聖徳太子画像(鶴林寺所蔵)/国指定重要文化財

更新日:2026年08月05日

鶴林寺聖徳太子画像

写真提供「鶴林寺」

名称

絹本著色聖徳太子像(けんぽんちゃくしょくしょうとくたいしぞう)

数量

1幅

種類

絵画

材質

絹本着色、軸装

寸法

縦 115.5cm、横 86.5cm

時代

鎌倉時代、13世紀

所有者及び所在地

鶴林寺(加古川町北在家424番地)所蔵

指定年月日

明治34(1901)年8月2日 国指定

解説

 画幅の中央に、角髪(みずら)に結い、袈裟をつけ、両手に柄香炉をもつ聖徳太子像を描く。左右に殖栗王(経箱をもつ、太子の弟)、山背大兄王(如意をもつ、太子の王子)を侍らせ、さらに両下隅に四天王中の二尊を配する。
 聖徳太子一六歳のとき、父用明天皇の病気平癒を祈る姿で、いわゆる太子孝養像といわれている。聖徳太子は日本の釈迦として崇拝され、童形の南無太子像、十六歳孝養像、勝鬉経講讃図等、鎌倉時代になると彫刻に絵画に数多くの遺例を残している。孝養像には独尊像が主で、三尊形式のものは比較的類例が少なく、とくに四天王の二体を配する図柄は非常に珍しいとされている。
 聖徳太子の姿は、礼拝像として一定の型をもっているが、本画像は、きりっと締っ
たいかにも威厳と聡明な顔立ちをもった太子を中心に、ピラミッド型に二王子・二尊
を配する立体感をもった構図、闊達な輪郭線、鮮やかな色調等に生き生きとした動的
表現を感ずることができる。鎌倉時代の聖徳太子像のうちでもすぐれた作品であると
いうことができるであろう。
(この解説は『加古川市史 第7巻』の作品解説の内容を記載しています。)

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