神吉常楽寺(本堂、薬師堂、山門、鐘楼)4件/国登録文化財

更新日:2021年04月16日

常楽寺関連の国登録文化財は4件あり、まとめて掲載しています。

登録名称及び数量

常楽寺本堂(じょうらくじほんどう) 1棟

常楽寺薬師堂(じょうらくじやくしどう) 1棟

常楽寺山門(じょうらくじさんもん) 1棟

常楽寺鐘楼(じょうらくじしょうろう) 1棟

種類

各 建造物

種別

常楽寺本堂 建築物

常楽寺薬師堂 建築物

常楽寺山門 その他工作

常楽寺鐘楼 その他工作

時代

常楽寺本堂 江戸時代、元禄5(1692)年 /享保7(1722)年増築

常楽寺薬師堂 江戸時代、文久2(1862)年

常楽寺山門 江戸時代、明和7(1770)年

常楽寺鐘楼  江戸時代、宝暦4(1754)年

所有者及び所在地

各 常楽寺 、各 東神吉町神吉1413番地

登録年月日

各 平成19(2007)年7月31日 国登録

構造・形式及び解説

・常楽寺本堂  木造平屋建、瓦葺、建築面積374平方メートル
 本堂は境内西寄りに南面して建っています。桁行19m、梁間17m、入母屋造、本瓦葺で向拝が付いています。前面を広縁とし、凸形内陣と両脇間、外陣からなる浄土宗本堂です。内陣格天井の花鳥画が鮮やか。増築の本玄関は本堂の東に続く東西棟で、唐破風の式台を南面させています。

・常楽寺薬師堂 木造平屋建、銅板葺、建築面積15平方メートル
 本堂南に東面して建っています。方2間規模の宝形造、銅板葺で、向拝が付く、石階4級を設け、東、南、北に縁が付いています。組物は出三斗で中備は蟇股、一軒疎垂木としています。正面は中央と北間を嵌殺し格子戸とし、南間を開戸としています。内部は板床で、奥の段に厨子を安置しています。

・常楽寺山門 木造、瓦葺、間口3.8メートル
 境内の南辺西寄りに建つ間口12尺の四脚門で、切妻造、本瓦葺とします。妻飾りは虹梁に笈形付大瓶束で、大瓶束に差した桁行の虹梁が特徴です。組物は出三斗に実肘木とし、軒は二軒繁垂木です。扉は冠木と唐居敷に軸を納める古式で、八双、四葉の金物もよく遺っています。

・常楽寺鐘楼 木造、瓦葺、面積8.4平方メートル
 境内の南方、山門の西に位置します。石積の基壇上に建つ桁行9.5尺、梁間9尺規模の東西棟で、切妻造、本瓦葺です。柱は四方転びで頭貫を虹梁につくっています。組物は出三斗、中備は蟇股、妻飾りは虹梁に蟇股。一軒疎垂木の化粧軒裏とし、棟木下の虹梁に梵鐘を吊っています。

(解説は、登録時の資料及び文化庁国指定文化財等データベースの解説を基本に作文しています。)

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