「プロボクサー」松江琉翔さん

更新日:2023年02月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry026「負けたくない、その一心で」

プロボクサー|松江琉翔さん

令和4年(2022)12月17日、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシングの第69回全日本新人王決勝戦。壮絶な打ち合いの末、ライトフライ級を制したのは、加古川市在住の高校生ボクサー(当時)の松江琉翔さん。市内のボクシングジムで日々練習に打ち込む松江さんの強さの秘密に迫りました。

パンチを打つ松江琉翔さん

きっかけはテレビで見たボクシング

3歳からグローブ空手を習っていて、小学校6年生のときテレビで見たボクシングがかっこいいと思い、現在所属しているボクシングジムに通い始めました。兄弟3人で練習していて、一緒にスパーリングをすることもあり、弟たちは負けられないライバルです。少しでも強くなりたいと思って、毎日、加古川河川敷のランニングとジムでの練習に打ち込んでいます。練習が嫌だと思ったことはなくて、楽しく取り組んできました。

悔しさをバネにして新人王に

中学生の時には、全国大会で優勝しました。試合で負けたときは、やはり悔しいですね。試合の後は自分の動きを動画で確認して、失敗したところを直すようにしています。練習してきた動きを試合で出せるよう、まだまだ努力が必要です。

高校2年生でプロテストに合格した時は、いよいよスタートだと引き締まる思いでした。新人王を決めるトーナメント戦でデビューしたのですが、プロの試合ではヘッドギアもなく緊張しました。負けたかもしれないと思った試合もありましたが、改善点を見つけて全5試合を勝ち進み、全日本新人王になることができました。

後楽園ホールのリングで全日本新人王に輝いた松江琉翔さん

もっと強くなって勝ち続けたい

デビューしてからは、勝ち進むにつれて周囲の反響も大きくなり、嬉しい反面、負けられないという思いが強くなっています。家族や友達も応援に来てくれて、試合中しんどい時も応援の声が聞こえてきて頑張ろうと思い、戦い抜くことができました。これからも勝ち続けて、まずは全日本ユース王座、最終的には世界チャンピオンになりたいですね。

練習に打ち込む松江琉翔さん
プロフィール

プロボクサー|松江琉翔さん

加古川市出身、JM加古川拳所属。平成16年(2004)生まれ。3歳からグローブ空手を習い始め、小学6年生からボクシングを始める。中学時代には全国大会の40kg級で優勝。高校2年生でプロテストに合格、17歳で西日本新人王ライトフライ級4回戦に出場しプロ初勝利、18歳となった12月の第69回全日本新人王決勝戦ライトフライ級で判定勝ち、全日本新人王に輝いた。夢は世界チャンピオン。

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