少年自然の家通信[令和2年8月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和2年8月17日更新】
- 「[令和2年8月11日]木の枝が怪物に化けた!?」を追加しました。
- 「[令和2年8月13日]竹筒でご飯炊きに挑戦」を追加しました。
[令和2年8月13日]竹筒でご飯炊きに挑戦
通常は飯盒(はんごう)を使って行われる野外炊さんですが、飯盒の代わりに竹筒を使ってご飯を炊くこともできるそうです。この度、職員研修を兼ねてこの竹筒を使った炊さんに挑戦してみました。


切り出してきた太い竹を必要な大きさにカット。竹筒を使った炊さんでは通常、両側に節を残してフタになる部分を切り抜き、横向きにセットして炊くスタイルが一般的ですが、今回は手軽に始められる縦置きスタイル。節を底部のみ残し、上はアルミホイルでフタをする方法をとりました。
計量した米と水を入れてアルミホイルでフタをしたら準備完了。かまどに組んだ薪に火をつけ、直接その中へ竹筒を倒れないように並べたら、後は炊きあがりを待つのみです。約1時間、通常の飯盒炊さんよりもずっと長い時間をかけてじっくり炊き上げ、水分がなくなってきた頃合いでかまどから取り出し、竹筒をナタで割ったら完成です。

全体的には思った以上にうまく炊き上げることができました。中には底ギリギリまで竹が燃えてしまって中の米が一部焦げてしまったものもありました(汗)が、薪ではなく炭火を使ったり、水加減を変えてみたりするなど、まだまだ改良できる余地がありそうです。
太い竹の調達が自然の家では難しかったり、炊さん後の竹の後始末が思いのほか大変、といった部分はありましたが、なかなか興味深い体験をすることができました。
[令和2年8月11日]木の枝が怪物に化けた!?
奇妙な姿の怪物が本岡家住宅(※)を襲っているっ!!!???

いえいえ、ご安心を。
実はこの写真、少年自然の家の管理棟ロビーに置いてあるミニチュア模型を写したもので、ぶら下がっている怪物のような生き物は昆虫の「ナナフシ」です。

木の枝そっくりに擬態することで、天敵の目をあざむいて身を守っています。数が特に少ない昆虫というわけではないようですが、このような見た目をしているため、なかなか見かけることはありません。


ナナフシを見つけてきた職員が竹ぼうきを持ってきたので、穂の部分にナナフシを乗せてみました。模型に乗っていた時と違い、周りの穂先の形そっくりになるように前足をピンッ!と伸ばしています。
(※)本岡家住宅
元は八幡町にあった江戸時代の大型民家で、現在は兵庫県指定の有形文化財・本岡家住宅として野外活動センター内に移設・保存されています。
見学は、市の文化財調査研究センター(電話番号:079-423-4088)へお申し込みください。
更新日:2023年04月28日