少年自然の家通信[令和2年10月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和2年10月20日更新】
- 「[令和2年10月18日]キツツキの木突き」を追加しました。
【令和2年10月10日更新】
- 少年自然の家通信[令和2年9月号]の「[令和2年9月8日]あのヒナたちの無事を確認(^o^)!!!」に動画3本を追加しました。
→少年自然の家通信[令和2年9月号]
【令和2年10月08日更新】
- 「[令和2年10月6日]火星が接近中!」を追加しました。
[令和2年10月18日]キツツキの木突き
「キツツキ」といえば、木の幹につかまってクチバシで幹をコツコツとつつく鳥のなかま。多くの方がそんな姿を思い浮かべることができると思いますが、意外にそのキツツキを実際に見たことがある方は少ないのではないでしょうか。

以前、野外活動センターで目撃されたコゲラ。背中の縞模様が特徴です。
[2017年11月撮影]

木をつつくコゲラ。
[2017年11月撮影]
少年自然の家の野外活動センターでは、「コゲラ」という小さなキツツキのなかまの鳥を時折り見かけることがあります。先日もアドベンチャーコースを見回っていた職員が、しきりに木の幹をつついているコゲラを見つけ、ついでにスマホで撮影することにも成功しました。
コゲラが木をつつく理由は主に、
「子育て(春~初夏)のための巣穴をつくる」
「木の幹の中に隠れている昆虫などをとらえる」
「仲間とのコミュニケーション(ドラミング)」
のためと考えられますが、今回はえさ探しの最中だったと思われます。
職員が今回撮影したムービーを動画投稿サイトにて公開していますので、以下のリンクからぜひご覧ください。
(注意)外部サイトへ移動します。
1.少年自然の家通信(出張版)「コゲラの木突き」(2020年10月18日13時17分ごろ)
- 音量を上げると、コゲラが幹をつつく音がしっかりと聞こえてきます。
[令和2年10月6日]火星が接近中!
ここ最近、日が暮れて暗くなってからしばらくすると、東の空から昇ってくる明るい赤い星が非常によく目立ちます。実はこの星、みなさんも名前をよくご存じの「火星」です。
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相ノ山から昇る火星。10月6日(火曜日)19時20分ごろ撮影。
火星は太陽系の中で地球のすぐ外側を周る惑星で、つい先日の10月6日には地球との距離が非常に近くなる「接近」を迎えたばかりです。いつもより近づいている分、明るさもずいぶん明るく、そして望遠鏡でのぞくと模様がわかるほど大きく見えています。

最接近当日(10月6日)の火星。数値の上ではこの日が一番大きく見える日でしたが、上空の空気の流れが激しかったようで、火星の模様の見え方はちょっとイマイチ…。

最接近前(10月2日)の火星。火星の模様はこの日の方がよりクリアに撮影できました。
下に見えている白い部分は「極冠」といって地球の南極にあたる部分。ドライアイス(二酸化炭素の氷)でできていると考えられています。
今年2020年の火星接近では、10月6日に地球から約6200万kmの距離まで火星が近づきました。2年前(2018年)の火星大接近では約5800万km、さらに、2003年の火星超接近では約5600万kmの距離まで火星が近づいていたので、それらと比べると今回はわずかに遠くなった位置での接近になります。それでも10月いっぱいは南の空で一番星として輝いて見える木星以上の明るさを保っていますので、東の空で力強く光る火星をぜひ眺めて楽しんでください。
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10月6日の南の空に見えた木星。今の時期、日が沈んで暗くなり始めのころに南の空で一番星として見えている最も明るい星が木星です。
木星よりは少し暗めですが、木星の左やや上にも明るい星が1つ見えていて、こちらは環のついた姿で有名な土星。12月下旬には、この2天体がくっつきそうなほど接近して見える、非常に珍しい光景を眺めることができます。
更新日:2023年04月28日