鶴林寺の黒漆瓶子/市指定文化財

名称
黒漆瓶子(こくしつへいし)
数量
1対
種類
工芸品
材質及び技法
木製、漆塗
寸法
高 各27.6センチ
時代
南北朝時代から室町時代 14世紀から15世紀頃
所有者及び所在地
鶴林寺(加古川町北在家)所蔵
解説
鶴林寺宝物館に保存されている瓶子のうち、木地を黒漆で仕上げた一対の瓶子です。内部は朱漆が塗られ、口縁部は小さく、方部は大きく張り出し、胴の断面はわずかに楕円形となっています。それぞれの前後には、宝瓶から華が噴き出している模様を、朱漆で描いた漆絵の装飾がなされています。
瓶子は、神祇に飲食物を供えるときの酒器ですが、この瓶子は、漆絵の図柄から、仏教の儀式に用いられていたと考えられます。
製作時期は、南北朝時代から室町時代と考えられ、この地域の漆工品の中で最古級であり、わが国の漆工の流れを考えるうえでも貴重なものです。
この記事に関するお問い合わせ先
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郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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更新日:2024年05月01日