2008年4月号(特集・ミニ特集・タウンタウンなど)

更新日:2019年12月23日

特集一人ひとりが安全で安心して暮らせるまちづくり平成20年度予算

 市では、みなさんが納めた税金などを使って、さまざまな事業を行っています。それらの事業を効率よく計画的に行うため、一年間にどのくらいお金が入ってくるか見積もり、何にどのように使うか決めています。これを予算といいます。
 今月の特集では、平成二十年度予算の内容を紹介します。

 


予算総額は1,561億8,510万円

 市の予算は、一般会計、特別会計、企業会計の三つの会計に分かれています。一般会計は、道路や学校の整備、福祉や教育の充実など、市の基本的な事業を行うものです。特別会計は、国民健康保険の保険料や下水道の使用料など特定の収入で特定の事業を行うものです。今年度より、七十五歳以上の人を対象とした後期高齢者医療制度の会計が加わり十四会計となりました。企業会計は、民間企業と同じような会計処理を行うもので、水道事業と病院事業の二つがあります。これらをすべて合わせた平成二十年度の予算は、千五百六十一億八千五百十万円。前年度と比べて約三十一億円減っています。

 


市税収入、地方交付税が減っています

 一般会計の予算では、歳入の多くを占める市税収入が、前年度に比べて七億七千九十万円減る見込みです。さらに地方交付税も四億五千万円減るなど、歳入の確保は非常に厳しい状況です。
 一方、歳出では、後期高齢者医療制度の開始や公立保育園の保育時間の延長、つつじ療育園の移転整備などにより民生費が十一億九千二百八十五万円増額するなど、福祉や教育などの削ることのできない経費が占める割合は依然として高く、厳しい財政状況が続いています。

 


引き続き行財政改革に取り組み効率的な行政運営を進めます

 こうした状況の中、市では、引き続き行財政改革を進め、限られた財源を有効に使い、だれもが住んでよかった、これからも住み続けたいと実感できるまちづくりを進めていきます。その中で今年度は、安全で安心して暮らせるまちづくりにさらに力を入れます。今年度新たに取り組む事業や、内容をさらに充実した事業について、くわしくは四・五ページをご覧ください。

 


一般会計 729億 6,000万円(2.0パーセント減)

( )内は昨年度と比較した増減率


歳入

市税 53.0パーセント(2.0パーセント減)

386億8,010万円
(市民税や固定資産税など)
法人市民税11.7億円減、個人市民税0.8億円増、固定資産税3.6億円増。


国庫・県支出金 13.7パーセント(1.9パーセント減)

99億9,533万円
(特定の事業の財源の一部として国や県から支出されるお金)
老人保健制度改正に伴う老人保健事業負担金などが減、後期高齢者医療制度の創設に伴う負担金などが増。


市債 7.1パーセント(9.3パーセント減)

51億4,660万円
(道路や学校などを整備するために借り入れるお金)
JR加古川駅・東加古川駅周辺整備が進展したことにより13.1億円減、つつじ療育園の建て替え・移転により6.7億円増。


繰入金 6.2パーセント(23.9パーセント増)

44億9,566万円
(基金を取り崩すもの)
職員退職手当基金の繰り入れで10億円増。


諸収入 5.6パーセント(8.1パーセント増)

40億8,650万円


地方交付税 4.9パーセント(11.1パーセント減)

36億円
(自治体間の財政的な不均衡を調整するため、国から支出されるお金)


その他 9.5パーセント

69億5,581万円
(使用料・手数料、分担金・負担金、財産収入などのお金)

 

 

歳出

民生費 29.7パーセント(5.8パーセント増)

216億5,773万円
(高齢者や障害者、児童福祉など)
つつじ療育園の建て替え・移転により8.3億円増。


総務費 15.7パーセント(17.4パーセント増)

114億8,078万円
(財産管理や企画・税務事務など)
団塊の世代の職員の大量退職により人件費7.8億円増、総合体育館の運営にかかる費用が教育費から移ったことにより4.4億円増。


土木費 14.1パーセント(22.4パーセント減)

102億6,983万円
(道路や公園の整備など)
JR加古川駅・東加古川駅周辺整備が進展したことにより22.1億円減。


公債費 12.1パーセント(3.1パーセント増)

87億9,586万円
(市債などの借入金の返済)


衛生費 8.8パーセント(13.7パーセント減)

64億3,550万円
(ごみ・し尿処理や予防接種など)
健康診査の実施主体が市から各医療保険者へ移ることにより4.6億円減。


教育費 8.6パーセント(6.5パーセント減)

62億4,909万円
(学校や公民館の整備など)
総合体育館の運営にかかる費用が総務費へ移り4.4億円減。


消防費 4.6パーセント(7.9パーセント減)

33億6,531万円
(消火・救急活動など)
中央消防署北分署が完成したことにより3.1億円減。


その他 6.4パーセント

47億590万円
(労働費、商工費、農林水産業費、議会費、予備費)

 

 

特別会計 597億4,827万円(8.8パーセント減)

  • 国民健康保険事業…250億6,520万円
  • 老人保健事業…19億969万円
  • 介護保険事業…126億5,867万円
  • 生活安全共済事業…6,993万円
  • 公設地方卸売市場事業…1億2,523万円
  • 公共下水道事業…163億1,837万円
  • 公園墓地造成事業…3億6,083万円
  • 夜間急病医療事業…3億791万円
  • 緊急通報システム事業…1,735万円
  • 駐車場事業…1億3,642万円
  • 歯科保健センター事業…7,823万円
  • 農業集落排水事業…5億3,914万円
  • 後期高齢者医療事業(新規)…19億8,800万円
  • 財産区…1億7,330万円

 

 

企業会計 234億7,683万円(21.3パーセント増)

  • 水道事業…88億4,235万円
  • 病院事業…146億3,448万円

 

 

平成20年度の主な事業

  • JR加古川駅北地区の土地区画整理…6億1,465万円
  • JR宝殿駅のバリアフリー化…7,597万円
  • 防犯灯の増設…5,253万円
  • 加古川中部幹線の整備…8億2,685万円
  • 中津水足線の道路改良…5億7,016万円
  • 危険な踏切の改良に向けた工事・設計…2,200万円
  • 公立保育園の保育時間の延長…4,411万円
  • つつじ療育園の建て替え・移転…8億5,010万円
  • 大気環境に関する健康調査の実施…300万円
  • 妊婦健康診査費の助成…4,514万円
  • 緊急地震速報システムの増設…394万円
  • 消防団の初期救助活動用の資機材の整備…563万円
  • 尾上公民館(仮称)の建設…3億1,213万円
  • 校種間連携ユニット12の実施…150万円
  • 川西小学校校舎の改築…3億7,239万円
  • 西条古墳群を史跡公園として整備…2,600万円
  • 新井用水路の補修…1,575万円
  • みとろフルーツパークの整備・改良…1,800万円
  • 国民健康保険の特定健診・特定保健指導の実施(特別会計)…2億291万円
  • 神野雨水ポンプ場の改築(特別会計)…1億5,000万円
  • 後期高齢者医療制度の創設(特別会計)…19億8,800万円

 

 

 

みなさんの暮らしに密着した事業を進めます

 平成20年度は、安全・安心を確保していく事業を重点的に進め、さらには子育てや健康増進の支援など、だれもが住みやすいと実感できるまちづくりを目指します。 このページでは、今年度新たに取り組む事業や、内容をさらに充実した事業を中心に紹介します。

 


安全な暮らしを守るまちづくり

全市民センターに「安全巡視員」を配置

 周辺の学校や通学路などをパトロールする安全巡視員を、市内9カ所の市民センターすべてに配置し、地元のみなさんと連携しながらまちの安全を守ります。

 


防犯灯の増設

 夜間の街路の暗がりをなくすため、各町内会からの希望により、昨年度から設置を進めている防犯灯千410基のうち、今年度は残る659基すべてを設置します。

 


AED(自動体外式除細動器)の増設

 現在、市内の小・中学校を中心に56施設に設置しているAED。今年度はさらに、各市民センター・公民館などの公共施設86施設に設置し、万一事故が起こったときに迅速で的確な救命処置ができるよう備えを強化します。

 

加古川西リトルリーグ
菅原 途次(みちじ)監督
松井 綾子さん

 先日、防災センターでコーチや保護者役員のみなさんとともに救急救命の講習を受け、AEDの使い方を学びました。コンパクトな機械で、電源を入れると機械が音声で何をするか指示してくれるので、初めての私たちでも簡単に使い方を覚えられましたよ。心肺蘇生は一刻を争うので、たくさんの施設にAEDがあれば安心ですね。

 

 

緊急地震速報システムの増設

 地震の強い揺れが始まる前に地震の発生を知らせる「緊急地震速報システム」を、昨年度の学校園などへの整備に引き続き、総合文化センターやウェルネスパークなど、たくさんの人が集まる公共施設に設置していきます。

平岡町 
朝倉 啓(ひろむ)さん

 絵画展などの催しに行ったり図書館で本を借りたりと、総合文化センターや中央図書館をよく利用します。外出先で地震が起こったら…と思うと怖いですが、緊急地震速報システムが付いて、地震の揺れが、ほんの数秒前にでも分かれば、近くにある机の下に入るなど、安全な場所に避難できるので心強いですね。

 

 

危険な踏切の安全整備

 接続道路に歩道があり、踏切内に歩道がない・歩道が狭いといった踏切に、歩道を設置するなど、歩行者や自転車の通行の安全を確保します。

 

 

子どもたちが安全で健やかに育つまちづくり

シニア世代による子育て支援リーダーを養成

 主に団塊の世代を対象にした「子育て大学(仮称)」を東加古川子育てプラザで開講します。講座では、現代の子育て事情や、子育て中の親子が楽しめるわらべ歌やおもちゃづくりなどの知識を習得し、子育て中の親子を支援するボランティアリーダーを養成します。

 

 

働く親の子育て支援の充実

 公立保育園の土曜日の保育時間を「午後零時30分まで」から「午後4時30分まで」に延長するなど、保育サービスを充実します。また、志方東小学校と志方西小学校に新たに児童クラブを設置します。これで、市内の全小学校での児童クラブ設置となります。さらに、児童が多い鳩里小学校地区には児童クラブを増設します。

加古川町 
南 志保さん、真衣ちゃん、太陽くん

 鳩里保育園に子どもを預けて働きに行っています。土曜日も仕事をしているので、夕方まで子どもを預かってもらえるようになるのは、とても助かります。小学校では児童クラブも充実しているので、今後も安心して仕事をしながら子育てができますね。

 

 

妊婦健康診査費の助成の拡大

 妊婦の経済的な負担を減らし、安心して出産を迎えられるよう、医療機関や助産所で受診する妊婦健康診査費の助成内容を見直します。これまでは、妊娠中に1回に限り1万5千円までだった助成を、1回当たり4千円を限度に5回までの助成に拡大します。くわしくは26ページをご覧ください。

 

 

健康で快適な生活を守るまちづくり

病気の予防・健康づくりの支援

 心臓病や脳卒中など命にかかわる生活習慣病の発症や重症化を未然に防ぐため、その要因となるメタボリックシンドロームを早期に発見し生活習慣の改善指導をする、特定健康診査・特定保健指導を行います。市では、国民健康保険の加入者を対象に実施します。

 


地域医療の充実

 市民病院に今年の秋、新たに手術棟(仮称)がオープンします。年々増える救急搬送や手術件数に対応した、ICU(集中治療室)や手術室を設置します。さらに、がんの診断・治療の充実のため、最新の放射線機器を導入します。また、みなさんに安心して医療サービスを受けてもらえるよう、地域の医療機関と連携・協力を深めていきます。

 

 

ほかにもこのような事業に取り組みます

  • 昨年度に続き、予算をかけずに職員の知恵や能力を活用する「ゼロ予算事業」を今年度は44事業展開し、市民サービスの向上に取り組みます。
  • 尾上公民館(仮称)を新設します(平成21年4月開設予定)。
  • 肢体不自由児の療育や発達障害児の診療・リハビリなどの充実を図るため、つつじ療育園を建て替え・移転します(平成21年4月開設予定)。
  • JR宝殿駅にエレベーターや多機能トイレを設置し、バリアフリー化します。
  • 中学校区エリアを一つの単位とし、エリア内の各学校園・保護者・地域が連携して子どもたちの育成を支援する「校種間連携ユニット12事業」を実施します。
  • みとろフルーツパークに芝すべり場やハーブの花壇を整備し、子どもたちが自然と触れ合える場にします。

 


財政課 名生課長コメント
 今後の経済動向の見通しが不透明な中、地方を取り巻く財政状況は、国の「三位一体の改革」による影響などにより、非常に厳しいものとなっています。加古川市でも、平成二十年度予算では、市税収入や地方交付税が減る見込みとなっており、厳しい予算編成となりました。このような状況の中、市では「安全で安心して暮らせるまちづくり」を最優先課題とし、予算を重点的に配分しました。
 これからも、引き続き行財政改革に取り組むなど、一層効率的な行財政運営を行い、みなさんとともにまちづくりを進めていきますので、ご協力をお願いします。


 予算のくわしい内容は、市役所行政資料室で予算書を閲覧いただくか、市役所財政課(電話427-9116)へお問い合わせください。

 

 

公民館であなたの世界を広げてみませんか、春季講座生を募集

 市内の公民館では、だれもが気軽に参加できる講座や教室を開いています。現在、春に開講する講座の受講生を募集しています。新しい仲間と楽しいひとときを過ごしてみませんか。


大人向けの教室

受講料には材料費などを含む。

 

料理講座

加古川公民館

【講座名】家庭料理教室
【期間】5月9日から9月26日毎週金曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】17,950円


氷丘公民館

【講座名】家庭料理教室ほほえみ
【期間】5月15日から来年3月毎月第3木曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】9,900円


加古川北公民館

【講座名】料理講座
【期間】5月27日から来年2月26日毎週火曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】23,400円


陵南公民館

【講座名】てきぱきクッキング
【期間】5月20日から12月毎月第1・3火曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】10,500円

【講座名】めざせ料理の達人(男性)
【期間】5月24日から12月毎月第2・4土曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】10,500円


野口公民館

【講座名】料理講座(前期)
【期間】5月13日から9月2日毎月第1・3火曜日18時00分から20時00分
【定員】24人
【受講料】10,000円


東加古川公民館

【講座名】料理講座A
【期間】4月24日から来年3月5日毎週木曜日9時30分から11時30分
【定員】30人
【受講料】25,500円

【講座名】料理講座B
【期間】4月24日から来年3月5日毎週木曜日18時00分から20時00分
【定員】30人
【受講料】25,500円


平岡公民館

【講座名】楽・らくクッキング(昼の部)
【期間】5月13日から来年3月毎月第2・4火曜日10時00分から12時00分
【定員】24人
【受講料】18,000円

【講座名】楽・らくクッキング(夜の部)
【期間】5月8日から来年3月毎月第2・4木曜日18時00分から20時00分
【定員】24人
【受講料】18,000円


浜の宮公民館

【講座名】料理講座(前期)
【期間】5月14日から9月24日毎週水曜日18時00分から20時00分
【定員】30人
【受講料】13,800円


別府公民館

【講座名】家庭料理教室
【期間】5月7日から来年3月毎月第1・2・3水曜日9時30分から11時30分
【定員】24人
【受講料】9,000円

【講座名】クッキングサロン
【期間】5月7日から来年3月毎月第1・3水曜日18時30分から20時30分
【定員】24人
【受講料】6,000円


両荘公民館

【講座名】料理講座
【期間】5月28日から来年2月25日毎月第4水曜日10時00分から13時00分
【定員】24人
【受講料】9,000円


加古川西公民館

【講座名】レディースキッチンA
【期間】5月20日から来年3月17日毎月第1・3火曜日18時30分から20時30分
【定員】20人
【受講料】18,300円

【講座名】レディースキッチンB
【期間】5月21日から来年3月18日毎月第1・3水曜日10時00分から12時00分
【定員】20人
【受講料】18,300円


志方公民館

【講座名】料理講座(午前の部)
【期間】5月13日から来年3月24日毎月第2・4火曜日9時30分から12時00分
【定員】20人
【受講料】7,000円

【講座名】料理講座(夜間の部)
【期間】5月14日から来年3月25日毎月第2・4水曜日18時30分から9時00分
【定員】20人
【受講料】7,000円

志方公民館と別府公民館はいずれも別に材料費が必要。

 

茶道講座

平岡公民館

【期間】5月15日から来年3月毎月第1・3木曜日13時30分から17時00分
【定員】18人
【受講料】18,500円

 

物語づくり入門講座

別府公民館

【期間】5月16日から来年2月毎月第3金曜日13時30分から15時30分
【定員】15人
【受講料】10,000円

 

生け花講座

平岡公民館

【期間】5月17日から来年3月毎月第1・3土曜日10時00分から12時00分
【定員】30人
【受講料】24,000円

 

やさしいマネー講座

別府公民館

【期間】5月31日から12月毎月第3土曜日13時30分から15時00分
【定員】30人
【受講料】無料

 

カラーとアロマでリラックス

別府公民館

【期間】5月16日から来年2月毎月第3金曜日9時30分から11時30分
【定員】30人
【受講料】7,000円
別に材料費などが必要。

 

団塊サロン(ボランティア活動)

別府公民館

【期間】4月19日から来年3月毎月第3土曜日10時00分から12時00分
【定員】20人
【受講料】無料
別に材料費などが必要。

 

子ども向けの教室

受講料には材料費などを含む。

 

子ども英会話

別府公民館

【期間】5月10日から来年3月毎月第1・2・4 土曜日13時30分から17時30分
【定員】30人
【受講料】10,000円

 

子ども琴教室

加古川公民館

【期間】5月10日から来年2月毎月第2・4土曜日10時00分から12時00分
【定員】20人
【受講料】10,000円

 

幼児造形画教室

加古川北公民館

【期間】5月20日から来年1月毎月第2・3火曜日15時00分か16時30分
【定員】35人
【受講料】8,000円

 

幼児造形教室

氷丘公民館

【期間】5月17日から来年3月毎月第1・3土曜日14時00分から15時30分
【定員】30人
【受講料】9,000円


東加古川公民館

【期間】5月10日から来年3月毎月第2・4土曜日14時00分から15時30分
【定員】30人
【受講料】10,000円

 

子ども造形教室

志方公民館

【期間】5月24日から来年3月14日毎月第2・4土曜日10時00分から11時30分
【定員】20人
【受講料】10,000円


両荘公民館

【期間】5月17日から来年3月14日毎月第1・3土曜日10時00分から11時30分
【定員】25人
【受講料】10,000円

 


【対象】

  • 子ども英会話…小学校4から6年生
  • 子ども琴教室…幼稚園児、小学生
  • 幼児造形画教室・幼児造形教室(東加古川)…平成14年4月2日から平成15年4月1日生まれの子ども
  • 幼児造形教室(氷丘)…平成14年4月2日から平成16年4月1日生まれの子ども
  • 子ども造形教室…小学校1から3年生


【申込方法】

 4月15日(必着)までに、ハガキに(1)講座名(2)住所(3)氏名・ふりがな(4)年齢(5)電話番号を書いて各公民館へ郵送してください(申込者多数の場合は抽選)。
子ども向けの教室に申し込む場合は、(1)講座名(2)住所(3)参加する子どもの氏名・ふりがな(4)生年月日(5)保護者名(6)電話番号を書いてください。
市のホームページからも申し込むことができます。

 

各公民館の所在地

平岡公民館
〒675-0104 平岡町土山699-2
電話番号:078-949-5210


陵南公民館
〒675-0019 野口町水足333-333
電話番号:456-7110


加古川北公民館
〒675-0009 神野町西条1519-2
電話番号:438-7409


氷丘公民館
〒675-0061 加古川町大野931
電話番号:424-3741


東加古川公民館
〒675-0101 平岡町新在家457-3
電話番号:423-6066


別府公民館
〒675-0132 別府町宮田町3-3
電話番号:441-1117


野口公民館
〒675-0016 野口町長砂49-5
電話番号:426-9020


志方公民館
〒675-0321 志方町志方町1758-3
電話番号:452-0700


両荘公民館
〒675-1221 平荘町山角718-1
電話番号:428-3133


加古川公民館
〒675-0066 加古川町寺家町12-4
電話番号:423-3841


加古川西公民館
〒675-0054 米田町平津384-2
電話番号:432-3467


浜の宮公民館
〒675-0022 尾上町口里790-2
電話番号:423-2900 

タウンタウンこんにちは

キャラクターでかつめしをもっと身近にかつめしのキャラクターコンペでグランプリを受賞した


三谷 温美さん(みたに あつみ)(20歳)
 「まさか選ばれるとは思っていなかったので、知らせを聞いたときはビックリしました」と話すのは、かつめしのキャラクターをデザインした三谷温美さん。昨年秋に加古川観光協会が兵庫大学短期大学部美術デザイン学科の学生から募集した、かつめしロゴ&キャラクターデザインコンペで、三谷さんの作品はグランプリに選ばれた。
 中学生のときに見た絵に感動し、美術の世界を志したという三谷さん。「私も人の心を動かすような絵を描きたいと思ったんです」と話す。高校ではデザイン科に進み、一昨年四月に兵庫大学短期大学部美術デザイン学科に進学した。大学では、絵や写真など視覚を通して情報を伝えるビジュアルデザインを専攻し、市内の会社が製造する健康飲料のパッケージ(包装)や、大学祭のポスター・パンフレットなどのデザインを手がけた。
 「かっつん」「デミーちゃん」と名付けられた男の子と女の子のキャラクターは、楽しそうな表情と元気な姿が印象的だ。三谷さんは、構想から完成までわずか二日間で一気に描き上げた。「顔はすぐに思い付いたんですが、どんな服を着せるか、どんなポーズにするかといった、体の部分のデザインで悩みました。法被を着て両手でおはしを持った元気の良いポーズにしたのは、かつめしを食べることでお祭りのように幸せで楽しい気分になってほしいな、という思いを込めたからなんですよ」と笑う。
 大学では、造形クラブにも所属していた三谷さん。市内のさまざまなイベントで、オリジナルの雑貨を販売したり、似顔絵コーナーを出店したりと、学校を飛び出して活動することも多かった。「いろんな場所でたくさんの人と出会い、ふれ合うことができました。アトリエでは学べない貴重な経験でしたね。デザインの持つ力、デザインと社会とのつながりについて、あらためて考える機会になりました」と話す。それ以来、自分のデザインがどんな印象を与えるだろうと、デザインの向こう側にいる人のことを常に意識するようになったという。
 「一人でも多くの人にかつめしを知ってもらえるよう『二人』には頑張ってほしいですね」と話す三谷さん。四月からは、故郷の岡山県にある、食品などのパッケージのデザインや印刷を行う会社で働く。「これまで学んだことを生かして、パッケージのデザインで、商品を作った人と消費者とをつなぐ架け橋になれたらいいな」と「かっつん」たちに負けない笑顔で話してくれた。


 

  • キャラクターと同時募集したロゴマークも入った「かつめしまっぷ」には、102店舗が掲載されている。
  • キャラクターグッズも作成されている。ロゴ入りハンカチや弁当箱なども作られる予定だとか。


「かつめしまっぷ」は、加古川観光協会、各市民センター・公民館、市民ギャラリーなどにあります。くわしくは、加古川観光協会(電話番号:424-2170)へ。

 

市民レポーター 阿部英美の行ってきまーす!

「見る言葉」で心を通わせる

 小学生の息子が、学校で手話を覚えてきました。以前から手話を学んでみたいと思っていた私。「これを機にもっと手話を知りたい」とあれこれ調べていると、聴覚障害者とのコミュニケーション方法を学ぶ講座があるのを見つけました。今回はその

 「コミュニケーション体験教室」を受講しました。

 手話や要約筆記といった、コミュニケーションの方法を学んだり、聴覚障害者のみなさんと交流したりする中で、聴覚障害者を深く理解することを目的とするこの教室。部屋に入ると、加古川ろうあ協会会長の水田さんが、手話通訳者を通して、音が聞こえない人たちの苦労や悩みなどを、自身の体験談を交えながら手話で語っていました。「便利な道具もたくさん開発されていますが、いざという時の情報収集が難しい」と水田さん。災害などの緊急時に対応が遅れることは、命にかかわります。確かな情報を入手し迅速に対応するための手段として、手話は不可欠なものだと、話を聞いてあらためて感じました。その後の手話体験教室で、はじめて手話にふれた私。伝わることの喜びを体験して、もっと学びたくなり、

手話サークル「いいとも」の活動にも

参加してみました。「手話を学ぶことはもちろんですが、聴覚障害者の思いを形にするためのお手伝いなどもしているんですよ」と話すメンバーの川下さん。聴覚障害者向け老人ホームを建設するための募金活動では、聴覚障害者の「声」として一緒に街頭に立つなど、協力してさまざまな活動をしているそうです。さっそく私も手話に挑戦。自分の名前を覚え、自己紹介をします。全身を使って表現し、読み取ろうと集中して相手を見つめる――。人と人とが向き合わなければ成り立たない会話、何だかすてきです。とはいえ、通訳者は大変で、目や頭が疲れ、続けて通訳するのは二十分が限界だそう。サークルでは、ろうあ者の歴史や法令なども学び、より深く理解することに努めているとかで「少し知識があることで、気軽に声をかけることができるようになった」と語るメンバーのみなさん。大事なことは、伝えたい、理解したいという思いなんですね。

「道で会ったら声をかけてくださいね」

と笑顔の水田さん。「道を尋ねてきても、私の耳が聞こえないと分かって、あきらめる人がいるんです。手話が分からなくても、筆談や身ぶりなど、方法はなんでも良いから、コミュニケーションを図ってもらえたら、すごくうれしいんですよ」と語ってくれました。外見からは分かりにくい聴覚障害者は、周囲からの配慮が得られにくいそうです。聞こえないことを体験するのは難しいですが、障害の有無に関係なく、誰もが安心して暮らせる社会をつくるために、お互いを理解しようとする気持ちが大切なんだと、あらためて感じました。
  「公的機関には手話のできる人が必ずいるくらい、手話が普及してほしいですね」と水田さん。そういえば小学校で外国語を勉強するようになるらしい、という話題を思い出しました。同じコミュニケーションの方法として、外国語だけでなく、手話も学校で身に付ける日がくれば…。そう感じた取材でした。

ここで一句
伝え合おう 障害超えて 人と人

 

  • 総合福祉会館で計 4 回開催されたこの教室。「本格的に手話を学んでみたくなりました」という受講生も。
  • 手話には必ず口話をつけ、声の抑揚の代わりに表情で気持ちを表現します。みなさん、とても表情が豊かで生き生きしていました。


5月から7月の毎週火・土曜日に、総合福祉会館で初級手話講習会(12回コース)を開催します。くわしくは18ページをご覧ください。


 

グラフ加古川

決意を胸に、新たな道へ

 2月28日に、市看護専門学校で卒業式が行われました。昭和53年に開校し、平成19年度末をもって閉校となった同校は、これまでに1,127人の看護師を送り出してきました。
 最後の卒業生となった17人のみなさん。校歌の斉唱では、3年間の学校生活を思い出し、感極まって涙ぐむ姿も。恩師や保護者のみなさんらに拍手で見送られながら、学び舎を巣立っていきました。


力を合わせて「イチ、ニ、イチ、ニ」

 2月24日、総合体育館で「加古川カップ綱引記念大会」が行われました。今年で20回目を迎えるこの大会には、親子連れや仲良し小学生グループから全国大会出場の強豪まで、72チーム、700人を超えるみなさんが参加。審判の「プル!」の掛け声を合図に、歯を食いしばって力いっぱい綱を引くようすに、応援の声にも熱がこもっていました。参加者のみなさんは、力を合わせて一本の綱を引き合う、綱引きの楽しさを満喫していました。


エコらむ その5

「エコらむ」は、環境(エコ)に対する市の取り組みや提案などを紹介するコラムです。

 市内には、たくさんの自然が残っています。そこには絶滅が危ぶまれている生き物が生息しています。今回は、こうした生き物が暮らす環境の保護活動を紹介します。

 

ギフチョウの住む里山の環境を守っています

 集落の近くにあり、まきや炭に使う木材や山菜の採取など、人の生活に結びついた自然環境である里山。市の北西部には、こうした里山がいくつもあります。しかし近年、生活スタイルの変化に伴い、里山の荒廃が進んでいます。そして、里山を生息場所とする美しいギフチョウの姿を見ることも少なくなってきています。
 こうした中、ギフチョウが生息できる豊かな自然を守ろうと、平成11年に地元のみなさんが中心となり「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」が結成されました。現在、約20人のメンバーがチョウの産卵・生育状況の調査、生息地の草刈りや枝打ちなどをしています。また、子ども向けの自然体験教室なども開催しています。
4月27日(日曜日)にチョウの観察ハイキングを行います。くわしくは19ページをご覧ください。

 次回は、5月号で「まちの美化活動」について紹介します。


「加古川の里山・ギフチョウ・ネット」の活動について、くわしくは市役所環境政策課(電話番号:427-9769)へお問い合わせください。

市民生涯学習大学 (短期コース)の学生を募集

 市民のみなさんが充実した生活を送ることができるように、市民生涯学習大学を開設しています。同じ目的を持つ仲間と一緒に楽しみながら、専門的な知識を身に付けてみませんか。

【対象】市内に住んでいるか勤務している18歳以上の人
【定員】各30人(申込者多数の場合は抽選)
【申込方法】4月15日(必着)までに、ハガキに(1)学科名(2)住所(3)氏名・ふりがな(4)年齢(5)電話番号を書いて、各公民館へ。
市ホームページからも申し込むことができます。

 

古典文学科

野口公民館 〒675ー0016 野口町長砂49ー5 電話番号:426-9020

 古典の名作「伊勢物語」を、現在の世相と比較しながら読み進めます。

【とき】4月19日から9月の原則として毎月第2・4土曜日13時30分から15時30分
10回コース。
【内容】講義(美男子・在原業平、かきつばた、筒井筒、伊勢の斎宮、雪ふみ分けて、布引の瀧、つひに行く道ほか)
【受講料】6,000円(別にテキスト代が必要)

 

 


郷土の歴史学科

別府公民館 〒675ー0132 別府町宮田町3ー3 電話番号:441-1117

 私たちの住む播磨地域の歴史を学び、文化財をめぐります。

【とき】5月24日から10月の毎月第2・4土曜日午前9時30分から11時30分
10回コース。
【内容】講義(古墳・遺跡、三木合戦と加古川、播磨風土記、別府の歴史)、現地学習(県立考古博物館、鶴林寺ほか)
【受講料】6,000円(別にテキスト代が必要)
10月25日から来年2月14日まで引き続き5回の講座があります(別に受講料・テキスト代が必要)。

 

 


スローライフ学科

氷丘公民館 〒675ー0061 加古川町大野931 電話番号:424-3741

 ゆったりした気持ちで人生を送る「スローライフ」を通した仲間づくりを提案します。今回は手打ちうどん・そばにチャレンジ。

【とき】5月10日から9月の原則として毎月第2・4土曜日9時30分から12時30分

10回コース。
【内容】講義、実習(陶芸・絵付け、手打ちうどん・そば)
【受講料】6,000円(別に材料費などが必要)

 

 


思春期・親育ち・子育ち学科

陵南公民館 〒675ー0019 野口町水足333ー333 電話番号:456-7110

 思春期の子育てに悩む親たちのメンタルヘルスケアの技術や、子どもたちとのコミュニケーションの技術を学びます。
一時保育があります。

【とき】5月22日から10月23日の木曜日13時30分から15時30分
8回コース。
【内容】講義(思春期の身体発育と心理的適応、思春期の危険行動の防止、青年期における心理的居場所感の構造とその特徴、思春期を取り巻く環境としての性ほか)
【受講料】4,800円

総合文化センターこどもフェスティバル

5月5日(祝)10時00分から16時30分

 総合文化センター内には、博物館、宇宙科学館、プラネタリウム館などをはじめ、30万冊以上の蔵書数を誇る中央図書館、毎月映画の上映も行っている教育研究所(視聴覚センター)など、みなさんが文化を通じて心豊かな生活を送ることができる、さまざまな施設があります。
 毎年5月5日には、こどもの日にちなんで「こどもフェスティバル」を開催しています。当日は、施設の無料開放や家族で楽しめる教室など、ワクワクするような催しがいっぱいです。
 ぜひ、遊びにきてください。

【内容】博物館、宇宙科学館、プラネタリウム館の無料開放、親子料理教室、マジックショー、折り紙教室、ガラスコースター作り教室、こどもの日映画シアター、大型絵本の読み聞かせなど

プラネタリウム番組「まじめにふまじめ かいけつゾロリ」の観覧には整理券が必要です。整理券は当日午前9時30分から、1人につき2枚まで配布します。
こどもの日映画シアターは、午前10時15分から、午後1時15分からの2回上映です。内容はいずれも「おおきなかぶ」「きかんしゃトーマス」「おやゆび姫」の3本立てです。


次の催しは申し込みが必要です

親子料理教室

【とき】(1)9時00分から11時30分 (2)11時30分から14時00分
【対象】小学生以下の子どもと保護者
【定員】各8組(申込者多数の場合は抽選)
【参加費】1組500円

 

ガラスコースター作り教室

【とき】(1)10時00分から11時30分 (2)13時00分から14時30分
【対象】小学生以下の子ども(小学生未満の子どもは保護者同伴)
【定員】各30人(申込者多数の場合は抽選)
【参加費】300円
【申込・問合先】4月15日(必着)までに、往復ハガキに(1)教室名・希望時間(2)住所(3)氏名・ふりがな・学校名・学年(4)保護者名(5)電話番号(6)返信ハガキにあて名を書いて、〒675-0101 新在家1224-7 総合文化センター「こどもフェス・教室」係(電話番号:425-5300)へ。

 

あつまれ! 図書館一日体験隊

【とき】10時30分から15時00分
【ところ】中央図書館
【内容】本の貸出・返却、書架整理など図書館の仕事を実際に体験
【対象】小学生
【定員】10人(申込者多数の場合は抽選)
【参加費】無料
【持参するもの】お弁当、飲み物

【申込・問合先】4月15日(必着)までに、往復ハガキに(1)住所(2)氏名・ふりがな・性別・学校名・学年(3)保護者名(4)電話番号(5)返信ハガキにあて名を書いて、〒675-0101 新在家1224-7 中央図書館「あつまれ! 図書館一日体験隊」係(電話番号:425-5200)へ。


【問い合わせ先】総合文化センター(電話番号:425-5300)

えんぴつ

 今月の特集「平成二十年度予算」の中で、少年野球チームを取材しました。元気いっぱいプレーする子どもたちの安全を守るため、AED(自動体外式除細動器)講習を受講した監督や保護者のみなさん。体験することで心構えができたと話してくれました。私も以前、AEDの使い方を教えてもらったことがあるんです。たしかに体験したことで、万一のときは使えるという安心感と心の備えができた気がします。大切な人の命を守れるかもしれない備えとして、みなさんもぜひ一度講習を受けてみてはどうでしょうか。(記)

 

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