長慶寺山古墳出土品一括/市指定文化財

更新日:2024年03月07日

名称

長慶寺山古墳出土品一括(ちょうけいじやまこふんしゅつどひんいっかつ)

種類

考古資料

数量

34点

時代

古墳時代前期/4世紀

管理者

加古川市教育委員会

所在地

加古川総合文化センター博物館(平岡町新在家1224-7)

指定年月日

平成6(1994)年11月10日

解説

 長慶寺山古墳群は、加古川右岸の平野に突出した丘陵上に位置する古墳群です。7基が確認されており、丘陵の頂上に築かれた古墳時代前期の前方後円墳である1号墳については、昭和30(1955)年に地元中学校の有志者によって発掘が行われています。
 当時の記録によると、長慶寺山1号墳は全長約34mで、既に石室の上部は破壊されていたそうですが、残存状況から粘土床を伴う竪穴式石室であったと推定されています。主体部の床面には副葬品が残っていて、内行花文鏡、鉄剣、鉄鏃、鉄鉾などのほか、鉄製の鉋、鎌、斧、鏨などの農工具が多く見つかりました。遺物の詳細な数については記録によって齟齬が見られますが、武具を中心とした鉄製品が豊富に出土しています。
 この発掘に係る長慶寺山1号墳の出土遺物は、古墳時代前期における加古川地域を考えるうえで重要なものとして市指定文化財に指定されています。

地図情報

「長慶寺山古墳出土品一括」所在地(加古川総合文化センター博物館)
長慶寺山古墳位置図

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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