縹糸胸取金茶威二枚胴童具足/市指定文化財

更新日:2026年07月29日

縹糸胸取金茶威二枚胴童具足

名称

縹糸胸取金茶威二枚胴童具足(はなだいとむなとりきんちゃおどしにまいどうわらべぐそく)

数量

1領

種類

工芸品

材質及び技法

縹糸胸取金茶威二枚胴

寸法

高さ 132センチメートル

時代

江戸時代中期/18世紀頃

所有者及び所在地

個人

指定年月日

平成13(2001)年4月12日 市指定

解説

 兜は、鉄錆地六十二間筋鉢、眉庇(まびさし)は鉄地に藻獅子絵韋(もじしえがわ)と菖蒲小禄韋(しょうぶこべりがわ)を色糸で伏組し、小桜鋲を打っています。鍬形台と祓立を「二ツ輪」紋頭の三光鋲で留め、クワガタと木彫金箔押龍の前立物を挿入しています。面具は、御家頬で、垂(たれ)を付けて顎の下から胸板までの隙間を埋めています。
 胴は、本小札黒漆塗の二枚胴です。威(おどし)は本小札毛引威胸取で、胸を縹糸糸(はなだいと)金茶二段で仕上げています。胴の下には草摺をつけ、佩楯、脛当、袖、籠手(こて)も備えています。各所に脇坂家の家紋が据えられています。この童具足は入念精緻に製作されており、元服用に用いられたと考えられます。
 元服のためだけに製作されるものは、大変贅沢品であり、現存するものは非常に少ないです。
 具足は江戸時代中期ではありますが、文様表現や精緻な製作技術から美術品として貴重なものです。

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