教職員の勤務時間の適正化について

更新日:2019年12月23日

教職員の勤務時間の適正化について

 学校を取り巻く状況が急激に変化する中、教育活動のさらなる充実を図るためには、教職員が時間的・精神的に落ち着いた環境のもとで、児童生徒としっかりと向き合うことが重要です。

 教職員は、日々授業を行う以外に、教材研究、学級事務、校務分掌、行事準備、放課後の補充授業や部活動、教育相談等、多忙を極めております。退勤後の持ち帰り仕事、土日の部活動等、統計に表れない超過勤務はかなりのものになります。

 そのような中、児童生徒と向き合う時間を確保し、また時間的余裕と、心通い合う生徒指導を行うための精神的余裕を持てるよう、兵庫県教育委員会が平成25年2月に策定した「教職員の勤務時間適正化新対策プラン」に基づき、以下の3つのことに重点をおいて、適正化を進めてまいります。

◆ 教職員の業務改善について

 本市においては、令和4年2月に「教職員の業務改善について」を発出し、教育委員会が取り組むこと、学校が取り組むことを示し、業務改善に向けた取組を推進しています。

◆ 教職員定時退勤日の実施について

 児童生徒の生きる力を育み、学力の向上やいじめ等の様々な問題を解決していくためには、教職員が児童生徒とじっくりと向き合う時間を確保することが重要です。

 しかし、教員の平日1日あたりの平均労働時間は10時間46分となっており、心身の負担が増大しています。(兵庫県教育委員会「平成24年度教職員勤務実態調査」結果)

 そこで、兵庫県教育委員会では、平成25年度から週1回以上の「教職員定時退勤日」を県内すべての学校で設定・実施するよう、各市町教育委員会に通知しています。「教職員定時退勤日」の実施により、すべての教職員が精神的なゆとりを持って、一人一人の児童生徒に向き合うことのできる環境づくりを進めています。

◆ 「ノー部活動デー」の実施について

 長時間・長期間にわたる過度な部活動により、ケガやスポーツ障害を起こしたり、心に疲弊をきたしたりすることが問題となっています。

 そこで、兵庫県教育委員会では、生徒のゆとりある生活の確保とスポーツ障害等の防止、教職員が生徒と向き合う時間を確保するため、部活動の休養日を設ける「ノー部活動デー」を県内すべての学校において、設定・実施するよう、各市町教育委員会に通知しています。

 適度な休養や規則正しい生活は、ケガの防止や効率的な活動の向上につながることが科学的にも明らかになっています。また、家族とのふれあいや趣味等の時間をもつことで、心身をリフレッシュし精神的ゆとりを生み出すなど、実りある運動部活動を目指しています。

 加古川市の各中学校では、体育館や運動場の練習日割振り計画を作成し、各部の実情に応じて「ノー部活動デー」を設定しております。

(参考)「実りある運動部活動の実施に向けて」(兵庫県教育委員会)

    「教職員の勤務時間適正化新対策プラン」(兵庫県教育委員会)   

 

ご質問、ご不明な点がある場合は、加古川市教育委員会学校教育課教職員係(電話079‐427-9353)までご連絡ください。

 

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:学校教育課(新館8階)
郵便番号:675-8501
住所:加古川市加古川町北在家2000
電話番号:079-427-9352
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