尾上神社の銅鐘/国指定重要文化財

更新日:2024年03月08日

鶴林寺の銅鐘

名称

尾上神社の銅鐘(おのえじんじゃのどうしょう)

数量

1口

種類

工芸品

材質及び技法

青銅、鋳造

寸法

高さ126.7cm、口径73.5cm

時代

平安時代後期(11世紀)/朝鮮 高麗時代

所有者及び所在地

尾上神社、加古川市尾上町長田518番地

指定年月日

明治34(1901)年8月2日 重要文化財

解説

 この銅鐘は、住吉大明神を祭神とする尾上神社にあり、「尾上の松」とともに謡曲「高砂」に謡われるなど、古来から多くの人々に親しまれてきた名高い梵鐘です。
 鐘は朝鮮鐘に分類され、荘厳美麗な装飾が特徴です。音色は盤渉(ばんしき)調といわれています。江戸時代には『播州名所巡覧圖絵』、『播磨鑑』などにも登場し、特に『播磨鑑』には鐘の来歴についての伝承が記されています。
 朝鮮鐘としての資料的価値だけでなく、伝統音楽や地域の伝承など、現在も各方面から多くの人々に親しまれる大変貴重な文化財として、国指定重要文化財に指定されています。

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

担当課:文化財調査研究センター
郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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