中西廃寺の石製露盤及び刹/市指定文化財

名称
石製露盤及び刹(せきせいろばんおよびさつ)
数量
露盤1個、刹1個
種類
考古資料
材質及び技法
石造、凝灰岩製
時代
奈良時代前期/7世紀
所有者及び所在地
中西町内会 西神吉町中西
寸法
露盤縦97センチ・横97センチ、高さ65センチ、刹 高さ65センチ・外径46センチ
指定年月日
平成26年2月27日市指定
解説
この石造品は、隣接する古代寺院跡である中西廃寺の塔の屋根の部材である露盤と刹と考えられています。江戸時代には、湧き水の名所である石井の清水の井枠に転用されており、現在も井枠として使用しながら保存されています。
中西廃寺は、出土した瓦から7世紀後半の古代寺院と考えられており、大きな塔心礎が現存しています。このことから、この露盤と刹は、奈良時代前期の塔の屋根の部材と考えられています。
国内では石製の露盤や刹の現存例は少なく、この石製の露盤と刹は、播磨地域の古代を考える上で、また、わが国の古代寺院建築の構造を知る上でも貴重なものです。
文化財解説シート第30号(史跡3、考古資料4)石井の清水、石製露盤及び刹 (PDFファイル: 3.2MB)
地図情報
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電話番号:079-423-4088
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更新日:2024年03月05日