天体観測室のご紹介

更新日:2024年04月01日

建物の屋上に設置された、4台の白い望遠鏡を上空から映した写真

「天体観測室」と聞いて、宇宙や星の難しい研究する場所というイメージを抱かれてはいないでしょうか。当施設の「天体観測室」は、子どもから大人までが宇宙という自然に興味を抱くきっかけづくりの場や親子のふれあいの場となるよう、まずは星を見て楽しむことを第一として、宿泊棟・宿泊館に宿泊されるお客様や、一般利用のお客様にも天体観察を体験していただいております。

また、学校 PTA(家庭教育学級) 少年団などのご要望に応じて、ご指定の場所での「出張天体観測室」も実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
出張天体観測室の費用は一切不要です。

観測機器のご紹介

1.大型カセグレン反射望遠鏡 / フォーク式赤道儀(1台)

フォーク式カセグレン反射望遠鏡の写真

鏡をつかって光を集めるタイプの望遠鏡で、鏡の大きさが40センチメートルあります。
淡い星雲や星団の観測を得意としており、昼間でも金星などの惑星や一等星の観察ができます。
また、倍率が非常に高く、約15キロメートル先に置いた2センチメートルの大きさの物を見ることができます。(例えば、少年自然の家から姫路城の天守閣の窓枠に貼り付けた1円玉を見ることができる計算になります。)
コンピューターで制御し、自動で目標の天体を観察できます。

2.大型屈折望遠鏡 / クーデ式赤道儀(3台)

クーデ式屈折望遠鏡の写真

月や惑星の観測を得意とする望遠鏡で、レンズの直径が20センチメートルあります。特殊なフィルターを付けると昼間でも太陽を観察することができます。
望遠鏡の向きに関わらずのぞき込む場所が同じ位置になるため、車いすの人でも観察に利用し易い望遠鏡です。
コンピューターで制御し、自動で目標の天体を観察できます。

3.小型屈折望遠鏡 / 経緯台(5台)【貸出可】

経緯台式小型屈折望遠鏡の写真

レンズの直径は9センチメートルと小型ですが、持ち運びが可能で操作も簡単なので、望遠鏡の使い方の実習などで活躍しています。初心者でも直感的に操作しやすい望遠鏡で、希望者には貸し出しも行なっています(貸し出しの前に、操作の仕方についてご説明させていただきます)ので、貸し出しをご希望の方は事前にご相談ください。
出張天体観測室でも活躍しています。

4.小型屈折望遠鏡 / 片持ちフォーク式経緯台(2台)

アーム支持型経緯台式屈折望遠鏡

レンズの直径は8センチメートルと小型ですが、持ち運びが可能で操作も簡単なので、天体観察クラブのほか、出張天体観測室でも活躍しています。

5.小型屈折望遠鏡 / ドイツ式赤道儀(2台)【条件付き貸出可】

赤道儀式小型屈折望遠鏡の写真

小型屈折望遠鏡(3.)と同じくレンズの直径は9センチメートルで持ち運びが可能な望遠鏡です。経緯台と違い、夜空の星の動きにあわせて望遠鏡を動かすことができるので長時間の観察に向いていますが、操作にコツがいるため、貸し出しは赤道儀の操作経験がある方を対象に行なっています。
こちらの望遠鏡も出張天体観測室でも活躍しています。

6.大型双眼鏡(3台)

大型双眼鏡の写真

レンズの直径が15センチメートルあり、彗星発見などに世界中で使われている大きな双眼鏡です。
25倍の倍率で望遠鏡より広い範囲を観察できるため、広がった星雲・星団や月の観察が得意です。
両目で見ることにより自然な星空が観察できます。

7.小型太陽望遠鏡(1台)

小型太陽望遠鏡

レンズの直径は7センチメートルと小型ですが、持ち運びが可能な太陽観察専用の望遠鏡です。主に太陽黒点を観察できます。電源を入れるだけで、内蔵のGPS機が現在地と現在時刻を受信し、それを元に自動で太陽の方向へ向いてくれる、というすぐれモノ。
主に出張天体観測室での活躍を予定しています。

小型太陽望遠鏡で見た太陽

(小型太陽望遠鏡で見た太陽)

小型太陽望遠鏡で見た太陽黒点

(黒点付近の拡大)

8.小型双眼鏡(10台)【貸出可】

小型双眼鏡の写真

持ち運びができる手持ちの双眼鏡です。倍率8倍の双眼鏡が2つと、倍率12倍の双眼鏡が8つあります。希望者には貸し出しも行なっています(貸し出しの前に、操作の仕方についてご説明させていただきます)ので、貸し出しをご希望の方は事前にご相談ください。

ご利用案内

利用対象

一般利用の場合は3名から利用可。1組は最大15名まで。
団体利用については10名以上のグループ・団体でご利用できるほか、宿泊館にお泊りのお客さまは3名以上でご利用できます。

利用時間

一般利用の場合は下記の[A]から[C]それぞれの時間帯において、1組ずつの利用。

  1. 4月~8月
    [A]19時30分~20時00分、[B]20時00分~20時30分、[C]20時30分~21時00分
  2. 9月~3月
    [A]19時00分~19時30分、[B]19時30分~20時00分、[C]20時00分~20時30分

団体利用についてはお問い合わせください。

利用できる日

一般利用の場合は火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日

  • 少年自然の家の他の施設と併せて天体観測室を利用する団体がある場合、また、少年自然の家の主催事業(天体観察分野)がある日など、ご利用できない日もあります。あらかじめご了承ください。

団体利用についてはお問い合わせください。

施設使用料(天体観測室)

施設使用料(令和2年4月1日~)
利用施設 加古川市にお住まいの方 加古川市外にお住まいの方
天体観測室 200円 1人1回 400円 1人1回
  • 宿泊棟・宿泊館をご利用の方は、別途、宿泊施設使用料が必要です。

ご予約の方法

一般利用の場合

  • 事前にお電話でご予約ください。
  • ご予約の受付は、 利用を希望される日の1ヶ月前から5日前まで受け付けています。
  • 加古川市主催の事業実施日と重なった場合、ご希望に沿えないことがありますのであらかじめご了承ください。
  • ご予約後、天体観測室の一般利用にあたって打ち合わせは不要ですが、初めて利用する場合等ご不明点がある場合はお申し出ください。

団体利用の場合

  • 事前にお電話でご予約ください。
  • ご予約の受付は、 利用を希望される日の属する月の3ヶ月前の1日(休所日の場合は翌日)の午前9時から開始し、1ヶ月前まで 受け付けています。
    (例として、7月16日の利用をご希望の場合、4月1日から予約可能です。)
  • 加古川市主催の事業実施日と重なった場合、ご希望に沿えないことがありますのであらかじめご了承ください。
  • 希望が集中する小学校・中学校の夏季休業期間中の利用につきましては、毎年4月に「夏季利用調整」を実施しています。詳細はお電話にてお問い合わせいただくか、3月にホームページ・市発行の広報かこがわにてお知らせいたします。
  • ご予約後、 使用許可申請書等の必要書類をご利用日の1ヶ月前までにご提出 いただくとともに、当施設にて担当職員と打ち合わせをお願いいたします。(遠方からお越しの団体等、事前に来所いただくことができない場合は、電話・ファックス・Eメールで確認させていただきます。)

[宿泊館ご利用のお客さまへのお願い]

宿泊館をご利用のお客さまが天体観測室の利用をご希望される場合で、自然学校等で宿泊棟をご利用いただいている団体の天体観測室利用日時が重なった場合は、宿泊館ご利用のお客さまのご希望に沿えないことがありますので予めご了承ください。

出張天体観測室について

夜空に浮かぶ星を観察する4人の人影が描かれた「ナイトハイクと星空観察」のイラスト

子ども達の自然体験の機会や親子のふれあいの場として、学校、PTA(家庭教育学級)、少年団活動などのプログラムにご活用ください。

天体観測担当スタッフがご指定の場所にお伺いし、望遠鏡での天体観測指導やプロジェクターを使って星座に関するお話し会など実施します。
費用は一切不要です。お気軽にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:少年自然の家
郵便番号:675-0058
住所:加古川市東神吉町天下原715-5
電話番号:079-432-5177
ファックス番号:079-432-5178
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