木造鶴林寺扁額/国指定重要文化財
名称
木造鶴林寺扁額(伝鳥羽天皇宸翰)(もくぞうかくりんじへんがく、でんとばてんのうしんかん)
数量
1面
種類
工芸品
材質
木造
寸法
縦 75.0cm、横 47.5cm
時代
室町-江戸時代 、14-17世紀
所有者及び所在地
鶴林寺(加古川町北在家424番地)所蔵
指定年月日
明治34(1901)年8月2日 国指定
解説
一枚板で、中央に長方形の額面を彫出し、その中に篆書(てんしょ)で「鶴林寺」と陰刻しています。書は鳥羽天皇(1107-1123)宸翰と伝えられていて、この扁額の下賜により、寺名を四天王寺から鶴林寺と改称するようになったといいます。
縁飾りは伸びのあるおおらかな曲線によって形作られ、上部中央に雲上の蓮台上に火焔をもつ三個の宝珠を浮き彫りし、その左右に不規則な雲形を配し、左右側面には向かいあった登り竜を彫出しています。下方三か所に釘跡があり、長期間山門に掲げられていたのか、かなり風化が進んでいます。
鶴林寺の歴史にとって、平安時代末期と室町時代は、もっとも重要な時代であったと考えられています。とくに室町時代は、当寺の一大興隆期でした。鳥羽天皇に結びつく寺伝をもったこの扁額は、華麗な平安時代末期の流れをくむものですが、室町時代の復興期に再造されたものともいわれています。
(この解説は『加古川市史 第7巻』の作品解説の内容を記載しています。)
外部リンク
文化庁国指定文化財等データベース 木造鶴林寺寺扁額(外部リンク)
地図情報
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郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
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更新日:2022年02月20日