「ブロッサム代表」日坂明広さん

更新日:2026年06月19日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry064「加古川を花のあふれるまちに」

ブロッサム代表|日坂 明広さん

市内3か所に店舗を構える生花店「ブロッサム」の代表を務める日坂さん。花の国際大会や全国大会で数々の優勝経験を持つ、日本を代表するフローリストの一人です。2026年には、JFTD花キューピット フラワーデザインコンテストinいしかわのグランドチャンピオン選手権で優勝。
「加古川を花のあふれるまちにしたい」と語る日坂さんに、フラワーデザインへの思いや魅力を伺いました。
花を両手に持つ日坂さん

フラワーデザインの世界に魅せられて

芸術大学のデザイン科を卒業後、インテリア設計の仕事を経て、父の生花店を継ぎました。当時は生け花の花材や仏花の販売がメイン。何か新しいことをしたいと考えていた時、1989年に日本武道館で開催されたインターフローラ・ワールドカップ大会で日本人が優勝する様子を現地で見て「面白い世界があるな」と思ったのがきっかけでフラワーデザインを始めました。初めて出品したのは1990年の国際花と緑の博覧会で開催されたコンテスト。5位に入賞できたことで、フラワーデザインがもっと面白くなり、力を入れるようになりました。
花の色や形、空間の使い方を組み合わせながら、一つの世界観を表現するのがフラワーデザインの魅力です。花自身の素材をどのように面白く、新しいものに見せるかを考えて作っています。普段は店の業務に追われていますが、大会への出場は、挑戦でき、新しいものを得られるいい機会となっています。

加古川で感じたものを生かして

今年のフラワーデザインコンテストでは、過去の大会で優秀な成績を収めた人だけが出場できるグランドチャンピオン選手権に出場。第1種目のテーマは「風花〜咲き誇る春の旋律〜」。風花という冬の情景と春の花という難しいテーマでした。私は春を象徴するタンポポの綿毛を雪に見立てようと思いました。しかし、いざ使おうとすると綿毛がすぐ飛んでしまい、綿毛の丸い形を残すのに苦労しましたね。
デザインを考える上では、加古川の風景も参考にしています。フラワーデザインを始めたばかりの頃、先輩に「もっと地元や身近にあるものを工夫して取り入れたら、自分のものになる」とアドバイスをもらったことがあったんです。加古川には田んぼやため池、山々など、ここでしか感じられない、都会の人には得られないものがあります。タンポポを使うことも、加古川に住んでいるからこそ思いついたアイデアでした。
JFTD花キューピット フラワーデザインコンテスト グランドチャンピオン選手権で優勝し、優勝カップを手にする日坂さん
グランドチャンピオン選手権での作品と日坂さん

花でみんなの心を動かしたい

「日本一心を動かす花屋になろう」というのが会社の目標です。来店したお客さんには何かを感じる瞬間を提供したいんです。店頭ディスプレイひとつにしても、そこから何かを感じてもらえるのかを考えています。併設するフラワーデザインスクールの生徒約500人はほとんどが地元の人。加古川にはこんなに花好きの人がいるんですね。花は日常に潤いを与えます。花で加古川の皆さんの心がもっと豊かになればいいなと思います。
花束を作る日坂さん
プロフィール
ブロッサム代表|日坂 明広さん
加古川市在住。市内3か所に花やグリーンの店舗を構える。
フラワーデザイン国際競技会アジアカップ2014優勝、
JFTD花キューピットフラワーデザインコンテストジャパンカップ8度優勝、
JFTD花キューピット 2026フラワーデザインコンテストinいしかわ グランドチャンピオン選手権にて優勝。【取材:令和8年5月14日】 

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