少年自然の家通信[令和2年9月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和2年10月10日更新】
- 「[令和2年9月8日]あのヒナたちの無事を確認(^o^)!!!」に残りの動画3本を追加しました。
【令和2年9月13日更新】
- 「[令和2年9月8日]あのヒナたちの無事を確認(^o^)!!!」を追加しました。
[令和2年9月8日]あのヒナたちの無事を確認(^o^)!!!
みなさんは「トレイルカメラ」というものをご存知でしょうか?
赤外線などのセンサーにより、カメラの前を横切った生き物などを自動的に記録することができるカメラで、「動物カメラ」と言えばピンとくる方もいるのではないでしょうか。少年自然の家の野外活動センターにもこのトレイルカメラがいくつか設置してあり、周囲の山林に生息する野生生物たちがこのカメラに写り込むことがあります。
ここで話は変わりますが、以前、少年自然の家通信の7月号でコジュケイのヒナについて紹介した記事を覚えていますでしょうか?
大雨を前に側溝へ落ちて出られなくなったコジュケイのヒナを発見・保護し、親鳥が待っているとみられる竹やぶへ放してやりましたが、放す際に親鳥の姿を直接確認できたわけでもなく、元気に竹やぶの中へ走り去っていくヒナたちを見送ることしかできなかったため、無事に親鳥と合流できたのか、それまでに他の動物に襲われたりしてないか、ずっと気がかりでした。

保護した当時の様子。(最初に保護した1羽目のヒナ)

保護した当時の様子。(後から発見した2羽を合わせて3羽を保護)
しかし、2ヶ月ほどが経った9月に入ってようやく、あのヒナたちが無事に親鳥たちと合流して元気に暮らしていることが判明したのです!
野外活動センターに設置しているトレイルカメラは、データの容量がいっぱいになる1~2ヶ月程度を目安に画像のチェックを行なっています。前回チェックを行なった6月の終わりから2ヶ月が過ぎた9月8日に再び画像のチェックへ向かったところ、黒岩砦の近くに設置していたトレイルカメラに無事合流できた後の親子の姿がバッチリ記録されていました!
日付を見ると、保護してから約1週間が経ったころの様です。その後、7月の終わりにかけて計5回ほどカメラを横切る親子の姿が、成長して大きくなっていくヒナたちの様子とあわせて記録されていました。
残念ながらこのカメラの静止画では画像が粗く、コジュケイ親子の姿をクッキリとお伝えすることができませんが、記録されていた動画を使ってムービーを作成いたしました。動きがある分、静止画よりもコジュケイ親子の様子がよくわかると思います。動画投稿サイトにてムービーを公開していますので、以下のリンクからぜひご覧ください。
(注意)外部サイトへ移動します。
- ヒナを保護してから約1週間後の様子。ヒナの無事がこれで初めて確認できました。
- 一つ前の動画から3日後の様子。
- 1.の動画から約1週間後の様子。コジュケイの姿がこれまでで一番よくわかります。
- 1.の動画から約10日後の様子。まだわずか10日ですが、最初に比べてひなが大きく成長していることがわかります。
- 1.の動画から約2週間後の様子。
更新日:2023年04月28日