「イラストレーター」川上真理子さん

更新日:2021年07月20日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry008「加古川の懐かしい風景が今の仕事に活かされています」

イラストレーター|川上真理子さん

加古川で暮らしながら、全国の書籍や雑誌のイラストを手掛ける川上真理子さん。ペンと水彩で描く川上さんの作品は、「懐かしい」「ずっと見ていたい」「心が落ち着く」「そこに行ってみたくなる」と、見る人々の心を癒しています。

川上真理子さん

絵を描く暮らしにぴったりな場所

神戸のデザイン会社でグラフィックデザイナーとして働いていましたが、加古川に帰りたいという思いが生まれ、戻ってきました。そこから、地元を再認識するようになりました。都会から少し離れた生活は、いつも客観的でいられるし、少し不便でもレトロな暮らしが昔から好きで、絵を描くには静かな環境が必要な私にとって、加古川はぴったりでした。

 

才能なんてほんのちょっとだけ

フリーになって25年。一枚一枚手描きなので、数をこなすことは出来ませんが、続けてこられたのは奇跡みたいですね。旅行も料理も昭和の懐かしい暮らしのイラストも、自分が好きで描いてホームページにアップしたら、そこから仕事に繋がってという流れになっていったので、やっぱり自分から湧き出るものが、人に伝わるのかな。「才能あって良いね」と言われますが、才能なんてほんのちょっとだけ。あとは全部努力です。毎月の連載があり、代わりもなく、一人で全てこなしています。継続することの裏側には見えない努力がたくさんあるものだと思っています。

 

川上真理子さんの作品たち1
川上真理子さんの作品たち2

一枚に祈りを込めて

いつも私の絵が「誰かのために」なっていたら良いなと思いながら描いています。同じ一枚を描くにも、ただ描いた一枚と、祈るように描いた一枚は違う。これからも一枚一枚込めて描くだけです。

いつか市内の緑豊かな土地で、最近ハマっている家庭菜園をしながら、小さなギャラリーカフェが出来れば良いなという夢もありますね。加古川の大好きな自然や田畑が、どうか無くなりませんように。

 

プロフィール

イラストレーター|川上真理子さん

加古川市在住のフリーイラストレーター。ペンと水彩を基調とし、数多くの書籍や雑誌などのイラストを描く。現在は月刊高野山にて「めぐる!高野山」などを連載中。

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