多木浜洋館(主屋、記念碑、石造門、煉瓦塀)4件/国登録文化財

更新日:2021年04月16日

多木浜洋館関連の国登録文化財は4件あり、まとめて掲載しています。

登録名称及び数量

多木浜洋館主屋(たきはまようかんしゅおく) 1棟

多木浜洋館記念碑(たきはまようかんきねんひ) 1所

多木浜洋館石造門(たきはまようかんせきぞうもん) 1棟

多木浜洋館煉瓦塀(たきはまようかんれんがべい) 1基

種類

各 建造物

種別

多木浜洋館主屋 住宅、建築物

多木浜洋館記念碑 その他工作

多木浜洋館石造門 その他工作

多木浜洋館煉瓦塀 その他工作

時代

多木浜洋館主屋 近代(大正時代)、20世紀

多木浜洋館記念碑 近代(昭和時代)、昭和11(1936)年

多木浜洋館石造門 近代(大正時代)、20世紀

多木浜洋館煉瓦塀  近代(大正時代)、20世紀

所有者及び所在地

各 学校法人多木学園 、各 別府町東町174番地

登録年月日

各 平成14(2002)年8月21日 国登録

構造・形式及び解説

・多木浜洋館主屋 木造4階建、銅板葺、建築面積294平方メートル
 加古川市別府港に注ぐ別府川右岸河口近くに建っています。1階腰を煉瓦積もしくは花崗岩積としたたちの高い木造4階建で、凹凸のある平面形状と勾配を変えた切妻屋根とがつくりだす多彩なシルエットに特徴があります。外装は全面銅板張で、あかがね御殿として広く知られています。

・多木浜洋館記念碑 石造、面積148平方メートル
 主屋西北方に位置します。我国人造肥料製造の鼻祖で多木製肥所の創始者である多木久米次郎(1859-1942)の銅像所として建設されました。北木島産花崗石による簡潔かつ豪放な造形を有し、底面14尺四方高18尺の台石には時の総理大臣斎藤実の書による「肥料主」を刻んでいます。

・多木浜洋館石造門 石造、間口3.1メートル、両側石造袖塀5.6メートル付
 主屋東北端から敷地北辺に沿って延びる煉瓦塀の中途に建っています。間口は3メートル規模、胴張りをつけた一本石の柱に石製のまぐさ、大斗、肘木、蟇又等を載せた和風意匠の特異な石造門で、左右に高さ約3メートル規模,平面1/4円状の石造袖塀を付けて煉瓦塀に接続させています。

・多木浜洋館煉瓦塀 煉瓦造、瓦葺、延長54メートル
 主屋東北端から敷地北辺に沿って延びる北塀と、主屋西南端から南方に延びる西塀から成り、北塀には石造門の他に潜門2箇所を設けています。主屋の北面及び西面とは連続していて、煉瓦二五分分をはね出した段を6条挿入して変化ある外観をつくりだしている点に特徴があります。

(解説は、登録時の資料及び文化庁国指定文化財等データベースの解説を基本に作文しています。)

外部リンク

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
問合せメールはこちら
みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか。
このページは見つけやすかったですか。