少年自然の家通信[令和3年12月]
本ページでは主に、少年自然の家・野外活動センターで見られた光景や少年自然の家の取り組み等をブログ形式でご紹介いたします。
【令和3年12月26日更新】
- 「[令和3年12月24日]少年自然の家にコウノトリがやって来た!!」を追加しました。
[令和3年12月24日]少年自然の家にコウノトリがやって来た!!
24日の午後、登山道の見回りを終えて事務所に戻ってきた矢先、事務所にいた職員から伝えられた驚きの一言。
「平荘湖にコウノトリが来てる。」

黒岩山の鉄塔で羽を休めるコウノトリ。[12月24日職員撮影]
あわてて外へ飛び出してみると、ウェルネスパークの手前、黒岩山に立つ鉄塔の上に大型の鳥のシルエットが4つ。
西日でやや逆光気味になっていたためはっきりと模様などが確認できたわけではありませんが、姿形からすぐにコウノトリで間違いないとわかりました。
聞けば、自分が戻ってくる10分ほど前、何と10羽以上の大群で平荘湖の上空をグルグルとしばらく飛んでいたそう。普段は湖畔でのんび~りしているカモたちもこの光景に驚いたらしく、あわててどこかへ一斉に逃げてしまったとのこと(笑)
その後、大半は黒岩山の向こうへ飛び去ってしまったそうですが、その内の4羽がたまたま鉄塔で一休みしていたため、自分も無事に目撃することができました。

逆光でやや見づらいですが、まるでフラミンゴのように片足立ちで休んでいる様です。
[12月24日職員撮影]
さて…。実は話はこれで終わりません。
しばらく経ってその日の終業時間も間近になってきた頃、宿泊館から戻ってきた職員からまたも驚きの一言が伝えられました。
「地知行池にコウノトリめっさ来てた。」

地知行池を歩くコウノトリ。[12月24日職員撮影]
地知行池(ぢちがいけ)とは、少年自然の家の野外活動センターの一番奥、宿泊館のそばにある大きなため池で、ふだんはボート体験のプログラムなどが行われているのですが、そこへ何と20羽近くもの数のコウノトリが集結していたそうです。

池の底でエサを探すコウノトリ。[12月24日職員撮影]
ふだんは水でいっぱいのこの池ですが、池の管理のため数日前に水が抜かれており、今は池の底が見えるほどになっています。
水が少なくなって池に住む生き物たちを見つけやすくなったため、エサを探しにコウノトリたちが降りてきたものと考えられます。
この後、この集団はしばらくしてからまたどこかへ飛び去ってしまったそうで、翌日にかけて池まで何度か確認に行ってみましたが、残念ながら定着はしなかった様です。
ただ、コウノトリが目を付けるほど、野外活動センターの周りの自然環境が豊かであると言えますので、その環境をこれからも守っていきたいところですね。
更新日:2023年04月28日