教育に関する事務の管理及び執行の状況
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いて、日本人児童生徒にとっても多様な文化や価値観について学ぶ機会が増えることが期待される。 ⑨心の通い合った生徒指導の充実を図る ◎学校生活適応推進事業 ・「学校生活に関するアンケート」や「いじめ相談シート調査」は児童生徒理解のための貴重な情報源であるので、引き続き調査データの蓄積と効果的な活用をお願いしたい。 ・平成26年度から28年度まで、小学校・中学校いずれにおいても、不登校率が徐々に上昇していることについては、その原因を多面的に分析するとともに、当該児童生徒一人ひとりに応じた支援の方法を考えていただきたい。 ○その他の関連事業・実施内容 ・学校不適応児童生徒に対する指導においては、学校園、家庭、地域、関係機関との連携が不可欠である。今後も一層の組織的な協働を期待したい。 3 信頼される教育の環境 ⑩教職員を支える学校園の組織力の充実を図る ○関連事業・実施内容 ・学校の多忙化が叫ばれるなか、教職員が心身ともに健康でゆとりをもって教育活動を行うことができるためにも、「教職員の勤務時間適正化新対策プラン」の推進は重要である。 ・「定時退勤日」、「ノー部活デー」、「ノー会議デー」の完全実施にはいたらなかったが、先進的な取組として評価された2中学校の事例等を市全体で情報共有しながら、各校の実態に即した取組を進めていただきたい。 ⑪教職員の資質能力の向上を図る ○関連事業・実施内容 ・ベテラン教員が減少し若手教員が増加するなか、経験年数や役割に応じた体系的な研修が企画、実施され、受講生の満足度もおおむね高いことの意義は大きい。 ・教育委員会が主催する各種の研修講座と併せて、各学校でのOJTによる研修や学校外での自主的な研究活動等をより活性化するための条件整備についても検討していただきたい。 ⑫安全・安心で質の高い教育を支える環境を整備する ◎小学校教育環境整備事業 ・市内28小学校の100㎡以上の棟147棟について、少数ながら計画的な大規模改修工事を実施できたことは評価できる。 55

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