下限額を10万円から5,000円に引き下げ、控除対象となる寄付金の限度額を総所得金額などの25パーセントから30パーセントへ引き上げました。あわせて、所得控除方式から税額控除方式へ変更しました。

条例により控除対象となる寄付金を指定できる制度を導入
所得税で寄付金控除の対象となっている寄付金の中から、市 県が条例で指定する寄付金も市 県民税の控除対象に加えることができるようになりました。

地方自治体への寄付金税制の大幅な見直し(ふるさと納税)
市 県などの地方自治体への寄付金のうち5,000円を超える部分について、市民税の所得割のおおむね1割を上限として、所得税と合わせて全額が控除されるようになりました。

公的年金にかかる市 県民税の納付方法が変わります
10月から、厚生年金や共済年金、企業年金などの公的年金を受けている人は、公的年金にかかる市 県民税の納付方法が普通徴収(納付書や口座振替)から特別徴収(年金からの天引き)に変わります。
対象 4月1日現在で、次のすべての条件にあてはまる人 (1)65歳以上で、市 県民税がかかる (2)年額18万円以上の老齢基礎年金や老齢年金などを受けている  特別徴収する税額が老齢基礎年金などの受給額を超える場合は除きます。

市 県民税の各地区申告相談

市 県民税の申告相談を各地区で行います。各会場では、先着順に番号札を配布し相談を受け付けます。

  • 受付時間 9時30分から 11時30分、 13時00分から 15時30分  混雑状況により受付時間終了前に締め切る場合があります。
  • とき ところ
  • 2月3日(火曜日) 加古川北公民館(神野町西条1519-2)
  • 2月4日(水曜日) 加古川北公民館(神野町西条1519-2)
  • 2月5日(木曜日) 両荘公民館(平荘町山角718-1)
  • 2月6日(金曜日) 両荘公民館(平荘町山角718-1)
  • 2月9日(月曜日) 尾上松風会館(尾上町長田419-1)
  • 2月10日(火曜日) 別府公民館(別府町宮田町3-3)
  • 2月12日(木曜日) 加古川西公民館(米田町平津384-2)
  • 2月13日(金曜日) 加古川西公民館(米田町平津384-2)
  • 2月16日(月曜日) 農村環境改善センター(八幡町船町9-1)
  • 2月17日(火曜日) 志方公民館(志方町志方町1758-3)
  • 2月18日(水曜日) 東加古川公民館(平岡町新在家457-3)
  • 2月19日(木曜日) 平岡公民館(平岡町土山699-2)
  • 2月20日(金曜日) しろやま農業研修センター(志方町東中200-5)
  • 2月23日(月曜日) 地域産業振興センター(志方町原685-1)

お忘れなく市 県民税の住宅ローン控除の申告

平成18年末までに入居し、所得税の住宅ローン控除を受けている人で、所得税から控除しきれなかった額がある場合、その金額を申告により、翌年の市 県民税(所得割)から控除できます。

  • 申告方法
    所得税の確定申告をする人 確定申告書と住宅借入金等特別税額控除申告書を税務署に提出
    所得税の確定申告をしない人 源泉徴収票と住宅借入金等特別税額控除申告書を市役所に提出  できるだけ郵送で提出してください。
  • 申告期限 3月16日(月曜日)
  • 住宅借入金等特別税額控除申告書は市役所市民税課、各市民センター、税務署にあります。市ホームページ、総務省ホームページから印刷することもできます。
  • 問い合わせ先  市役所市民税課(電話 427-9163)へ。

税理士による確定申告相談 とき:2月23日から25日 9時30分から 12時00分、 13時00分から 16時00分  混雑状況により終了時間前に受け付けを締め切る場合があります。 ところ:JA兵庫南かんき支店 内容:事業主を対象とした申告相談 持参するもの:筆記用具、電卓、前年分の収支内訳書と申告書の控え

ミニ特集

市民意識調査
「これからも住み続けたい元気なまちを目指して」
平成20年度 市民意識調査

市では、今後の市政運営の基礎資料とするために、市民のみなさんが日ごろ考えていることや感じていることをお聞きする市民意識調査を定期的に行っています。このページでは、昨年七月に実施した市民意識調査の集計結果の一部を紹介します。

市民意識調査の概要

  • 調査期間 平成20年7月11日から25日
  • 調査項目数 20問
  • 対象 市内に住んでいる20歳以上の市民から無作為に選んだ5,000人
  • 回収件数 2,007件(回収率40.1パーセント)

約七割の人が住み続けたいと回答

今回の調査は、住み続けたいかどうかといった定住意向をはじめ、市政情報の入手方法や生活環境に対する評価、地域におけるまちづくりの進め方、くらしの安全や安心への取り組み、健康づくりの取り組み、行政運営などの項目をお聞きしました。
「現在お住まいの場所に住み続けたいですか」の問いに六十七 二パーセントの人が「現在のところに住み続けたい」と答え、「できれば市内のほかの場所か、市外に移りたい」と答えた人は約一割にとどまっており、定住意向が高い結果となっています。

現在お住まいの場所に住み続けたいですか

  • 現在のところに住み続けたい 67.2パーセント
  • どちらともいえない 20.1パーセント
  • できれば市内のほかの場所か市外に移りたい 12.2パーセント
  • 無回答 0.5パーセント

生活環境への評価では医療体制の充実を望んでいます

生活環境に対する質問では、日常生活に関する二十六項目に対しての現在の満足度や今後の重要度をお聞きしました。満足度が高かったのは「鉄道の便利さ」、低かったのは「高齢者や障害者に対する支援」となっています。
また、重要度が高かったのは「安心できる医療体制」「大気や水質 騒音などの環境対策」などで、医療や環境にかかわる分野への関心が高くなっています。

現在の満足度

満足度が高かった項目

  1. 鉄道の便利さ
  2. 人権教育や人権啓発の推進
  3. 下水道の整備
  4. 生涯学習の機会提供や学習環境の充実
  5. スポーツ レクリエーション活動の機会の提供

満足度が低かった項目

  1. 高齢者や障害者に対する支援
  2. 大気や水質 騒音などの環境対策
  3. 地域内の道路の安全性や便利さ
  4. バスの便利さ
  5. 安心できる医療体制 

今後の重要度

重要度が高かった項目

  1. 安心できる医療体制
  2. 大気や水質 騒音などの環境対策
  3. 高齢者や障害者に対する支援
  4. 子どもの見守りやパトロールなどの安全対策
  5. 地域内の道路の安全性や便利さ 

重要度が低かった項目

  1. スポーツ レクリエーション活動の機会の提供
  2. 優れた文化 芸術活動に接する機会の提供
  3. 生涯学習の機会提供や学習環境の充実
  4. 人権教育や人権啓発の推進
  5. 工場や高層建築物などの秩序だった配置

市の取り組みについてもお聞きしました

今回の調査では生活環境に対する意識のほかに「地域におけるまちづくり」「くらしの安全や安心」「健康づくり」「行政運営」の各テーマに対する行政や地域の取り組みについてもお聞きしました。ここでは、その中から「くらしの安全や安心」に対しての結果を紹介します。

くらしの安全や安心では防犯や防災の関心が高い結果となっています

「安全 安心なくらしについて関心を持っていること」の問いに「凶悪犯罪やひったくり、空き巣などの犯罪がないこと」「地震や水害などの自然災害への備えができていること」の二項目が四十パーセント以上で、防犯や防災が一番の関心事となっています。市が特に力を入れるべき防犯対策では六十五 七パーセントの人が「街路灯 防犯灯を増やす」と答え、防災対策では三十二 九パーセントの人が「食糧 医薬品などの必要物資を備蓄する」と答えています。

安全 安心なくらしについて関心を持っていること

  • 凶悪犯罪やひったくり、空き巣などの犯罪がないこと 48.6パーセント
  • 地震や水害などの自然災害への備えができていること 40.0パーセント
  • 生活費が少なくなることや就職や失業の不安がないこと 28.5パーセント
  • 青少年が非行に走らないこと 19.1パーセント
  • 残留農薬、遺伝子組み換え食品など、食の安全が確保されていること 16.2パーセント

市が特に力を入れるべき防犯対策

  • 暗い夜道を減らすため、街路灯 防犯灯を増やす 65.7パーセント
  • 道路や公園、公共施設などにおいて、犯罪が発生しないよう死角のないまちづくりを進める 35.5パーセント
  • 町内会、自治会や警察と協力して防犯パトロールを強化する 23.8パーセント
  • 犯罪防止のため、監視カメラの設置を進める 22.0パーセント
  • 警察などと連携した防犯相談窓口を整備 充実する 15.0パーセント

市が特に力を入れるべき防災対策

  • 災害時に備え、食糧 医薬品などの必要物資を備蓄する 32.9パーセント
  • 緊急車両が通れるよう、幅の狭い道路を改良する 29.1パーセント
  • 公園や緑地、広場など緊急時における避難場所を確保 整備する 26.4パーセント
  • 災害時の連絡体制や協力体制を整備する 24.9パーセント
  • 個人住宅の耐震診断、耐震改修に対する支援を行う 24.6パーセント

調査結果をもとに魅力あるまちづくりを進めます

広報 行政経営課 青木係長
今回の市民意識調査では多くのみなさんにご協力いただきありがとうございました。日ごろ行政に対して思っていることや生活の中で感じていることなど、たくさんの貴重な意見をいただきました。
社会経済環境のめまぐるしい変化を受け、市民ニーズも多様化しています。一方、市の財政状況は依然として厳しい状況です。こうした中、よりよい行政サービスを提供していくために、市民のみなさんの声を聞き市政に反映させることが重要であると考えています。今回の調査結果は、平成二十三年度からスタートする加古川市総合計画(平成二十三年度から三十二年度)の基礎資料とするなど、今後の市政運営に活用していきます。

市民意識調査の報告書をご覧ください
市民意識調査のくわしい内容は、市役所広報 行政経営課や行政資料室、市内の各図書館に置いている「市民意識調査報告書」をご覧ください。設問ごとに性別、年齢別、地域別の集計結果などが掲載されています。また、市ホームページからもご覧になれます。

  • 問い合わせ先 市役所広報 行政経営課(電話 427-9113)へ。

タウンタウン

こんにちは
「山の自然とふれあう楽しさを伝えたい」
宍粟50名山「完全登破(とうは)」第1号に認定された

稲葉 淳一(いなば じゅんいち)さん (61歳)
平岡町在住

「山には緊張感と登るたびに新たな発見があるので、引き付けられるんです」と語るのは、稲葉淳一さん。稲葉さんは、昨年十月「宍粟50名山」のすべての山に登った第一号に認定された。「宍粟50名山」とは県内最高峰の氷ノ山など、昨年三月に宍粟市が選定した五十の山のことで、六月から登り始め、四カ月で制覇した。
六甲山のふもとで生まれ育った稲葉さんは、山で昆虫を捕ったり、小川で遊んだりと、山が遊び場だった。高校生のころは本格的に登山をしている友人に刺激されたこともあり、学校が休みのたびに六甲山に登っていたそうだ。「休みの日の朝は、いつも母がおにぎりを作ってくれていたんです。それを持って山に登り、季節によって変わる景色、昆虫や植物などの自然を楽しんでいましたね」と振り返る。高校を卒業してからは大学での勉強、仕事などで忙しい日々を送り、登山をすることが少なくなっていった。
稲葉さんが再び山に向かうようになったのは五十歳を過ぎたころ。単身赴任で全国を巡るようになったため、週末の空いた時間に滞在先の近くの山を登るようになった。各地で登山をするうちに、地形や気候、植生など土地ごとに違う山の個性にも魅力を感じた。「登山の魅力は、頂上にたどり着いたときの達成感はもちろん、山ごとに違う自然や人との出会い、山頂での食事のおいしさなど、たくさんあるんですよ」と話す。山で出会った仲間との交流で、さらに山へと駆り立てられ、単身赴任中の十年間に全国各地で五百以上の山に登ったそうだ。
二年前に退職してから、年間百二十日以上、各地の山を登っている稲葉さん。昨年から、地元の山好きの知人と定期的に登山会を催している。夫婦や孫を連れての参加、初心者の参加もあり、みんなで気軽に登山を楽しんでいるそうだ。「山に少し慣れてきた人には、先頭を歩いてもらうようにしているんです。人の後ろだと足元ばかり見てしまいがちで、樹林の中、岩場、水辺など変化に富んだ景色が楽しめませんからね」と話す。
「これからも体力の続く限り、ずっと山に登っていきたい」と話す稲葉さん。加古川にある山を選定し、独自のマップを作るなど、多くの人が山へ向かうきっかけづくりに取り組んでいる。「みなさんの近くにある山や、そこにある自然を知ってもらいたいんです。自然とふれあう機会が少なくなっている子どもたちには自然と親しむ楽しさを伝えていきたいですね」と穏やかな笑顔で話してくれた。

(掲載写真キャプション)

  • 夫婦で一緒に登ったヨーロッパの最高峰モンブランの壮大な景色は、今でも強く心に残っているという。
  • 「ヒマヤナ 山行き隊」のみなさんと高御位山の山道を歩く。主に毎週水曜日に活動をしているそうだ。

市民リポーター阿部英美の行ってきまーす!

地球のために今できること

最近何かと話題の地球温暖化。私も何とかせねばと気にしつつも、なかなか日ごろの生活を変えられずにいます。そこで今回は、地球温暖化について学び、すぐにできることはないか探してみようと、まずは

市役所環境政策課で話を聞きました。
「地球温暖化とは、人間で例えれば、コートを何枚も着込んで体が熱くなった状態です。地球は、宇宙へ放出するはずの熱をブロックする温室効果ガスという厚いコートを着込み過ぎて温度が上昇しているんです」と教えてくれたのは担当の原さん。温度が上がると、氷が溶け海面が上がり海に沈む島が出たり、異常気象が発生したりと、さまざまな影響が出るそうです。温室効果ガスの代表的な気体である二酸化炭素は、私たちが電気やガスなどを使えば使うほど出てしまい、温暖化が進むことになるとか。そうか、それで省エネが必要なんだ。「加古川市でも、市役所で省エネやゴミの削減などの活動を行ったり、出前講座などで啓発活動を行ったりし、地球温暖化防止に取り組んでいます。まずは家庭でできる省エネを学んでみませんか?」とのお誘いに、さっそく

省エネ教室に行ってきまーす。
今回は地球温暖化についての講習と、食用油を再利用したキャンドル作りです。まずは地球温暖化が起こるしくみや、温暖化が及ぼす影響を学びます。話を聞くうち、どんどん怖くなっている私に追い打ちをかけるように「温暖化の影響で氷が溶け七メートル海面が上がると、加古川市でも海に沈む地域があります」と出された地図はかなり広範囲。ぎゃーっ、わが家も沈むやないか! 危機が身近に感じられ、これは何とかしなければと実感しました。
不要なコンセントを抜く、冷暖房の温度を一度変えるなど、少し工夫するだけで年間の光熱費も二酸化炭素も削減されます。さらに、ものを大切に使うことはもちろん、使い終わったものを修理したり、リサイクルしたりすることでゴミを減らすことも、二酸化炭素の削減につながるそう。その一つのアイデアとして、廃油を使ったキャンドル作りに挑戦しました。アルミカップや割りばしなど、使うものはすべて使用後のものばかり。捨てるつもりのものに再度命を吹き込む作業は、キャンドルに灯(あか)りをともすように、心にも灯りがともったような、温かい気持ちになりました。

「子どもにきれいな地球を残したいんです」
と、やさしく話してくれた参加者の言葉にハッとさせられました。草花や動物 人間、すべての生命にとって心地よい地球、美しい地球を次の世代に残したい。そのためには、まず地球温暖化について正しく知り、自分に何ができるのかを考え、行動を起こす必要があると感じました。主婦の私はまず家庭生活の見直しから。家計にやさしい暮らしは、きっと地球にもやさしいはず。小さな努力でも積み重ねていけば、必ず大きな成果になる――。そして行動する人が一人でも増えれば、きっと温暖化は止められると思います。
取材後、家のコンセントが気になり抜きまくっています。みんなで一緒にがんばりませんか? いつまでも地球の住人であり続けるために。

ここで一句
コツコツと 小さな努力で 守ろう地球

(掲載写真キャプション)

  • 講習のようす。「省エネは、わが家では身近なこと」と話す参加者。私も家族で見習おうと思います。
  • 油処理剤を入れた廃油をカップに流し入れます。香りをつけたり、飾りをつけたりと楽しい作業。うん、いい出来栄え。

2月は「省エネルギー月間」です 省エネは日常生活のちょっとしたことから取り組むことができます。無駄を省いて、省エネ生活をしてみませんか。

グラフ加古川

見よ! これが「火消し」の心意気

1月11日、加古川河川敷で、消防職員、消防団員、防災活動団体など約1,200人が参加し、消防出初め式が行われました。はしご乗りでは消防団員が、腰だけでバランスを取る「背亀(せがめ)」など見事な技を見せ、観客から大きな拍手と歓声がわき起こりました。ほかにも、少年消防クラブによる「火の用心」の呼びかけや消防車両28台による一斉放水など、日ごろの訓練や活動の成果を披露し、防災意識の向上を呼びかけました。

晴れ姿、ちゃんと撮ってね!

成人式が1月12日に市民会館で行われ、約1,600人が出席しました。今回めでたく成人を迎えたのは、昭和63年4月2日から平成元年4月1日生まれの2,947人。「平成生まれ」の人も初めて大人の仲間入りを果たしました。
会場周辺は、華やかな和服や真新しいスーツ姿の新成人たちが、久しぶりの再会を喜び合ったり、記念写真を撮り合ったりと、晴れやかな表情であふれていました。

一筆入魂、うまく書けた?

1月9日、尾上小学校で書き初め会が行われ、全校児童約760人が課題の文字に挑みました。うまく書こうと集中して筆を運ぶ子どもたちの顔つきは真剣そのもの。1、2年生は硬筆、3年生以上は毛筆で、新春にちなんだ文字を書いていました。
市内の小、中学校の恒例行事となっている書き初め会の優秀作品は、1月23日から25日まで総合文化センターで開催された「小、中学生習字展」で展示され、多くの人が力作を見に訪れました。

花とみどりのまちづくりリーダー養成講座

講座生を募集

日岡山公園いくびょう園では、花とみどりのあふれるまちづくりを市民のみなさんと進めていくために、さまざまな講座や催しを実施しています。このたび、日岡山公園など市内の公園や、公共スペースの花壇に花や木を植えたり、それらを管理したりする「花とみどりのまちづくりリーダー」の養成講座の8期生を募集します。花やみどりに関する知識や技術を学びながら、仲間づくりやまちづくりをしてみませんか。

  • 期 間 4月から来年3月の毎月第2土曜日 9時00分から 16時00分
  • ところ 日岡山公園いくびょう園
  • 内容 植物の育成や管理の知識 技術の講習、市民でつくる公共空間の緑化 管理ボランティア活動、収穫物を利用した染色、クラフトなど
  • 対象 市内に住んでいるか勤務している人
  • 定員 40人(申込者多数の場合は抽選)
  • 参加費 無料(別に教材費 保険費など10,000円が必要)
  • 申込方法 3月13日(消印有効)までに、往復ハガキに(1)氏名(2)郵便番号 住所(3)電話 番号とファックスの有無(4)年齢(5)性別(6)応募理由を書いて、郵便番号675-0061 大野1625 市コミュニティ協会「リーダー養成講座」係へ。
  • 問い合わせ先 市コミュニティ協会(電話 426-6553)へ。

次のような内容を学びます

4月 植物の分類 性質、公園見学(日岡山公園)
5月 ガーデニングの手法、種まき
6月 テスト花壇制作(土壌整備、植栽計画)
7月 テスト花壇制作(花壇設計、植栽)
8月 花壇制作(測量、植栽計画)
9月 花壇制作(土壌整備、花壇設計、植栽)
10月 研修旅行(淡路景観園芸学校ほか)
11月 樹木の剪(せん)定 整枝
12月 クリスマス 正月の寄せ植え
1月 植物の冬対策や病害虫対策
2月 日岡山公園リニューアルなど
3月 日岡山公園リニューアルなど
制作した花壇の管理、樹木の剪定なども講座生が行います。

花とみどりの講習会

  • とき 2月27日(金曜日) 13時30分から 15時30分
  • ところ 日岡山公園いくびょう園
  • 内容 バラの剪(せん)定と病害虫防除
  • 定員 30人(先着順)
  • 参加費 500円
  • 持参するもの 筆記用具
  • 申込 問い合わせ先 2月5日から、電話 で市コミュニティ協会(電話 426-6443)へ。

加古川から小野アルプス周辺ウォーキングの参加者を募集

春を見つけに出かけてみませんか

加古川観光協会では、かこがわ検定の実施や観光パンフレットの作成など、さまざまな取り組みで加古川地域の魅力を発信しています。その一環として今回、小野市観光協会と共同で、加古川から小野アルプス周辺を歩くウォーキングイベントを行います。自然豊かなコースを楽しみながら早春の息吹を感じてみませんか。

2月28日(土曜日)
10時00分から 15時30分

  • 集合場所 JR厄神駅  JR小野町駅解散。
  • 定員 200人(先着順)
  • 参加費 200円(保険料を含む)
  • 申込方法 2月20日(必着)までに、往復ハガキに(1)参加者の氏名 ふりがな(2)住所(3)電話 番号(4)「白雲谷温泉ゆぴか」までのバスの送迎の有無(5)返信ハガキにあて名を書いて、郵便番号675-0064 溝之口510-3 加古川駅前立体駐車場ビル2階 加古川観光協会へ。

コース 約12キロメートル

JR厄神駅

みとろフルーツパーク(昼食)

鴨池公園

JR小野町駅

解散後、希望者には「白雲谷温泉ゆぴか」までバスの無料送迎があります(帰りのバスの運行はJR市場駅までとなります)。

見どころ! みとろフルーツパーク

みとろフルーツパークは加古川市北部にある豊かな自然に囲まれた公園です。巨大なガラス温室には、カカオやマンゴー、コーヒーなどの熱帯果樹と観葉植物約3,800本が植えられており、室温は冬でも25度以上に保たれ、年中南国気分が味わえます。ほかにも明石海峡まで見渡せる展望台やバーベキューガーデン、観光農園もあり、家族や仲間と楽しめる施設です。

見どころ! 鴨池公園

小野市の鴨池公園は、播磨中部丘陵県立自然公園の中心にあります。春から秋にかけてはキャンプやハイキング、秋から冬にかけてはシベリア方面から飛来する数千羽のカモやコハクチョウのバードウォッチングを楽しむことができます。また、鴨池一周ハイキングコースや小野アルプス ハイキングコースなどの散策道も整備されており、四季それぞれの自然を楽しむことができます。

問い合わせ先 加古川観光協会(電話 424-2170)

えんぴつ

取材で登った高御位山。山頂からの眺めは、やはり最高でした。イギリスの登山家ジョージ マロリーが「なぜ山に登るのか」という問いに「そこに山があるから」と答えた話は有名ですが、彼のいう「山」は「誰も登頂したことのない最高峰エベレスト」を意訳した言葉だそうで、本当の意味は少し違うようですね。けれど、山には人を引き付ける魅力があり、それはどの山にも当てはまる気もします。広報紙も「そこに広報紙があるから」ではなく、魅力ある、読みたくなるようなものにしていきたいと思います。  (K)

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