西之山地蔵堂の六地蔵石仏/市指定文化財

更新日:2019年12月23日

六地蔵石仏の写真

名称

六地蔵石仏(ろくじぞうせきぶつ)

数量

1基

種類

考古資料

材質及び技法

石造、凝灰岩製

時代

南北朝時代、康永元(1342)年8月

所有者及び所在地

西之山町内会 神野町西之山428番地

寸法

高134cm、幅80cm、厚21cm

指定年月日

平成28年2月25日市指定

解説

 この石仏は、西之山のお堂と呼ばれる地蔵堂の中に安置されているもので、凝灰岩製の板状の大きな切石に横一列に並んだ6軀の地蔵菩薩立像を半肉彫りした石仏です。 地蔵菩薩は、いずれも蓮華座上に立ち像高は約21 cmです。地蔵像の下の平面に銘文があり、「右造顕趣者為/二親(3字不明)頓/証菩提乃至法/界平等利益也/康永元季八月日/願主 上村(1字不明)盛 康/敬白」と読める文字が陰刻されています。
 5-6世紀頃の古墳時代の石棺材の可能性がある切石に、14世紀の南北朝時代に複数の仏像を彫り出したもので、加古川地域の石仏の特色をよく示しています。制作年代が明らかなもので、この地域の中世の石仏を考える上で基準となる貴重なものです。

文化財解説シート(内部リンク)

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住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
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