平之荘神社の種子板碑/市指定文化財

更新日:2022年02月20日

名称

弥陀三尊種子板碑・釈迦三尊種子板碑(みださんぞんしゅしいたび・しゃかさんぞんしゅしいたび)

数量

2基

種類

考古資料

材質及び技法

石造、凝灰岩(竜山石)製

寸法

弥陀三尊種子板碑 地上高68cm、幅62cm、厚14cm
釈迦三尊種子板碑 地上高65cm、幅62cm、厚15cm

時代

鎌倉時代/弘安元(1278)年

所有者及び所在地

平之荘神社/平荘町山角

指定年月日

平成3年10月1日 市指定

解説

 平之荘神社の門に続く参道の石段の左右に、石棺材を転用した2基の石棺板碑が建っています。
左側の弥陀三尊種子板碑は、上段に阿弥陀如来(キリーク)、下段右側に観音菩薩(サ)、下段左側に勢至菩薩(サク)の種子が薬研彫りされています。その下に「弘安元(1278)年」の銘文が刻まれており、これは市内にある石造文化財の記年銘としては最古のものです。
 右側の釈迦三尊種子板碑は、上段に釈迦如来(バク)、下段右側に文殊菩薩(マン)、下段左側に普賢菩薩(アン)の種子が左側の板碑と同じ手法で彫り出されています。
 これらの石棺板碑は、組合式石棺の一対の長側石を利用して造られたもので、種子の刻み方も似ており、同一人物に同時期に製作されたものと考えられています。

文化財解説シート(内部リンク)

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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