鶴林寺の木造天蓋/国指定重要文化財

更新日:2022年02月04日

名称

木造天蓋(もくぞうてんがい)

数量

1個

種類

彫刻

材質及び技法

木造、桧材寄木造

寸法

径85.7cm

時代

平安-鎌倉時代 、12-13世紀

所有者及び所在地

鶴林寺(加古川町北在家424番地)所蔵

指定年月日

大正3年8月25日 国指定

解説

 この天蓋は、太子堂の本尊である釈迦三尊像の頭上に吊るされていたもので、金箔を押し、二重円光の外に八葉蓮弁をめぐらした形のものです。
 中心の円光には子房を刻まず、やや長めの蕊(しべ)をめぐらし、少し反りをもたせた八葉複弁の蓮華を彫出しています。その外には、二条の紐帯をめぐらし、珠文帯との間に唐草文を、さらに珠文帯の回りの外周に宝相華唐草文を浮き彫りした八葉の蓮弁を飾っています。
 図柄は豊麗で、その繊細な技法は藤原様式の特色をよく表しています。
 なお、瓔珞を下げていた跡が残っていて、往時の華麗さをしのぶことができます。

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