「加古川北高等学校3年」大坪愛依さん

更新日:2025年07月23日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry054「たくさんの人にバトントワーリングを知ってほしい」

加古川北高等学校3年|大坪愛依さん

2025年8月にイタリア・トリノで行われる2025年IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会に出場予定の大坪愛依さん。練習場所で見せていただいた演技では私たちの目に追いつかないほどの速さで繰り広げられるバトンの技に圧倒されました。今回はそんな大坪さんにお話を伺いました。

練習上の体育館でポーズを見せる大坪さん

技を決めた時の達成感が好き

バトントワーリングを始めたのは4歳のとき。母が昔習っていたこともあり、当時市内にあった教室へ行くことに。初めて大会に出場したのは小学4年生の時でした。先生に勧められて出場しましたが、緊張していて本番のことはあまり覚えていません。小学6年生の時には全国大会に初めて出場。中学1年生の時には全国で5位になりました。小さい頃から神戸市や尼崎市で練習する日々を過ごし、周りのレベルも高く刺激を受けました。その後、今の姫路市のクラブに移って活動しています。バトントワーリングは技を決めた時の達成感が好きで、ここまで続けてきました。高校受験の時に少し練習をお休みしたのですが、早く復帰したくて。家や体育館で自主練をすることも多く、勉強の合間にもバトンを触ってしまいます。

初めての種目で世界大会へ

高校1年生のとき、今もペアを組んでいる横畑選手と組むことに。最初はバトンの癖やスピード感が異なり、なかなか息が合わず、結果が出せずにいました。そんな中、今年は「デュエット」という種目にペアでチャレンジすることに。デュエットは今年からできた種目なので、どんな選手が出場するのか、どんな技を決めてくるのか分からず手探り状態でした。どうやったら上手くなるのか、横畑選手と話し合いや練習を重ねた努力が実り、ペアを組んで初めて全国大会に出場できることに。でも、全国大会の3日前に足を痛めてしまったんです。とても焦りましたが、調整して迎えた本番、いつも通りリラックスして演技できました。大会の結果、イタリアで行われる世界大会に日本代表として出場できることに。初めての世界大会なので、緊張すると思いますが、楽しんで演技したいです。

ペアの横畑選手とポーズを決める大坪さん

バトンの楽しさを知ってほしい

高校では創作ダンス部に入っています。両立は大変ですが、バトントワーリングの表現力アップにも繋がり、良い影響を受けられました。踊ったり演技をしたりするのが好きなので、卒業後もスポーツに関わっていきたいですね。バトントワーリングはこれからも満足するまで続けていきたいです。大学生になって周りのレベルも上がっても、活躍し続けるのが目標です。
メジャーなスポーツに比べると競技人口が少ないスポーツになるので、もっとたくさんの人にバトントワーリングの楽しさを知ってもらって競技人口を増やしていきたいですね。ぜひ皆さんも一緒にバトントワーリングを楽しみましょう!

取材を受ける大坪さん
プロフィール

加古川北高等学校|大坪愛依さん
加古川市在住の高校3年生。姫路市のリトルフェローズバトンティーム所属。2025年IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会日本代表選考会デュエット種目において日本代表となる。8月にイタリア・トリノで行われる2025年IBTF世界テクニカルバトントワーリング選手権大会に出場予定。【取材:令和7年6月16日】 

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:企画広報課 広報広聴係(本館4階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9222
ファックス番号:079-424-1370
問合せメールはこちら