「スポーツコメンテーター」小林祐梨子さん

更新日:2023年10月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry034「縁のあるまち加古川をもっと元気に」

スポーツコメンテーター|小林祐梨子さん

元陸上選手で北京オリンピックに出場した小林祐梨子さん。引退後は、子育てをしながらテレビやラジオへの出演、またスポーツイベントのゲストや算数の先生など幅広く活躍されています。今回は、元気あふれる笑顔で活躍を続ける小林祐梨子さんにお話を伺いました。

加古川河川敷で走る小林さん

陸上競技との出会い

小学生の頃、球技や水泳が得意ではありませんでしたが、走ることは得意で、マラソン大会は6年連続1位でした。その頃、アテネオリンピックで高橋尚子さんが金メダルを取ったのを見て、卒業文集に「20歳でオリンピックに出る」と夢を書き、中学校で陸上部に入ったのが陸上競技を始めたきっかけです。加古川運動公園陸上競技場は大会で何度も走りましたね。青いトラックがとても印象的で、良い結果をたくさん出せた場所です。実は、夫と最初に出会ったのも、この競技場です。

夢の1つ、オリンピック出場

高校卒業後は実業団に就職し、日本代表として北京オリンピックの女子5,000mに出場する夢を叶えられました。オリンピックでは予選突破のボーダーラインで敗退してしまいましたが、同じレースに出場した選手が私を抱きしめてくれました。ライバル同士が互いをたたえ合う熱い気持ちを感じましたね。この時、同じ北京オリンピックの舞台に立った選手が、東京オリンピックの事前合宿でツバル国のコーチとして加古川市に来たんです。縁があったんでしょうか。とても嬉しかったですね。

ラジオに出演する小林さん

心地いい場所 加古川

陸上選手としてのラストランは、加古川河川敷で開催された兵庫県郡市区対抗駅伝でした。引退後、結婚を機に加古川市に住み始め、ここでの暮らしがとても気に入っています。地域の方も優しいですし、自然も多く、仕事に行くのにも不便がない。家の近くや河川敷をよく走っているんですが、地元の方が気さくに声をかけてくれるのもとても嬉しいですね。最近では、播磨学園(加古川市八幡町)で算数を教える機会をもらっています。先生になるという高校生の頃の夢も叶えることができました。いろんな縁をいただいた加古川市で、観光大使もさせていただいていますので、もっと元気なまちになるように活動を続けたい思っています。

加古川河川敷で笑顔を見せる小林さん
プロフィール

スポーツコメンテーター|小林祐梨子さん
加古川市在住。陸上選手として北京オリンピック女子5,000mに出場。引退後は、ラジオやテレビに出演、またスポーツイベントゲストや講演会講師など幅広く活躍中。加古川観光大使。

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