少年自然の家通信[令和3年3月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和3年3月7日更新】
- 「[令和3年3月7日]『バーチャル』無料散策日(3月号)」を追加しました。
[令和3年3月7日]『バーチャル』無料散策日(3月号)

風はまだヒンヤリと少し冷たいですが、日差しがとても暖かく感じられます。快晴とまではいきませんが、白い雲が浮かぶ澄んだ青空が広がっていて気持ちのいい空模様です。
もうすぐ本格的に春の季節ですが、平荘湖の湖畔にはまだまだたくさんのカモたちを見ることができます。

平荘湖で主に見られるカモのひとつ、オナガガモのつがい。

オナガガモと同じく平荘湖でよく見られるヒドリガモのつがい。

平荘湖をはさんで少年自然の家の反対側にある東堤防では、少し前から平荘湖に水を入れる作業が続けられています。

平荘湖本体の水面もだんだん上がってきましたが、少年自然の家の正面にあたる池部分との高低差はまだある模様。これからもっと水量が増えると手前の切り込み部分から越水して平荘湖全体が一体となります。

湖面が上昇したことで、露出していた平荘湖の古墳も再び水没しつつあります。
先月ご紹介した旧アクア交流館前の古墳群も同様で、6号墳(右)は半分ほど水につかっており、5号墳の石室(左)はほぼ水の中に戻ってしまいました。

古墳の石の上ではカワウが羽を休めていました。写真の2羽はどちらもまだ若鳥のようです。
ちなみに、アユ漁で知られる鵜飼いのウはカワウ(川鵜)ではなくウミウ(海鵜)だそう。

羽を広げたままジッ…としているカワウが2羽。
………何をしているんでしょう???

野外活動センターへの坂道を登ると、鮮やかな花をつけた椿の木が目にとび込んできます。

とても鮮やかな赤椿。大きく花弁を広げています。

坂を登りきると、本日最初の野鳥と遭遇。野外活動センターでは定番の鳥のひとつ、ヒヨドリです。

ポニー牧場の前の梅並木。先月は花がポツポツつき始めたばかりでしたが、今ちょうど見頃を迎えています。

ここの梅並木は種類も様々。こちらは濃いピンク色をした赤梅。

こちらは白梅。ただ、遠目に全体を見ると淡く緑がかった色にも見えます。

こちらも白梅の様ですが、萼(がく)の色の印象と合わさって、まるで桜のような色に。

今年度は無料散策日の中止が相次いだため野外活動センターを散策していただく機会があまりありませんでしたが、その野外活動センターを囲む山々はいつでも登ることができます。
いずれの山も標高があまり高くありませんが、景色のいいスポットが多いことから人気のハイキングコースとなっているようです。休日には登山道を行き来するハイカーの姿を敷地からも遠目によく見かけます。
なお、野外活動センターの周囲の山々を登山する際は、敷地へ入ってしまうことがないようにご注意ください。少年自然の家・野外活動センターの敷地へつながる道には注意を促す案内板が設置されているほか、以下のページでもご案内していますので、参考にしてください。

夏になると場所によっては藪に覆われてしまって歩きにくくなる所もありますが、冬から春にかけての今の時期は比較的歩きやすくなります。

途中にはこのように岩盤でできた道も多いため、靴などの装備はしっかりしたものをご用意ください。

午前中は晴れていたので太陽の撮影も。
ちなみに、大型望遠鏡の隣に置いてあるのは前日の「ひなまつり星見会」にあわせて登場したひなかざりですが、よくよく見るとこのひな壇、ただのひな壇じゃないぞ…(笑)

特殊なフィルターをつけて太陽のプロミネンス(紅炎)を撮影。太陽の右上に注目!

プロミネンスの拡大。写真で見ると小さく見えますが、これでも実際は地球数個分ほどの高さまで炎が吹き上がっています。
更新日:2023年04月28日