土砂災害対応救助訓練を実施しました!!

更新日:2024年03月15日

 加古川市消防本部では、局地的豪雨等により全国的に頻発している土砂災害に対応するため、令和6年3月1日(金曜日)、4日(月曜日)の2日間、中央消防署及び東消防署の救助隊員が合同で土砂埋没者を救出する訓練を実施しました。

【被災地で感じた思いを胸に・・・】

 訓練を実施した救助隊員は、令和6年1月1日に発生した石川県能登半島地震に伴い、緊急消防援助隊兵庫県大隊として石川県に派遣され、土砂災害現場において活動しましたが、改めて自然の猛威を体感しました。被災地の活動で感じた思い、得た教訓を胸に本訓練に臨みました。

【平面における土砂埋没者の救出訓練】

 土砂に埋没した人形を要救助者と見立てて訓練を行い、土圧(埋没時にかかる圧)による二次災害を与えないよう、周囲から掘削していく「周囲掘り」を実施している様子です。(写真:上1枚)

 

 要救助者救出時の様子です。(写真:上1枚)

 

 

【斜面における土砂埋没者の救出訓練】

 斜面における土砂災害を想定し、要救助者の上方にコンパネ及び単管を打ち込み、土砂の流用を防ぎながら、斜面の下方に掘削する「一文字控え杭・下方掘り」を実施しました。(写真:上1枚)

 

 

【検証訓練】

 救助隊員が実際に土砂埋没者となり、要救助者が感じる土圧、体温低下等の体調変化を体感し要救助者の目線で感じたことを隊員間で共有し、早期救出に向けて意思疎通を図りました。

 今回の訓練では、要救助者にかかる土圧を軽減するために、空気ボンベ(空気圧)を使用するなど検証訓練も行いました。(写真:上1枚)

 

【最後に】

 本訓練では、実災害に即した環境下で訓練を実施することで、土砂災害における専門的かつ高度な技術、知識及び安全管理能力の向上を図ることができました。今後とも継続的に訓練を行い、安全かつ迅速な救助活動が実施できるよう、災害対応能力の向上に努めていきます。

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