「県立加古川西高等学校」松岡慶恵さん

更新日:2021年09月16日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry010「ここでしかできないことをやってみよう」

兵庫県立加古川西高等学校3年|松岡慶恵さん

市内の高校で唯一のボート部はこの夏、過去最多の11人が全国インターハイに出場。「女子舵手つきクォドルプル」では創部初となる準決勝進出を果たしました。部の主将を務めた3年生の松岡さんは、女子舵手(だしゅ)つきクォドルプルのメンバーとして、舳手(じくしゅ、バウ)と呼ばれるポジションから漕手全体の調子を見たり声掛けをする役割を担いました。

松岡慶恵さん

ボートでの活躍を目指して

中学生のときは陸上で100mハードルや4種競技をしていましたが、なかなか記録が残せず、高校でも陸上を続けるか新しいことにチャレンジするか迷っていました。ボート部に入ったきっかけは、せっかくだからこの高校にしかない部活動をやってみようと思ったことと、先輩方がすごく優しかったことです。あとは、校舎に掛けられる懸垂幕「祝!全国大会出場(名前)」がとてもカッコよくて、自分の名前をいつかこの場所に掛ける…!という気持ちもあり入部しました。

全国インターハイ

苦しみを乗り越えた先の快挙

2・3年生になると、部の主軸として全国インターハイを目指す一方、勉強との両立に悩みを抱える子が多くなり、さらにコロナ禍で川に入っての練習ができない日々が続くなどピンチが重なりました。私自身悩みを抱えながら、それでも主将としては部のモチベーションを維持していかなければならない。部員の表情の変化に気を配り、どのような声掛けをすれば良いか苦悩する時期もありましたが、共に支え合った部員のみんなやサポートしてくださった先生のおかげで、創部以来初の快挙を成し遂げることができました。準決勝進出が決まったあの瞬間は、まるで1位を取ったかのように「よっしゃー!」とみんなで声を上げて喜んでいましたね。

松岡慶恵さん

人生のとても大きな経験

ボート競技は、他のスポーツよりも大舞台に手が届きやすいと思います。練習はしんどかったですが、その分得られるものも多く、全国インターハイに出場できたことは私の人生の中でとても大きな経験となりました。ここで培ったことを進学先でも活かしつつ、次はどんな新しいことにチャレンジできるだろうと、今からワクワクしています。気軽にボートに触れることができる施設が身近な場所にあるので、興味がある人はぜひやってみて欲しいですね。

プロフィール

兵庫県立加古川西高等学校3年|松岡慶恵さん

強豪ボート部の主将として、令和3年(2021)全国インターハイへ出場。「女子舵手つきクォドルプル」では舳手(バウ)のポジションを務め、創部以来初となる準決勝進出を果たしている。

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