天坊山古墳出土品一括/市指定文化財

更新日:2022年02月20日

天坊山古墳で出土した青銅鏡や銅鏃、鉄剣や鉄槍や鉄斧など鉄製の武器類や農工具類などの様々な副葬品の写真

名称

天坊山古墳出土品一括(てんぼうざんこふんしゅつどひんいっかつ)

数量

24点

材質及び技法

材質及び技法青銅鏡2点(仿製獣形鏡 径14センチメートル、画文帯神獣鏡片 復元径12.6センチメートル)、銅鏃4点、鉄剣3点、鉄槍1点、鉄刀1点、鉄鏃4点、刀子1点、鑿1点、鉇1点、鉄斧2点、鉄鎌1点、棒状鉄器1点、管玉1点、土師器1点

時代

古墳時代前期/4世紀

管理者

加古川市教育委員会

所在地

加古川総合文化センター博物館(平岡町新在家1224-7)

指定年月日

平成30年3月2日市指定

解説

 天坊山古墳は、上荘町小野の標高163メートルの山頂に所在する直径約16メートルの円墳で、埋葬施設に2基の竪穴式石室をもつ前期古墳です。昭和43(1968)年に超音波反射塔の建設工事に伴って発見され、発掘調査が行われました。その詳細については、昭和45(1970)年に刊行された『天坊山古墳』(加古川市文化財調査報告5)や、平成8(1996)年刊行の『加古川市史』(第四巻史料編一)において報告されています。
 天坊山古墳の副葬品には、青銅鏡や銅鏃のほか、鉄剣や鉄槍、鉄斧をはじめとする各種鉄製武器類や農工具類があります。これらの副葬品は、前期古墳に特徴的な副葬品の組合せであるとともに、前期古墳の性格を示すものとして学術的価値が高いものです。また、市指定文化財の長慶寺山1号墳出土品とともに、加古川市域北東部の古墳時代前期の様相を考えるうえでたいへん貴重なものでもあります。
 なお、これらの資料は加古川総合文化センター博物館で常設展示されており、いつでも見ることができます。

地図情報

「天坊山古墳出土品一括」所在地(加古川総合文化センター博物館)
天坊山古墳位置図

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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