報恩寺の四尊石仏/市指定文化財

更新日:2019年12月23日

四尊石仏の写真

名称

四尊石仏(しそんせきぶつ)

数量

1基

種類

考古資料

材質及び技法

石造、凝灰岩製

時代

南北朝時代、文和2(1353)年2月

所有者及び所在地

報恩寺 平荘町山角466番地3

寸法

高81cm、幅68cm、厚11cm

指定年月日

平成28年2月25日市指定

解説

 この石仏は、報恩寺本堂の背後の墓地に西面して立ち、古墳時代の石棺材に、横に並んだ4軀の弥陀如来坐像を舟形の輪郭の中に半肉彫りした石仏です。弥陀如来坐像の像高は18.8cmです。
 石棺は組合せ式石棺の長側石で、背面に短側石を嵌め込むための溝の加工痕があります。
 この石仏には銘文があり、向かって右から第二尊と第三尊の間に「文和二季」、また、第三尊と第四尊の間に「二月」の文字が陰刻されています。
 5-6世紀頃の古墳時代の石棺材に、14世紀の南北朝時代に複数の仏像を彫り出したもので、加古川地域の石仏の特色をよく示しています。制作年代が明らかなもので、この地域の中世の石仏を考える上で基準となる貴重なものです。

文化財解説シート(内部リンク)

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住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
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