少年自然の家通信[令和2年11月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和2年11月19日更新】
- 「[令和2年11月18日]野口さんが滞在している宇宙ステーションを撮影!」を追加しました。
- 「[令和2年11月18日]野口さんが滞在している宇宙ステーションを撮影!」に動画のリンクを追加しました。
【令和2年11月6日更新】
- 「[令和2年11月4日]湖畔駐車場の大イチョウ」を追加しました。
【令和2年11月1日更新】
- 「[令和2年11月1日]『バーチャル』無料散策日(11月号)」を追加しました。
[令和2年11月18日]野口さんが滞在している宇宙ステーションを撮影!
日本人宇宙飛行士の野口聡一宇宙飛行士が今月17日(火曜日)、国際宇宙ステーション(以下、ISS)に到着して長期滞在を開始しました。来年の夏にかけ、宇宙空間でしかできないさまざまな研究に取り組むことが予定されています。
その野口さんが活躍を始めたばかりのISSを加古川市で観察することができるチャンスが早速めぐってきました!昨日18日(水曜日)の夕方、低空にはうす雲が広がる空模様でしたが、木星や土星が輝く南西の低い空で雲のすき間越しにISSが見え始め、高度を上げて明るくなりながら東の空高くに見える火星の近くまで移動し、最後は地球の影に入ってスウッと消えていく様子を観察することができました。

夜空を移動するISSの光跡。撮影した動画から約30秒分の静止画を切り出して作成。
光跡の一部が途切れているのは途中で雲がかかったため。

(解説画像)
撮影した動画についても、動画投稿サイトにて公開いたしましたので、以下のリンクからぜひご覧ください。
(注意)外部サイトへ移動します。
2020年11月18日(水曜日)「国際宇宙ステーション(ISS)の上空通過」@加古川市立少年自然の家
今後も23日(月曜日)にかけてほぼ毎日1回、夕方の空で明るく光りながら移動していくISSを見ることができます。中でも20日(金曜日)と21日(土曜日)は特にISSが明るくなって観察しやすいためオススメです。
ISSを観察できる日時や方角については以下のページにて詳しく紹介していますので、リンクをご確認ください。
ISSを観察して、宇宙で活躍する野口飛行士を地上から応援しましょう!
[令和2年11月4日]湖畔駐車場の大イチョウ
先日の『バーチャル』無料散策日(11月号)の記事の中で、次第に色付き始めた野外活動センターの様子を少しご紹介させていただきました。
周囲の山々でも紅葉(黄葉)し始めた木々が段々と目につくようになり、それを目当てにした登山者・ハイカーが増えてきた感じがしますが、実は山に登らなくてもそれらよりずっとすぐ近く、少年自然の家の正面の湖畔駐車場で、今ちょうど見頃を迎えようとしているきれいな黄葉を楽しむことができます。

湖畔駐車場の東側、2本なかよく並んだ大きなイチョウの木です。撮影した11月4日時点ではまだ緑色の葉が残っていますが、あと数日もすれば全体が鮮やかな黄色い葉でおおわれるでしょう。さらにしばらく経つと、この木の下が落葉したイチョウの葉で埋め尽くされ、さながら黄色いじゅうたんの様になります。
少年自然の家・野外活動センターの敷地は通常一般の方の立ち入りをお断りしていますが、湖畔駐車場は団体利用がある場合等を除いて、湖を散策される方のために一般開放をしています。そばには越冬のために飛来したカモを見ることができる観察小屋もあり、休日には湖を散策する人々が多く訪れています。休日の憩いの場として、平荘湖を散策してみてはいかがでしょうか。
[令和2年11月1日]『バーチャル』無料散策日(11月号)

まだ日中は暖かい日が多いですが、平荘湖には早くもカモたちが越冬にやってきました。
これから本格的に冬を迎えるにつれて、カモたちの数もどんどん増えてくるでしょう。湖を散策するかたわらでカモにエサやりをする人が多いことから、例年多くのカモたちがやってきます。

平荘湖で見かけるカモの種類はここ数年、2種類のカモが大部分を占めています。画像右の2羽がヒドリガモ、その他のカモがオナガガモです。

オナガガモやヒドリガモと同じぐらいよく見かけるのがこちらのオオバン。真っ黒の全身と白い鼻先がトレードマークです。カモの群れに混じっていることが多いので一見するとカモのなかまのように見えますが、分類としてはクイナという全く別の種類のなかまになります。

野外活動センターでも、一部の木々が早くも紅葉し始めています。

はだしの広場の近くでは柿の木が実をつけています。残念ながら渋柿ですが…

黒岩砦へ続くアドベンチャーコース。曇り空で少し暗くなった山道です。もう少し時期が過ぎると、周囲の木々が落葉して地面が落ち葉で埋め尽くされます。

黒岩砦で静かに佇んでいると、周囲の木々のあちらこちらから小鳥たちのさえずりが聞こえてきます。種類は様々ですが、木々の間からよく顔を出してくれるのはヒヨドリが多いですね。

枝先に止まって力強くさえずっていました。思いのほか声量があるため、たくさん集まってくると逆にやかましいほどに(笑)。
そういえば先月の下旬には、少年自然の家の事務所の正面にあるつどいの広場で、小鳥たちによる壮絶な取っ組み合いのケンカが目撃されましたが、その鳥もヒヨドリでした。よくあること、というほどではありませんが、毎年何度か目撃することがあります。
この時はちょうど職員がビデオ撮影に成功しており、動画投稿サイトにて公開していますので、以下のリンクからぜひご覧ください。
(注意)外部サイトへ移動します。
1.少年自然の家通信(出張版)「ヒヨドリのケンカ」(2020年10月21日12時30分ごろ)

三角倉庫の前の広場は、周りのコナラから落ちたドングリでいっぱい!
まれに落ちてきたドングリが頭を直撃することもあるのですが、コナラの木が高いところまで成長しているので思いのほか痛い…(苦笑)。

野外活動センターに移築された本岡家住宅。
江戸時代の建築様式や生活の様子がわかる貴重な資料として県の重要文化財に指定されており、(本日は中止となりましたが)無料散策日の時には中を見学することもできます。
また、毎年11月の終わりごろには「秋の特別公開」も行なっており、ガイドによる解説付きで中を見ることができます。(詳しくは市の文化財調査研究センターへお問い合わせください。)

ボート小屋の近くのミカン科の木。
『バーチャル』無料散策日(7月号)で紹介した頃につき始めていた実がここまで大きくなっていました。

実の重みで枝が大きくしなっています。

ボート池(地知行池)に出ると、こちらでもカモの群れが遠くに見えました。平荘湖のカモたちと違ってこちらはあまり人に慣れてない様で、人の姿を見るとすぐ離れて行ってしまいます。
全部で10羽ほどが群れをつくっていましたが、種類はいずれもヒドリガモのようです。

…と思っていたら、いつの間にか違う種類の水鳥がヒドリガモの群れに混じっていました。この画像の左から2番目に写っている水鳥がそれ。

ヒドリガモの群れに混じっていたのはカイツブリでした。顔の模様から、まだ大人になってない幼鳥のようです。

しばらくすると、親鳥と思しき大人のカイツブリがいつの間にか近くにいました。冬には親鳥も灰色がかった地味な色合いに変わるそうですが、そういえばボート池では冬でも赤い頭のカイツブリがいたようないなかったような…?

事務所へ撤収する直前になって、これまたヒドリガモとは違う水鳥を発見。最初は種類がわかりませんでしたが、この画像からバンという種類の水鳥だとわかりました。平荘湖やボート池でも毎年たくさん見かけるオオバンのなかまの鳥ですが、この周辺でバンの方を見かけるのはおそらく初めてのことになります。
更新日:2023年04月28日