「ショージワークス」畦地貴之さん

更新日:2024年04月23日

加古川人

加古川という土地に根差し、自分らしく生きる人たちのリアルな声を通して、このまちと人の魅力に迫ります。

entry039「手作りの魅力を届けたい」

株式会社ショージワークス 専務取締役|畦地貴之さん

大学卒業後に知り合いから誘われ、庄司ブラシに入社。加古川市に移住し、自分が気に入るブラシ用品を作りたいという思いから、自社ブランドでブラシ製造を行うようになった畦地さん。製品を作製する思いなどについて、お話を伺いました。

あぜちさん

ブラシが縁で加古川へ

大学生の時、兄の家の風呂場にあるボディブラシを初めて見たのが、私とブラシとの最初の出会いでした。それに憧れて、自分が1人暮らしする時に、安いブラシを購入したんです。大学卒業後に知り合いに誘われて、庄司ブラシに入社しました。その際、工場がある加古川市に移住しました。当時は、加古川市がどういうまちなのか、全く知りませんでしたね。入社してからは他社商品のブラシ製造の植毛担当として、機械作業を行っていました。まずは、やってみるという意識で仕事を覚え、徐々にブラシとはどういうものかが分かってきたように思います。

自分が作りたいブラシ製品を

他社ブランドの商品を製造するなかで、「自分ならこんな風に作るのになあ」と感じるようになり、自分の中でもやもやしながら仕事をしていました。「自分が買いたいと思う商品を作ってみたい」と思い、オリジナルの商品を作り始めました。木製ブラシ作りは、製材、加工、研磨、塗装、植毛という工程を経て商品になりますが、原材料の仕入れから完成までの全工程を一貫して自社工場で生産しているのは、国内でもここだけかなと思いますね。
私のブラシ作りは、見た目重視で、自分が格好良いと思うものや買いたいものを作っています。洋服を大事にする人に使ってもらいたいですが、まず商品を手に取ってもらうにはやはり見た目が重要ですからね。

ブラシを手作業にてやすりで削る様子

ものづくりの素晴らしさ

オリジナルの商品は、店舗では最初はすぐに売れなかったのですが、数年後に売り上げがだんだんと伸びてきました。作った商品が、有名なセレクトショップなどで販売されるようになるのはとても嬉しいですし、やりがいを感じますね。また、海外の方にもブラシ製品を手に取ってもらいたいですし、日本のものづくりが素晴らしいことを日本の若い方にも知ってもらえたらと思います。
移住して長いですが、加古川市は住むのにとてもいいまちだと感じています。加古川にこんな商品を作っている会社があることを知ってもらえたらうれしいですし、ぜひ興味を持ってもらえたらと思っています。

インタビューに答える畦地さん
プロフィール

株式会社ショージワークス 専務取締役|畦地貴之さん
加古川市在住。徳島県で生まれ、京都の大学を卒業後、庄司ブラシに入社。加古川市東神吉町にある工場でOEMのブラシ製造に携わる。その後、自社ブランドであるショージワークスを設立。洋服用ブラシ、髪用ブラシなどのブラシ製品を製造・販売し、加古川市のふるさと納税の返礼品になっている。【取材:令和6年3月27日】

株式会社ショージワークス http://shoji-brush.co.jp/

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