「まちかどミュージアムを成功させる会」遠藤由美子さん

更新日:2021年10月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry011「またこの季節がやってきたね、と挨拶を交わせるようになれたら」

まちかどミュージアムを成功させる会|遠藤由美子さん

毎年11月頃に開催される「まちかどミュージアム」は今年で15周年。加古川をメインにまち全体を博物館に見立て、ギャラリーや喫茶店、個人宅など様々な場所で作家の作品やコレクションを展示しています。まちかどミュージアムを成功させる会の遠藤さんは、「アートでまちおこし」を合言葉に、作家の活動機会の提供や人と人のつながりを広げる活動を続けています。

遠藤由美子さん

「アートでまちおこし」のきっかけ

生まれた時から現在までずっと加古川で暮らしていますが、ここは自然が豊かなだけでなく、神戸や大阪へも行きやすくて、とにかく住みやすいですね。休日はロードバイクで加古川河川敷のマラソンコースや平荘湖を走ることもあり、汗をかいてリフレッシュするとパワーが充電されて、加古川は本当に良いまちだなと思います。 

まちかどミュージアムを知ったのは平成19年(2007)です。とある日のラジオで紹介されているのをたまたま聴き、慌てて問い合わせ先をメモして電話をかけたのを覚えています。自分の陶芸教室の生徒さんたちの作品を見てもらう機会になればと思い、このイベントに参加しました。

まちかどミュージアム2021ポスター

毎年の楽しみのひとつに

平成24年(2012)からは、それまで参加して顔見知りになった人達と一緒に、まちかどミュージアムを主催する側として活動し始めました。現在は高砂市・播磨町・稲美町にも出展していただける方や会場があり、つながりの輪が広がっています。

規模が大きくなるほど責任も増え、大きな作品を多数預かる大変さも伴いますが、出展する人にとってはプロ・アマ問わず参加できて、創作する楽しみにつながる。訪れる人にとっては作品との出会いにワクワクしながら、街中を歩くことで他の発見にも出会える。そんな風に、年に1回のこのイベントが皆さんの楽しみのひとつになれば良いなと思っています。

会話する遠藤由美子さん

発見(出会い)からつながること

私は高校時代バイク事故に遭い、40日ほど入院していた時期がありました。その時たまたま読んだ本に触発されて、美術の大学に進みました。あの事故がなかったらきっと、陶芸をすることはなかったでしょう。同じように、あの時ラジオを聴いていなかったら、この活動はしていなかったかもしれません。その時々の偶然の出会いが、現在の自分につながっているのだろうと感じています。

1カ所で完結するのではなく、見て、巡って、楽しんで、発見(出会い)がある。そんなイベントになるようにこれからも色んな展開を想像しながら、活動を続けていきたいです。

プロフィール

まちかどミュージアムを成功させる会|遠藤由美子さん

加古川市在住。毎年11月頃に「まちかどミュージアム」を開催するなど、作家の活動機会の提供や人と人のつながりを広げる活動を続けている。個人では陶芸教室と飲食店を経営する。

「まちかどミュージアム2021(15周年)」
開催期間:令和3年(2021)10月29日(金曜日)~11月23日(火曜日)
会場:加古川市・高砂市・播磨町・稲美町の各会場
くわしくは下記ホームページ
https://i-harima.net/matikado/

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