平木橋/市指定文化財

更新日:2022年02月20日

平木橋の画像

名称

平木橋(ひらきばし)

数量

1基

種類

建造物

材質及び技法


高欄付、単径間煉瓦壁石造拱橋

時代

大正時代/大正4年(1915年)

寸法

全長27.15メートル

指定年月日

平成22年3月5日市指定

解説

 野口町水足の前ノ池にあるこの橋は、花崗岩を積み重ねたアーチと、煉瓦を組み合わせた橋壁で形成し、その上に通水路がある水路橋です。
 この橋は、明治44年(1911)に始まる山田川疏水事業(大正8年(1919)竣工)の一環で、江戸時代に開削された高掘溝を跨ぎ旧平木池に送水する水路として、大正4年(1915年)に建造されました。その後、平木池が貯水池としての機能を十分に発揮できず、昭和24年(1949)頃には、平木橋も放置されるようになっていました。移築するまでは、現在地から東に約1.1キロメートルの位置にありましたが、東播磨南北道路建設に伴い、そのルート上にある平木橋が、近代土木遺産として高く評価され、保存のため平成21年3月に元の位置から前の池に移築されました。
 いなみ野台地を潤す灌漑施設の中でも、近代に築かれた構造物として貴重なものです。

文化財解説シート(内部リンク)

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
問合せメールはこちら
みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか。
このページは見つけやすかったですか。