2009年1月号(特集 ミニ特集 タウンタウンなど)

更新日:2019年12月23日

平成21年1月号目次

  • 特集 新春座談会
  • ミニ特集 市政10大ニュース
  • ミニ特集 かこがわ未来債
  • タウンタウン グラフ加古川
  • こんにちは「作品を手にとる人の笑顔が見たくて 小原 孝志さん(64歳)」
  • 市民リポーターの「行ってきまーす!」「加古川市体育協会事務局」
  • 情報コーナー  別ページに掲載しています。
  • 第21回加古川カップ綱引大会
  • えんぴつ(編集後記)

特集

新春座談会
主役はみなさん みんなで加古川を盛り上げよう

市内ではさまざまなスポーツやイベントが行われています。これらをより活発で魅力あるものにするためには市民のみなさんと市が一緒に取り組んでいくことが不可欠です。
今回は、スポーツやイベントを通して「わがまち加古川」をさらに盛り上げるにはどうすればよいかを話し合っていただきました(司会は香川広報 行政経営課長)。

下坂 斉司さん
昭和32年生まれ。総合体育館ゼネラルマネジャー。ラグビー元U23日本代表 日本代表候補。神戸製鋼所ラグビー部で8年間選手として活躍、引退後はトレーナーとして選手を支える。現在、総合体育館の運営を行うとともに、スポーツの普及活動に取り組む。

大西 あゆみさん
昭和50年生まれ。加古川市在住。タレント、アナウンサー。平成18年、アナウンサー 司会者の派遣会社を設立し代表を務める。現在、地域密着型のBAN-BANテレビのキャスター、BAN-BANラジオのパーソナリティなどで活躍中。

樽本 市長
昭和15年生まれ。尾上町在住。昭和38年に加古川市役所に奉職後、市民部長、助役などを歴任し、平成14年7月から市長に就任。「一生懸命」を信条に、だれもが住んでよかった、これからも住み続けたいまち加古川づくりを進める。

大西 市議会議長
昭和30年生まれ。別府町在住。平成6年に初当選後、総務常任委員長、文教経済常任委員長、副議長などを歴任し、平成20年7月に第58代市議会議長に就任。市民一人ひとりが主役の安全で安心なまちづくりに力を注ぐ。

スポーツを通じて広がる人の輪 地域の輪

司会 明けましておめでとうございます。昨年は、北京オリンピックで地元選手が活躍したり、地元高校が甲子園に初出場したりするなど、スポーツで加古川市が盛り上がりました。みなさんにとって印象的な出来事はどのようなことでしたか。
大西 加古川北高校の甲子園出場が印象に残っています。というのも、BAN-BANラジオで西兵庫大会の決勝戦の生放送の担当をしたからなんです。私はスタジオで、試合会場にいるリポーターとやりとりをしながら経過を見守っていたので、自分自身もラジオを聴いているみなさんと一緒に応援に参加できたという印象がありました。出場が決まった瞬間は本当にうれしかったです。
議長 私は、議員の有志で甲子園球場まで応援に行ったんですよ。アルプススタンドでみなさんと一緒に声援を送っていたときに感じた一体感は忘れられません。私たちに夢や元気を与えてくれた選手のみなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
下坂 その場所に行って試合を見ることで得られるものは多いと思います。総合体育館では、トップレベルの試合を身近な会場で見てもらおうと、さまざまなジャンルの試合を誘致しています。昨年も、バレーボールやバスケットボールの試合を行いました。一流のプレーを目の前で見られることはもちろん、会場の盛り上がりを体感すると、自分も参加しているという気持ちになります。目を輝かせ身を乗り出して見ている子どもたちもいます。こうした経験が子どもたちの将来の夢や希望につながればいいですね。
市長 私も試合会場へ見に行きました。観客の歓声や応援はすごい迫力ですね。一人でも多くの人に、会場の盛り上がりやレベルの高い技を堪能してもらいたいです。身近なところでスポーツをしたり見たりすることができるきっかけや場を作っていくことは大切だと思っています。
下坂 最近では、健康づくりやレクリエーションとしてスポーツを楽しむ人も増えています。年齢や体力に関係なくできるニュースポーツは、だれもが楽しめるスポーツとして広まりつつありますね。ニュースポーツにはさまざまな種目があって、総合体育館ではカーリングを床の上でするカローリングという種目を楽しむ人が増えてきています。
市長 市では昨年、志方東公園にグラウンドゴルフ場を整備しました。グラウンドゴルフは、体力の差に関係なくできる種目ですので、気軽に参加してスポーツを楽しんでほしいと思います。
大西 スポーツは、健康や趣味につながるだけではなく、仲間づくりにもつながりますね。学生時代のクラブ活動の仲間とは今でも交流がありますし、何より共通の話題で盛り上がることができるのがいいんです。そういう仲間の「輪」を広げるきっかけにもなると思います。
議長 私の地域では、世代間交流の一つとしてペタンクなどのニュースポーツをみんなで楽しんでいます。さまざまな世代の人が交流を深めていて、まさにスポーツを通じて「輪」が広がっていると感じます。

自分たちのまちをもっと知って 見て 感じて

司会 地域には、スポーツ活動のほかにも多くのイベントや行事があります。みなさんに関心をもってもらうにはどうしたらいいでしょう。
大西 まずは地域でどのようなイベントがあるのかを知ってもらうことからかなと思います。BAN-BANテレビでは、昨年四月から「今日の東BAN」という番組をスタートしました。地域の出来事や情報を伝えているので、イベントや行事を知るきっかけの一つになっているように思います。
議長 昨年七月に議長になってから、市内のさまざまな地域のイベントや行事に参加させてもらっています。地域ごとに工夫をされていることが分かりますし、加古川の魅力を再発見することも多いです。
下坂 私は市外から加古川市に通勤していますが、ここに来てから知ったことがたくさんあります。例えば加古川で作られているお米。とてもおいしいですね。田植まつりや菜の花を肥料にして作った米の即売など地域で催している行事を、市外にもPRすれば、まちの魅力の一つになりますし、地元の人は「わがまち」に、より愛着がわくと思います。
大西 食ベ物のイベントは私自身も参加してみたいと思うイベントの一つです。私に限らず多くの人が関心をもっているのではないでしょうか。十一月に開催された「かつめしフェア」は大好評だったそうですね。
議長 学校給食でも地元で作られた米や野菜などが使われています。休耕田や放棄田を活用した安定的な供給で自給率を上げていけば、地産地消を通じた地域の活性化にもつながっていくと思います。
市長 市では、地産地消を進めようと、地元産の農作物に親しんでもらえる機会づくりに力を入れています。「農林漁業祭」は、以前は一日だけの催しでしたが、みなさんにより関心をもってもらうことを目的に、今年度からは三カ月間にわたって行っています。みなさんに催しを楽しんでもらいながら、その趣旨がしっかり伝わるよう考えて内容などを決めています。
大西 たくさんの人に市内の行事を知ってもらって参加してもらうために、イベントの組み立て方やプログラムを工夫することは大切だと思います。
下坂 総合体育館ではたくさんの団体やチームが活動しています。例えば、競技種目に関係なく参加してもらい、活動内容を紹介するようなイベントを行えば、団体同士の交流も深まって盛り上がるでしょうし、興味を持って来てくれる人も増えるかもしれません。たくさんの人が集まって憩える場になるよう工夫していきたいですね。

個性や地域の魅力を生かしながら元気なまち「加古川」を
司会 市では「ひと」「まち」「自然」が調和した「ウェルネス都市 加古川」の実現を目指しています。「ウェルネス」なまちづくりをしていくためには、どのようなことが必要でしょうか。
下坂 スポーツをしたいと思っていても、いざ始めようとすると、なかなか初めの一歩が踏み出しにくいという人もいます。でも、ちょっと散歩してみたり家の周りを軽く走ったりするだけでも、健康のためのスポーツとして十分ですよね。
議長 私自身、健康が第一と考えていて、身近な取り組みとして「歩く」ことが大事だなと思っています。私の地域では、みんなで町内を歩いて防犯パトロールをしています。歩くことで「体の健康」になりますし、犯罪の未然防止という「まちの健康」にもなっています。町内の人と顔見知りになり、そこから会話もはずんで、地域の活性化にもつながっているのではないでしょうか。
下坂 まちのどこでもウオーキングやランニングが気軽にできるような環境を整えていけたらいいですね。そうすれば、生活の一部として自然にスポーツが浸透していき、スポーツが根付いた元気なまちにつながっていくのではないかと思います。
市長 今では、なじみ深いレガッタも、20年前の開催当初はほとんどの人が知らないスポーツでした。川という資源を生かそうと、地域のみなさんと市で一緒に盛り上げていったから、今では地域に根付いた加古川市を代表するスポーツになったと思います。
議長 議会でもチームを作って、毎年市民レガッタや全国市町村交流レガッタに参加しています。私も応援に行っていますが、大会では、何百組ものチームが集まるので、大きな交流の場にもなっていると感じます。全国市町村交流レガッタは来年に加古川市で開催します。市民のみなさんと盛り上げて、元気な加古川市を全国にアピールしたいですね。
大西 イベントや催しはみんなが参加することで盛り上がっていくものです。地元に向けて発信しているテレビやラジオは、「情報の地産地消」と言われています。私たちが情報を地域に発信して、みなさんの情報収集のお手伝いができればと思っています。
下坂 スポーツ施設というのは、競技者の施設というイメージがあるようです。私たちも市民にとって訪れやすい空間となるよう、アイデアを絞って情報発信しますので、気軽な気持ちでリフレッシュしに来てもらいたいと思います。訪れる人が増えれば、施設も活気がでて、周りの地域も活性化していくでしょうし、そういう盛り上がりが市全体に広まれば、スポーツも地域も活力あるまちになると思います。
市長 市では、民間企業の経験やアイデアを生かした施設運営を行うPFI方式や指定管理者制度を導入しています。総合体育館もその一つで、下坂さんは企業やラグビーでの経験を生かし「スポーツメッカづくり」や青少年の健全な育成に取り組んでいて、その結果徐々にまちが盛り上がってきているように感じます。今後も、民間事業者と協力しながら、まちの元気がより一層高まるよう取り組んでいきます。また文化活動にも着目し、心身ともに健康なまちづくりをすすめていきます。
議長 何より市民のみなさんが加古川市民であることに誇りをもって暮らしていけるようなまちであることが大切です。議会としても、地域のみなさんから意見を聞きながら、地域の特色を生かした、みなさんが住み続けたいと思えるまちづくりを提案していきます。
大西 仕事が終わって加古川に帰ってくると、いつもほっとするんです。そんな気持ちや、楽しんだり、喜んだり、笑ったりする気持ちは、一人ひとりの心の健康につながっているのではないでしょうか。地域のみなさんが加古川にいることでそういう気持ちになることが、まちの健康につながっていくと思います。
市長 地域にはさまざまな魅力や活動の場があります。市民のみなさん一人ひとりが、個性を生かしながら活動の範囲や輪を広げ、わがまちを盛り上げていってほしいと思います。「まち」という舞台の主役は、みなさんです。元気なまち加古川を一緒につくっていきましょう。

(掲載写真キャプション)

  • 昨年11月に総合体育館で開催されたV プレミアリーグ女子バレーボール加古川大会。約2,000人の観客が選手のみなさんに声援を送りました。
  • 「今日の東BAN」の番組内容を確認するBAN-BANテレビのスタッフ。地域に密着した最新情報を視聴者に届けています。
  • 市内のホテルで催された農林漁業祭イベント「旬の味覚ランチフェア」。水菜や大根など加古川産の食材を使ったメニューで人気を集めました。
  • 加古川の夏の風物詩「加古川市民レガッタ」。毎年200組以上の参加があり家族連れやグループでにぎわっています。
  • 加古川ツーデーマーチや加古川マラソン大会のコースになっている加古川河川敷。気軽にウオーキングやランニングができるスポットの一つです。

ミニ特集

平成20年 加古川市政10大ニュース

昨年はみなさんにとって、どのような1年でしたか?市でもさまざまなことに取り組みました。このページでは、その中から選んだ「市政10大ニュース」を紹介します。

JR加古川駅南広場 東加古川駅南広場が完成(2月、3月)

整備の進められてきたJR加古川駅南広場が2月に完成しました。新しい広場には、加古川の流れをイメージしたデザインを採り入れ、ゆったりと行き来できる広い歩道やひと休みすることができるベンチなどを配置しました。また、公共交通と一般車両のロータリーを分けるなど、混雑しがちだった車の流れをスムーズにする設計になっています。
3月にはJR東加古川駅南広場もオープン。どちらの広場も加古川の都心と副都心の顔にふさわしい、安全でだれもが使いやすいものとなっています。

子育て支援策を充実

市内の全小学校に児童クラブを設置したり、公立保育園の土曜日の保育時間を 16時30分まで延長したりして、仕事を持つ親の子育て支援を充実しました。また、妊婦健康診査費の助成回数を増やすなど、安心して子どもを産み、育てることができるまちづくりを進めています。

総合防災マップを作成し、市内全戸に配布(3月)

市では、災害発生時の被害予測や避難情報などを地図にまとめた総合防災マップを3月に作成し、市内の全戸に配布しました。この地図には、万一に備えてもらえるよう、加古川などの河川がはんらんした場合の浸水予想図、土砂災害の恐れがある区域、避難場所や避難時の心得などを掲載しています。

校種間連携「ユニット12」がスタート(4月)

各中学校区内の保育園、幼稚園、小学校、中学校が互いに連携し、子どもたちの連続した発達を支援していくための取り組み、校種間連携「ユニット12」が始まりました。現在、家庭や地域とも連携を図りながら、幼稚園 小学校の合同授業や小学生による中学校の部活動見学など、さまざまな取り組みが進められています。

志方東公園にグラウンドゴルフ場がオープン(6月)

志方東公園内にグラウンドゴルフ場が6月にオープンしました。年齢に関係なくだれもが気軽に取り組むことができるスポーツとして、グラウンドゴルフは近年、人気が高まっています。志方東公園のグラウンドゴルフ場は、芝コース、真砂土コースとも各8ホールを備えた本格的な専用コースで、多くの人がプレーを楽しんでいます。

ブラジル移民100周年を記念してマリンガ市に日本庭園を寄贈(6月)

ブラジル移民100周年を記念し、マリンガ市が建設を進めている日本庭園内に、友好の証しとして約百平方 の庭園「加古の庭」を寄贈しました。マリンガ市とは昭和48年に姉妹都市提携を結び、以来、文化 教育などの交流を通じて友好を深めています。

「活き生き」かこがわ農援隊を設立(10月)

地域の農業活性化を目指して兵庫南農業協同組合と市で設立した、株式会社ふぁーみんサポート東はりまでは、農作業をお手伝いするボランティア「活き生き」かこがわ農援隊を創設しました。ボランティア登録者が営農組合の農作業を手伝うことにより、農業への理解の促進、農業の担い手不足の解消などを図ります。

市民病院に中央診療棟がオープン(11月)

市民病院に放射線 手術 救急部門を備えた中央診療棟が11月に完成しました。「がん」の最新の診断 治療機器を導入するとともに、手術室を増やして手術待ち期間の短縮を図っています。また、ICU(集中治療室)やHCU(高度治療室)を新設するほか、救急専用の受け入れ 診察エリアを設けるなど、地域の中核病院としての機能を強化しています。

乾絵美さんが加古川市スポーツ特別賞、井上慶太さんが加古川市文化賞を受賞(11月、12月)

市では、加古川市出身で北京オリンピックソフトボール競技に出場し金メダルを獲得した乾絵美さんの活躍をたたえ、11月21日に加古川市スポーツ特別賞を授与しました。12月14日には、将棋界で全国的に活躍するとともに、市民への将棋普及活動を続けている井上慶太八段に対して、その功績をたたえて加古川市文化賞を贈りました。
ほかにも、北京オリンピック出場の早狩実紀さんやボクシング世界チャンピオンとなった西岡利晃さん、市内の高校として初の甲子園出場を果たした加古川北高校野球部など、市にゆかりのあるみなさんの活躍が目立った一年でした。

AEDを市内の公共施設144カ所に設置

電気ショックによって心臓のけいれんを取り除き、正常な動きを取り戻すための機器であるAED(自動体外式除細動器)を、各市民センター 公民館など、市内の144施設に設置しました。あわせて、設置施設の職員を対象とした講習会を開催し、いざというときに迅速に対応できるよう備えています。

ミニ特集

みんなでつくろう!加古川の未来
かこがわ未来債

市では、市民のみなさんに市政に参画していただく機会のひとつとして、住民参加型市場公募債「かこがわ未来債」を3月に発行します。お預かりした資金は、子どもたちや多くの人が利用する身近な施設の整備などに活用します。
あなたも加古川の未来づくりに参加しませんか。

住民参加型市場公募債とは

市が行う公共施設の建設などには一時的に多額のお金がかかるため、市では借金である市債を発行して資金を調達しています。住民参加型市場公募債は、販売地域を限定し使いみちを明らかにして地域のみなさんから資金を調達するものです。運営する自治体は、償還期間や利率などを自由に設定できるので、市民のみなさんにとって魅力的な条件で発行できます。また市債を購入することで多くの市民に市政に関心を持ってもらうとともに、まちづくりに参画してもらうことができます。

「かこがわ未来債」の特徴

  • 市が発行する安心な債券です。
  • 定期預金などに比べ利率が高く、ペイオフの心配もないので、安全で有利な資金運用方法といえます。
  • 集まった資金は、救急車両やごみ搬送車の購入、川西小学校の校舎整備、野口小学校の耐震補強、つつじ療育園や尾上公民館の建設に充てられます。
  • 証券を発行せず、取扱金融機関が売買などの記録をコンピュータ上の振替口座で管理する「振替債」なので、証券の紛失や盗難の心配がなく、管理も簡単です。

「かこがわ未来債」の概要

  • 発行総額 3億50,000,000円
  • 発行日 平成21年3月30日
  • 発行価格 額面100円につき100円
  • 利率 年0.90パーセント(固定金利)
  • 利払日 毎年9月30日と3月30日の年2回
  • 利子に対する課税 利子所得として20パーセントが課税されます。ただし、身体障害者手帳を持っている人、障害者年金を受給中の人、遺族基礎年金を受給中の人などは、非課税貯蓄制度(マル優制度)により利子課税が免除されます。
  • 償還期間 5年満期一括償還
  • 償還日 平成26年3月30日
  • 中途換金 5年間保有が原則ですが、万一、満期日(償還日)前に換金が必要になった場合は、市が買い取ります。ただし、発行日から1年以内の換金には利子がつきません。1年を経過してからの換金は2回分の利子相当額を控除しての支払いとなります。なお、利払日や償還日の直前には換金できないことがあります。また、金融機関により手数料がかかる場合があります。
  • 証券管理用口座の開設 口座の開設には口座管理手数料(月額105円程度)がかかります。手数料の金額は金融機関により異なりますので、くわしくは各金融機関にお問い合わせください。

「かこがわ未来債」の購入

購入できる人
次の条件を満たす人です。
1.市内に住んでいる20歳以上の人か市内に営業拠点などのある法人 団体
2.かこがわ未来債取扱金融機関に証券管理用口座を開設できる人

購入可能額
1個人(1法人 団体)あたり50万円 100万円 200万円のいずれかを選択してください。

元利金の受け取り
元利金は、利払日 償還日に証券管理用口座開設時に指定した預金口座へ振り込みます。

申込方法
1月6日から23日(消印有効)に「かこがわ未来債購入申込書」を封筒に入れて、郵便番号675の8501 市役所財政課へ郵送してください。  必ず「かこがわ未来債購入申込書」で申し込んでください(コピーも可)。申込書は、市役所案内、各市民センター 公民館にもあります。
次の場合は申し込みが無効となります。
1.購入できる人の要件を満たしていない場合
2.「かこがわ未来債購入申込書」以外で申し込んだ場合
3.申込書に記入もれや誤りがある場合
4.1人で複数口申し込んだ場合
5.1枚の申込書で複数人申し込んだ場合
6.その他不正などがあった場合

かこがわ未来債のこれまでの発行額と使いみち

市では、これまで4年間で13億50,000,000円の債券を発行し、のべ1,048人のみなさんに協力いただきながら、さまざまな事業を行いました。

  • 発行年度 平成16年度
  • 発行額 3億円
  • 購入者数 300人
  • 使いみち 尾上 陵北 平岡南小学校の大規模改造工事、JR加古川駅南広場の整備

 

  • 発行年度 平成17年度
  • 発行額 3億5,000万円
  • 購入者数 278人
  • 使いみち 加古川駅北線の電線類の地中化、消防 救急車両の購入、志方 中部中学校の大規模改造工事、別府公民館の建設

 

  • 発行年度 平成18年度
  • 発行額 3億5,000万円
  • 購入者数 238人
  • 使いみち 消防 救急車両や養護学校スクールバスの購入、非常事態周知用サイレンの設置、JR東加古川駅周辺の整備、平岡中学校の大規模改造工事、鳩里小学校の校舎整備

 

  • 発行年度 平成19年度
  • 発行額 3億5,000万円
  • 購入者数 232人
  • 使いみち 消防庁舎の建設、消防車両や養護学校スクールバスの購入、川西小学校校舎の整備、JR加古川駅南広場の整備

抽選日時と会場
申込者が多く、申込総額が発行総額を超える場合には、2月3日(火曜日) 14時00分から市役所新館7階173会議室で公開抽選を行います。見学を希望する人は直接お越しください。抽選会の有無は、市ホームページでお知らせします。

抽選結果のお知らせ
2月6日(金曜日)に当選者に手続き案内を郵送します。落選者への通知は行いません。通知を希望する場合は、あて名を書いたハガキを申込者1人につき1枚、申込書に同封してください。  電話 やファックス、Eメールによる問い合わせには一切応じられません。

当選者の購入手続き
2月9日から27日に、当選者本人があらかじめ指定した金融機関で手続きをしてください。  金融機関の窓口では、金融商品取引法に基づき商品の説明と購入意向確認を行うため、手続きに時間がかかります。また、手続きの結果によっては購入できない場合があります。

平成20年度かこがわ未来債取扱金融機関
三井住友銀行(加古川支店、東加古川支店) みなと銀行(加古川支店、東加古川支店、宝殿支店、土山支店、高砂支店、稲美支店、志方支店) 但陽信用金庫(市内各支店、高砂支店、高砂中央支店、高砂西支店、稲美支店、本荘支店) 播州信用金庫(市内各支店、土山支店、宝殿支店、高砂支店、伊保支店、稲美支店)

問い合わせ先 市役所財政課(電話 427-9117)  市ホームページにもくわしい内容を掲載しています。

タウンタウン

グラフ加古川
次の一手は、ここかなあ?

地元にゆかりのある井上慶太八段、神吉宏充六段、稲葉陽四段、村田智穂女流初段を招き、11月22日にニッケパークタウンで開催された「加古川将棋まつり」。会場では、駒の動かし方などのルール解説や、将棋クイズ、詰め将棋など、さまざまな催しが行われました。自由対局コーナーでは、厳しい一手に頭を抱える人も。子どもから大人まで多くの人が将棋の魅力にふれた1日でした。

とれたての魚買うていってやー!

12月7日、「歳末 市場まつり」が公設地方卸売市場で行われました。市場を知ってもらうとともに、地産池消を進めようと始まったこの催しは、今回で7回目。新鮮な海産物や野菜などの即売のほか、マグロの解体ショー、大根や白菜など地元産の野菜をたっぷり使った「かこがわ市場なべ」の実演販売などもありました。場内は、威勢のよい掛け声で熱気にあふれ、多くの来場者でにぎわいました。

エコらむ その10

「エコらむ」は、環境(エコ)に対する市の取り組みや提案などを紹介するコラムです。

日常生活で毎日必ず出てくる生ごみ。今回は、この生ごみを家庭で簡単に処理できる「電動式生ごみ処理機」の購入補助制度を紹介します。

電動式生ごみ処理機を使うと生ごみを簡単に減量化できます

電動式生ごみ処理機とは、生ごみを電気の熱や微生物によって分解する機器で、生ごみを約半分から7分の1にまで減量化できます。処理された生ごみは、堆肥として家庭菜園などで利用できます。また、ごみ出しの量や回数が減るというメリットもあります。
市では、電動式生ごみ処理機を購入するみなさんに対し、購入費用の一部を補助しています。この補助制度を利用できるのは、市内に3カ月以上住んでいて市税を滞納していない人で、過去5年以内にこの制度を利用していない人です。電動式生ごみ処理機で、環境にやさしい生活を始めてみませんか。
補助を受けることができる電動式生ごみ処理機は、市内の販売店で6カ月以内に購入したものに限ります。対象となる機器の種類などくわしくは、市環境第1課(電話 426-1561)へお問合せください。

次回は、4月号で「ISO14001認証更新と環境出前講座」について掲載します。

こんにちは

作品を手にとる人の笑顔が見たくて
丹波の森ウッドクラフト展(木のおもちゃ大賞展)で新人賞を受賞した

小原 孝志(おはら たかし)さん (64歳)
加古川町在住

「六十歳を過ぎてからもらった「新人賞」。これから新たなスタートですね」と話すのは、小原孝志さん。小原さんは、昨年の丹波の森ウッドクラフト展で新人賞を受賞した木工作家だ。おもちゃや雑貨、家具など、小原さんの作品は、どれも木目や色合いといった木そのものの美しさが生かされている。
幼いころから、ものを作ることが大好きだった小原さんが木工を始めたのは四年前のことだ。「孫が着ていたTシャツにショベルカーの絵がプリントされていて、「じーじ、こんなんつくって!」と頼まれたのがきっかけでした。せっかく作るなら実際に乗って遊べるものをと思い、木で作り始めたんです」。寸法やバランスを確認するため段ボールや発泡スチロールで模型を作るなど綿密な工程を経て、二カ月かけて完成させた。「孫の誕生日にプレゼントしたら、孫や家族がとても喜んでくれてね。ほかにも作ってみようと意欲がわいてきたんですよ」と話す。
その後もおもちゃや家具などを制作していき、一年後にはコンテストにも挑戦するようになった小原さん。三度目の出品となる昨年のコンテストで見事、新人賞を受賞した。受賞作品の「転上コマ」は、緩やかな坂になっているレールの低い側にコマを置くと、高い側に向かって転がっていく不思議な作品だ。「動くおもちゃの「からくり」を木工でどう形にするのかを考え、作り上げていく過程が面白いんです。レールの角度やコマの円すいの角度、重さなどの微妙な調整が必要だったこの作品では、レールだけで数パターン、コマは数十個の試作品を作りました」。
制作が本格的になるにつれて、それまで制作をしていた自宅の納屋では狭くなり、空き家だった実家に一年前から工房を移した小原さん。工房名は「木工房 てんとう虫」。「作品に押す焼印を名前の「小」という字で作っていたところ、家族に、てんとう虫みたいに見えるよと言われたんです。それで、そのままてんとう虫の焼印にして、工房名にもしたんですよ」と笑う。家族の言葉は創作意欲をかき立てるとともに、作品づくりのテーマを与えてくれることもあるそうだ。
「木工という自分が全力で打ち込める世界にようやく巡り合うことができたんです」と話す小原さん。創作意欲は日ごとに増しており、次のコンテストに出品する作品の構想も練り始めている。「自分が作ったもので喜んでくれる人がいる。そのことに自分自身の喜びとやりがいを感じているんです。木のぬくもりが感じられる作品を、これからもどんどん作っていきたいですね」と笑顔で話してくれた。

(掲載写真キャプション)

  • 新人賞受賞作品「転上コマ」。子ガメを背に乗せたカメの形のコマが、左端から緩やかな上り坂を転がっていく。下り坂ではカメの親子が一回転!
  • コースターや鍋敷きなどの雑貨も作っている。作品には、てんとう虫の焼印が押されている。

市民リポーター阿部英美の行ってきまーす!

心を結ぶ一本の綱

毎年恒例の「加古川カップ綱引大会」。スポーツ好きの私は、参加してみたいと気になりつつ、今一歩踏み出せずにいます。そこで、綱引大会についてくわしく知り、今年こそは! と、

加古川市体育協会事務局に行ってきまーす。
「加古川カップ綱引大会は、体育協会が、学校や家庭、地域のみんなで取り組める市民スポーツの普及のために何かできないかと考えたのが始まりです」と教えてくれたのは担当の久保田係長。平成元年のスタート以来、毎年多くのチームが参加しているそうで、昨年の第二十回記念大会では、七十二チームが熱い戦いを繰り広げたとか。本格派チームだけでなく、思い出作りのために小学生チームが参加したり、仲間と楽しもうと職場のメンバーで参加したりと、気軽に挑戦する人も多いそうです。「初心者でも気軽にできるスポーツなんですよ」の言葉に期待が膨らむ私。「一度やってみますか?」のお誘いに「待ってましたー」とさっそくメンバーを集め、

綱引きに挑戦することに!
指導してくれたのは、加古川小学校で活動している鹿児スポーツクラブのみなさん。体験当日は、十人ほどのメンバーが集まっていました。「まずは見本を」と綱を引き始めたみなさんのフォームのきれいなこと! 足がピンと伸び頭の先まで一直線です。それにしても、あんなに斜めに倒れて大丈夫なの? 驚きと感心で口が開きっ放しの私たちに「さぁやってみよか」と声が掛かり、いざ挑戦。まずは、滑らないように靴の裏の汚れを落とします。そして、綱の持ち方や、体の倒し方などについて教わり、実際に綱を引いてみることに。きれいなフォームを目指し、足を少しずつ前に出し体を傾けていきますが、後ろに倒れそうで怖くて、なかなかうまくいきません。そのとき、一人がバランスを崩して倒れそうに!「あっ、あかん」と思う間もなく、一気に引かれて終了 。「チームごとに作戦もあるし、体重の差だけじゃなく、チームの呼吸によっても勝敗が変わるのが面白い」の言葉も納得です。チーム全員の息が合って初めて大きな力になる――。何度も引くうちに、その奥の深さに魅せられ、仲間とともに時間を忘れて熱中していました。

心を一つにし一本の綱を引くことで、
仲間と力を合わせる喜びを感じた今回の体験。綱を握り締め、綱に体を預け意識を集中していると、体は力いっぱい綱を引いているのに、心はとても静かで、時が止まったような落ち着いた気持ちになりました。あの不思議な静寂と、仲間と力を合わせ、やり切った達成感は、やってみたものにしか分からない感覚だと思います。
二月には、第二十一回大会が開催されるとか。「楽しんで気軽に参加してくれたら」と話すみなさんは、「大会が今から楽しみ」と笑顔です。互いの心を通わせるにはピッタリのスポーツです。ぜひ一度、仲間や家族と参加してみませんか。

ここで一句
「気」を合わせ 綱を引き合い 育てる「絆」

(掲載写真キャプション)

  • 綱の握り方など、丁寧に教えてもらい技術は完ぺき? 後は気持ちを合わせるだけやね。
  • 体験前は「オーエス」で引き合うと信じていた素人集団。でも、フォームも良くなって息もピッタリ! 楽しかったー。2月の出場ありかもよー。

2月22日(日曜日)に開催される、加古川カップ綱引大会の参加者を募集しています。くわしくは、28ページをご覧ください。

第21回 加古川カップ綱引大会

手に綱握る熱い戦い!

毎年、本格派チームから、小学生やご近所の仲良しグループまで、さまざまなチームが参加して熱戦が繰り広げられます。
あなたも仲間や家族と一緒に参加してみませんか。初心者チームも大歓迎です。

参加者募集

とき 2月22日(日曜日) 8時45分から
ところ 総合体育館

  • 部門 男子チャンピオンの部(600キログラム以下)
  • チーム編成 8から12人
  • 参加費 3,000円/1チーム

 

  • 部門 男子一般の部
  • チーム編成 8から12人
  • 参加費 3,000円/1チーム

 

  • 部門 女子一般の部
  • チーム編成 8から12人
  • 参加費 3,000円/1チーム

 

  • 部門 男女混合の部(男4人 女4人)
  • チーム編成 8から12人  女子4人以上でも可。
  • 参加費 3,000円/1チーム

 

  • 部門 小学生の部(男女混合可)
  • チーム編成 8から15人まで
  • 参加費 100円/1人

 

  • 部門 一般チャレンジの部(初心者対象)
  • チーム編成 4から6人(男2人 女2人)  女子2人以上でも可。
  • 参加費 2,000円/1チーム

 

  • 部門 親子ペアの部(初心者対象)
  • チーム編成 小学生とその保護者
  • 参加費 500円/1チーム

 

一般チャレンジの部は4人引き、親子ペアの部は2人引き、そのほかの部門は8人引きです。
申込方法 1月23日(必着)までに、申込用紙に必要事項を書き、参加費を添えて市体育協会事務局へ。
申込用紙は、市役所案内、各市民センター 公民館、スポーツセンター、総合体育館などにあります。

  • 問い合わせ先  市体育協会事務局(市教育委員会生涯学習 スポーツ振興課内 電話 427-9292)

えんぴつ

夢の実現や感動を求めてスポーツ イベントに励み、臨場感や躍動感を感じ取る中で、共感と感動を得る。そんな魅力に包まれているというのが、多くの人に共通するスポーツやイベントへの印象ではないでしょうか。
加古川まつりやツーデーマーチなどのイベントは、わがまちの伝統になろうとしています。また、レガッタも広く市民のみなさんに知られる種目に育っています。加古川市は、本当に素敵な都市になっている――。あらためて、そう感じることができた、新春座談会でした。(香)

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