鶴林寺の銅鐘/国指定重要文化財

更新日:2024年03月08日

尾上神社の銅鐘

名称

鶴林寺の銅鐘(かくりんじのどうしょう)

数量

1口

種類

工芸品

材質及び技法

青銅、鋳造

寸法

高さ94.5cm、口径53.0cm

時代

平安時代後期(11世紀)/朝鮮 高麗時代

所有者及び所在地

鶴林寺、加古川市加古川町北在家424番地

指定年月日

明治34(1901)年8月2日 重要文化財

解説

 この銅鐘は、播磨を代表する古刹である鶴林寺の鐘楼に吊るされている梵鐘で、鐘楼と同じく国指定重要文化財に指定されています。
 鐘は朝鮮鐘に分類されますが、天人像や仏・菩薩像の装飾がないことや、撞座(つきざ)を3方向に配置していることなど、一般的な朝鮮鐘とは異なった特徴も見られます。
 鶴林寺の寺伝では、この鐘は慈覚大師(じかくだいし)円仁(えんにん)によって唐から将来されたものと伝えられています。円仁は平安時代前期の高僧ですので、鐘の年代観とは一致しませんが、加古川地域と朝鮮半島との交流を示す資料としてきわめて貴重な文化財といえます。  

地図情報

この記事に関するお問い合わせ先

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郵便番号:675-0101
住所:加古川市平岡町新在家1224-7(中央図書館2階)
電話番号:079-423-4088
ファックス番号:079-423-8975
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