西山の線刻地蔵石仏/市指定文化財

更新日:2019年12月23日

西山の線刻地蔵石仏

名称

線刻地蔵板碑(せんこくじぞういたび)

数量

1基

種類

考古資料

材質及び技法

石造、凝灰岩(竜山石)製

時代

鎌倉時代/応長元年(1311)年

所有者および所在地

西山町内会/平荘町西山

寸法

地上高122cm、幅63cm、厚19cm

指定年月日

平成18年3月2日 市指定

解説

 平荘町西山にある共同墓地の入口近くに、2基の板碑が覆屋の中に建てられています。そのうち向かって右側がこの石仏で、銘文の内容から応長元(1311)年に造られたことがわかります。
 古墳時代の石棺材の底石の内面に、蓮華座に建ち円光背を負った捧珠持錫の地蔵立像を1体線刻しています。地蔵の左右には、「應長元年辛亥」「九月十□日智□」の銘文があります。像容を線刻で刻む石仏は珍しく、県内でも唯一の石棺石仏と言えます。
 また、風化により見えにくい地蔵の表情が夜は灯りで浮かびよく見えるそうで、地域住民から「ほほえみ地蔵」と呼ばれ親しまれています。

文化財解説シート(内部リンク)

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