「~Tomokita~」瀧本武さん

更新日:2023年07月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry031「革製品とともにまちの魅力を届けたい」

~Tomokita~ 代表|瀧本武さん

学生の頃にしていたサッカーのスパイクシューズの革製品に興味を持ち、革靴作りを学ぶために、働きながら専門学校に通い始めた瀧本さん。2009年に「~Tomokita~」を設立し、クリエイターとして革製品を手がける思いなどについて、瀧本さんにお話を伺いました。

工房で自社製品を持つ瀧本さん

革靴に魅せられて

元々革靴を手入れすることが好きで、使えば使うほど足になじむ革靴に魅せられていました。大学卒業後に貿易商社に就職したんですが、以前から興味のあった革靴についてもっと学びたいと思い、働きながら専門学校に1年間通いました。その後、貿易商社を退社し、専門学校でアシスタントをしたり、靴の修理会社で働いたりしながら革靴について学んでいきました。自分の作品を作りたいと思い、2009年に「~Tomokita~」を設立し、オーダーメイドシューズを製作し始めました。当時はワンルームマンションの1室で作業していたため、周りの方に作業音がうるさいと言われたこともありましたね。

喜んでもらえる製品作りを

革製品は、姫路から革素材を仕入れて、製品にするまでをすべて1人でやっています。ワンルームマンションから始めた革製品作りは、2020年に現在の尾上町に拠点を移しました。色々なところで働いてきた経験から、「加古川市に恩返ししたい」という思いもあって、実家に近い場所を自然と選んでいましたね。昔にお世話になった方々と、仕事を通じてまた出会えているのが嬉しいです。
2021年からは、加古川市のふるさと納税の返礼品として、革靴の他にも名刺ケースや靴べらキーホルダー等の革製品を提供しています。1人で活動しているので、製品作りだけではなく、販売の難しさも感じています。自分が作りたいものを作るのではなく、それぞれのニーズをくみ取って、喜んでもらえる製品作りを大切にしています。

皮生地をミシンにかける様子

革製品からまちの魅力を

革靴を買ってもらった人に、「外出する機会が増えました」と言ってもらったり、靴のメンテナンスで来られた方から、革製品に対して評価や意見がもらえたりなど、お客さんと直接会話ができる機会があると嬉しいですね。仕事で市外や県外に行くことがあるので、加古川市のことも紹介できればと思い、加古川検定を受験しました。住んでいても、知らないことがまだまだ多くあり驚きましたね。これからも、革製品を通じてよりたくさんの人に加古川のまちのことも知ってもらえたらと思っています。

皮生地を切る瀧本さん
プロフィール

~Tomokita~ 代表|瀧本武さん
加古川市在住。加古川市で生まれ、大学卒業後、貿易商社に就職するも、革靴職人を目指して退社し、「~Tomokita~」を設立。オリジナルブランドを手掛け、革靴・名刺ケース・靴べらキーホルダーなどの革製品を製作・販売している。
~Tomokita~ ホームページ 

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