2020年04月10日:水星探査機「みお」(ベピコロンボ計画)の地球スイングバイ
水星探査機「みお」(ベピコロンボ計画)の地球スイングバイについて
水星磁気圏探査機「みお」(ベピコロンボ計画)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)とヨーロッパ宇宙機関(ESA)が共同で開発した水星探査機です。
2018年10月20日に打ち上げられて2025年1月に水星に到着予定ですが、その途中で地球の重力を利用して軌道を変える「スイングバイ」が2020年4月10日昼間(13時25分)に行われました。
水星へ向かう道のりの中では地球に一番近づくため、「みお」を観測する絶好のチャンスとなることから、少年自然の家では太陽が沈んで暗くなった同日夕方から天体観測室の大望遠鏡を使って「みお」の観測・撮影に挑戦いたしました。
このページでは、スイングバイを終えて本格的に水星への旅をスタートさせた「みお」の姿をご紹介いたします。
【速報写真】「みお」の光跡をとらえました!
20時30分から10秒露光×9枚撮影したものを合成。画面の左から右へと移動しています。
地球スイングバイを終えた水星探査機「みお」の観測
これまでで一番地球に近付いているとはいえ非常に暗いと予想される「みお」をとらえるため、天体観測室で一番大きい40cm反射望遠鏡を使いました。
望遠鏡の覗く部分にCCDカメラ(写真:青いケーブルの付いた赤い部分)を取り付けて撮影。
20時30分の前後計4分弱の間に撮影した写真を使ってアニメーションにしてみました。
「みお」が東側から西側(画面の左側から右側)に向かって移動していく様子がよくわかります。
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更新日:2023年04月14日