「神鋼かこがわ森の会ボランティア」杉本俊昭さん

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。
entry004「仲間と一緒に山を育てることが楽しい」
神鋼かこがわ森の会ボランティア|杉本俊昭さん
年間約8000人が訪れる権現総合公園キャンプ場。奥へと進むと標高101メートル入道山(にゅうどうやま)への遊歩道が続きます。春にはコバノミツバツツジのお花見スポットとして市外からも訪れる人が多いそう。
この遊歩道をボランティアで整備しているのは「神鋼かこがわ森の会」の皆さん。会の総務部長、杉本俊昭さんにお話を伺いました。

定年後は地域の方への恩返し
この会は、会社を定年後に地域への恩返しをしたいと、平成25年(2013)12月に結成されました。現在会員54人で最高年齢は86歳。月に1回権現総合公園キャンプ場から入道山までの里山整備を行っています。下草刈りや階段の修繕もしますし、会員が手作りした案内板や標柱を設置することも。もともと技術屋集団ですからね。モノづくりに長けた人が多いことが自慢です。

コバノミツバツツジが咲き誇る自慢の山
コバノミツバツツジは名前の「小葉」のとおり小さい葉のツツジで、この山には3000本以上自生しています。人が入らないと荒れてしまいますので、ツツジを残して、周りの木や足元の草を刈って、花を楽しむ里山歩きができるよう整備しています。
お薦めは、入道山の頂上付近。ツツジが立ち並ぶ遊歩道の先では権現湖が見渡せますし、鳥のさえずりも聞こえる。花が咲いた景色を見ると、いい山に育ってくれたな、としみじみ感じますね。

今年の見頃は4月の一週目
毎年4月にはコバノミツバツツジの開花に合わせてイベントを行っていました。今年はコロナ禍で残念ながら実施できませんが、私たちが丹精込めて育てたコバノミツバツツジたちを多くの皆さんに見に来ていただきたいです。
今年の見頃は4月の一週目くらい。気の早い株なら、3月下旬に咲くものもあります。小さな子どもさんでも十分登れる緩やかな里山ですので、散歩がてら見にいらしてください。
プロフィール
神鋼かこがわ森の会ボランティア| 杉本俊昭さん
加古川市在住。神戸製鋼所OBで結成された神鋼かこがわ森の会ボランティアの総務部長。毎月第2木曜日に権現総合公園の森林整備や保全活動を行っている。
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更新日:2022年04月28日