「両荘みらい学園6年」山野卯嵩さん

更新日:2025年10月21日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry057「棋士のまちから盛り上がりを」

両荘みらい学園6年|山野 卯嵩さん

第38回関西こども将棋大会で優勝し、学年関係なく一手一手力勝負で挑んできた山野さん。2023年テーブルマークこども大会関東大会やこども将棋王決定戦2025などの大会でも上位に名を連ね、棋士のまち加古川から全国での活躍を見せる山野さんにお話しを伺いました。

将棋プラザで賞状と盾を見せる山野さん

気が付けば将棋の道に

5歳の頃にたまたま教育テレビでNHK杯テレビ将棋トーナメントの中継を目にし、気が付けば将棋にはまっていました。将棋プラザでこども将棋教室が開催されていたので、早速通うことに。20級からスタートし、6歳で4級に昇級。大人も通う将棋道場に入る資格を得ました。小さいときから道場に通っていたので、皆さんにかわいがってもらいました。幼稚園の頃は将棋以外にも、習字やピアノ、そろばん、体操などの習い事をしましたが、頭を使う将棋が一番好きです。

力勝負でつくった思い出

将棋の魅力は、一局一局まったく違う展開になることです。同じパターンがなく、毎回違う対局になるのが楽しいです。僕は、戦略を立てるというより一手ごとに力勝負していくのが好きですね。一番得意な戦法は「雁木(がんぎ)」です。
今年優勝した関西こども将棋大会で印象深かったのは、予選2回戦と決勝トーナメント1回戦。対戦相手が強く、危なかった場面もありましたが、良い将棋を指せたのでこの大会3回目の挑戦にしてようやく優勝できました。
これまでの一番の思い出は2023年テーブルマークこども大会関東大会です。東京ビッグサイトで1,600人を超える参加者の中から決勝に進めたんです。直後に藤井聡太七冠(当時八冠)の棋戦が控えていたこともあり、ステージ上で大勢の観客に見守られた対局でした。結果は敗れてしまいましたが、関東の猛者と渡り合えたことや会場の雰囲気など、とても有意義な経験になりました。

テーブルマーク関東大会の決勝の舞台で将棋を指す山野さん

加古川をもっと棋士のまちに

まずは、奨励会受験を認めてもらえるように力をつけることが目標。こども将棋王決定戦や小学生将棋名人戦なども控えていますが、少しでも早く奨励会に入れるよう実力を磨いていきたいです。船江七段や上野五段のように棋士のまち加古川から棋士がたくさん誕生しています。加古川は将棋のイベントもたくさんあるので、みんなに気軽に楽しんでもらい、どんどん強い人が出てきてほしいです。

インタビューを受ける山野さん
プロフィール

両荘みらい学園6年|山野 卯嵩さん
加古川市在住。第38回関西こども将棋大会で優勝し、こども将棋王決定戦にも出場。プロ棋士目指して勉強中。【取材:令和7年9月30日】

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