令和6年11月号

更新日:2024年10月29日

加古川には楽しいイベントがいっぱい!
イベントで出会ったステキな瞬間を紹介する、広報かこがわの「グラフかこがわ」。
紙面で掲載しきれなかった場面をご紹介します。

目次

 

季節を感じながら一服 テーブル茶道教室

場所:両荘公民館

団子を湯から上げる女の子
 今年度3回目のテーブル茶道教室、今回のテーマはお月見。ススキにキク、シオンが生けられ、ウサギの茶碗が飾られた室内はすっかり秋のしつらいです。
 最初にみんなで月見団子作り。生地を手のひらで転がします。中にはウサギの形の団子を作る子も。沸騰した湯の中に入れたら、団子が浮いてくるまで待ちます。浮いてから3分経ったら出来上がり。餡子と一緒に盛り付けます。
抹茶の飲み方を先生に教わる男の子
 先に団子をいただきます。「おいしい!」とみんなに笑顔がこぼれます。「餡子おかわり!」と食いしん坊な子も。
 一服目は先生の立てたお茶。いただく作法も学びます。「お先に」と隣の人に挨拶してからいただきます。「茶碗を回して正面をはずして飲みましょう」と先生。最後はズッと吸い込んで、泡まできれいに飲み干します。
茶筅でお茶を立てる男の子
 2つめのお菓子はキクの形の煎餅でしょうが風味。虫籠型の菓子器に入っています。
 二服目は自分で立てます。茶碗に抹茶を入れ湯を加えてから、細かく茶筅(ちゃせん)を動かせばきれいな緑色の泡が立ちます。
抹茶を飲んで笑顔の女の子

 「団子作りが楽しかった」「お茶もお菓子もおいしかった」と3人連れの家族。3回目の参加という親子は「自分で立てたお茶はおいしい!」と満面の笑みで味わっていました。

 

相手を思う気持ちも包んで ふろしき結び講座

場所:志方公民館

スイカのビーチボールを包んでみせる先生
 1,300年の歴史があるふろしきの包み方を学びます。使う結び方は真結びと一つ結びの二つだけ。結ぶ場所を変えるだけで、さまざまな物を包めます。
 ふろしきの左右を真結びにしたお買い物包みは「大きなスイカも入るんですよ」と先生。
きれいにできたワイン包みに笑顔の女性
 少し難しいワイン包みにもチャレンジ。上下をきれいなひだにして、左右を瓶の後ろで交差させ前で結びます。「おしゃれでお気に入り。このまま持って帰ります」と参加者。
 籠に被せて結ぶと、ふろしきの模様で季節感が出ます。「食卓の上に置くものも、ふろしきならすぐ洗えて便利」とふろしきならではのメリットも。
ふろしきで作った頭巾を被る女性

 ふろしきは防災グッズにもなります。四隅を一つ結びにして被れば頭巾代わりに。けがをした時には三角巾としても使え、大きなふろしき2枚ならリュックも作れます。「パーテーション代わりや、寒い時は防寒にも。軽くてかさばらないので、ぜひ防災バッグに入れておいて」。

いろいろな包み方や模様の意味を説明する先生
 先生が包んだたくさんの見本。こっちは?そっちは?と参加者は興味津々。一見難しそうなものも、ほどいていくと「あぁ!そうなってたんだ!」と思わず感嘆の声が漏れます。
 「クリスマスツリーのふろしきもあるんですね。これに包んで孫にプレゼントしたら喜びそう」と参加者。模様には季節以外にもいろいろな意味が込められています。泥棒のイメージが強い唐草模様も、唐草はツタが永遠に続くことから子孫繁栄を表すおめでたい文様。「模様や包み方に意味を込めて気持ちを伝えられるのが魅力です」と先生は教えてくれました。

 

芸術は爆発だ じぶんだけのぼうしを作ろう!

場所:ウェルネスパーク図書館

「ミリーのすてきなぼうし」の読み聞かせを聞くこどもたち

 部屋には帽子がテーマの絵本がたくさん飾られています。読み聞かせは「ミリーのすてきなぼうし」。ミリーが手に入れたのは、大きさも形も想像次第で自由自在に変わる帽子です。想像するのは、大きく羽を広げたクジャクの帽子、おいしそうなケーキの帽子、花が咲き乱れる帽子…。

帽子を飾り付ける女の子

 みんなが想像したのはどんな帽子かな。子どもたちが思い思いの帽子を作っていきます。「自由な発想で作ってくださいね」と先生。色画用紙やお花紙などカラフルな材料を手に、子どもたちは真剣なまなざしで想像を形にしていきます。

飾り付けた帽子を手に笑顔の男の子

 みんな大胆に飾り付けを貼っていき、自由なアートの完成です。「楽しかった、上手にできた!イメージは王様」と満面の笑顔で王冠が付いた帽子を披露してくれました。

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