仏性寺の薬師如来座像及び両脇侍像/市指定文化財

更新日:2026年07月30日

仏性寺薬師如来坐像及び両脇侍像

名称

薬師如来坐像及び両脇侍像(やくしにょらいざぞうおよびりょうきょうじぞう)

数量

3軀

種類

彫刻

材質及び技法

各 木造彩色、一木割矧造、彫眼

法量

薬師如来坐像 像高 163.0センチメートル
日光菩薩立像 像高 153.4センチメートル
月光菩薩立像 像高 153.2センチメートル

時代

不詳、平安時代の仏像と見られる

所有者

佛性寺 所蔵

所在地

志方町原314番地

指定年月日

平成15(2013)年3月11日市指定

解説

 佛性寺の本尊として祀られている半丈六の薬師如来坐像とその脇侍です。仏性寺は寛保2(1742)年に、 網干龍門寺の臨済宗の名僧である盤珪禅師によって再興され、現在は臨済宗の寺院です。これらの像を祀る本堂も小さく、『加古川市史』の文化財編で一部紹介されたことを除けば、近年まであまり注目されることは無かった仏像です。平成23(2001)年に本堂が改修され、その中であらためて注目されるようになりました。
 薬師如来像は、体幹部を前後に割矧ぎ内部を内刳りし、膝部・裳先は別材を合せています。右手は腕から先、左手は手首から先、及び薬壺は後補です。量感のある体軀で、頭部の肉髻は大きく、端正な相貌をし、眼は彫眼です。肉身部は漆箔、衣部はベンガラ漆塗の彩色でいずれも後補のものです。左手は膝上において薬壺をのせ、右手は屈臂して掌を前にして第三指と第四指をわずかにまげ結跏趺坐しています。一見して、平安時代の中期末から後期にかけての如来像に見えます。
 また、脇侍の日光・月光菩薩は、修理により像容を損ねていますが、平安時代後期はじめ頃の菩薩形立像の特徴を備えた優れた仏像です。
 これらの像は、天台系の規模の大きな寺院を想起させるもので、この地域の平安時代の仏教を考える上でたいへん興味深い仏像です。
 像内には、台座裏に寛文10(1670)年の銘がある像高31.5センチメートルの薬師如来立像の小像が納められています。

地図

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