鶴林寺の聖徳太子坐像及び二王子立像/市指定文化財
名称
聖徳太子坐像及び二王子立像(しょうとくたいしざぞうおよびにおうじりゅうぞう)
数量
3軀
種類
彫刻
材質及び技法
木造、檜材、一木造、割矧造
時代
平安時代/12世紀
所有者及び所在地
鶴林寺(加古川町北在家)所蔵
寸法
聖徳太子像 像高47.5センチ、ニ王子像 像高 各38.9センチ
指定年月日
平成4年10月6日市指定、平成20年3月13日追加指定及び指定名称変更
解説
この像は、太子堂内秘仏板絵聖徳太子像の前に安置されているものです。頬の豊かさが太子の精気に富む表情を伝えています。体幹部は檜材を前後に割り矧いでおり、彫眼で、頭部を差し込んでいます。また、両脚部は一材を寄せ、腰部にニ材を付けています。全身に彩色を施されていたようですが、ほとんど剥落しています。
追加指定されたものは、植髪の太子像とともに重要文化財のきゅう漆厨子の中に保管されている山背大兄王(太子の子)と殖栗王(太子の弟)の木造立像です。いずれも、檜材の一木造、彫眼で、彩色は残っていません。これらの二王子立像は、伝承や古写真など近年の記録調査から、市指定文化財である聖徳太子坐像の脇侍であることがあらためて確認されました。
聖徳太子坐像としては、奈良の法隆寺に治承5年(1069)銘のものがありますが、二王子を従える聖徳太子16歳の孝養像としては、現存最古のものと考えられるものです。
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住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
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ファックス番号:079-423-8975
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更新日:2022年02月20日