ICT活用実践例(令和4年12月~)

更新日:2023年03月23日

卒業式用スライド制作

 3月23日(木曜日)に挙行された卒業式では、呼びかけの途中で映し出す「思い出」のスライドを、児童が協力して完成させました。1人1台端末が実現する前までは、教師が制作することが多かったですが、これからは児童が自分たちで卒業式の演出の一つとして、ICT活用能力を発揮していく時代になると思います。在校生として出席する4,5年生にも、「これが志方東小学校のこれからのスタンダードだよ」と伝えました。

6年生校内国語科研究授業

 3月16日(木曜日)4時間目に、6年生担任が校内国語科研究授業を、Googleアプリを活用しながら実施しました。主題名は「みんなで楽しく過ごすために」で、めあては「話し合いの内容を比較して、みんなが納得する結論を導こう」でした。以下は児童の感想の一部です。

・相手の意見を聞いて自分の考えを見直したり付け足したりする。自分の考えとの関係性や補強する考えを用いること。反対側の意見を予想し、要点を押さえること。自分の役割をしっかり受け持つこと。人任せにしたこと。主張、理由、根拠がはっきりできなかったこと。反対側の意見を予想して、備えることができなかった。

6年生社会科 児童が授業をコーディネート

 6年生がグループワークとして興味関心のある国を選び、Chromebookを活用してまとめ、他の児童に対し授業を行いました。

3月16日6時間目 中国

 「中国と日本の関係性や歴史を知ろう!」をめあてに、まず、面積(日本との比較も)、人口、首都、主な産業、主な輸入品などを紹介しました。次に両国の関係について、「中国と日本は、どんな結びつきをもっているの?」を、作成したワークシート(紙媒体)で考えさせました。さらに「尖閣諸島問題について」双方の言い分の理由を、Googleフォームで意見を集約し共有しました。最後に「台湾と中国が戦争になったら、あなたはどうしますか?」(理由も)を考えましたが、台湾の学校とオンライン国際交流をしているので、みな真剣かつ複雑な表情で考えていました。ここでもGoogleフォームで意見を集約して共有し、キーワードをjamboardにはってまとめました。

4時間目 北朝鮮

 「北朝鮮の特徴や日本との関係を学ぼう」をめあてに、まず、北朝鮮の面積、人口、首都、主な産業、主な輸入品などを紹介しました。次に両国の関係について、「日本と北朝鮮には国交がない。国交を正常化できるように努力している」と説明し、作成したプリントを配付後、「拉致問題の目的は何でしょう」「核実験はなぜするのか。何のために行っているのか」をそれぞれ考えさせました。拉致問題を考える際には、アニメーション動画も活用しました。

5時間目 ロシア

 めあてやまとめを考えるのにjamboardを使ったり、意見を集約するためにGoogleフォームを活用していました。「どうすれば北方領土を奪還できるか?」という質問では、みな真剣に考え、一人一人答えました。「問題は解決できない」という意見と「解決できる」という意見が半々ぐらいでした。後者の提案として「話し合いで4島を両国で共有する(漁業権など)」や「4島を返してもらう代わりに日本の技術を手放す」という意見には「技術を手放すと、日本は終わると思う」という意見が出ました。最後に復習問題(3択クイズ)も出題され、日本とロシアの問題について話し合うことができたとまとめました。

 5年生も授業に参加し、熱心に聞き入りポイントをChromebookを活用して記録しました。最後に5年生の1名が「担任の先生が、授業をするためには100ぐらいの知識を持ち、3ぐらい教えるんだよと言っていました。今日の6年生は、しっかりと調べてわかりやすく説明してくれて、すごいなと思いました」と感想を述べました。

5年生 防災フォーラム(総合的な学習)

 3月10日(金曜日)の5,6時間目に、5年生が「防災フォーラム」を開きました。これは、防災について学んだ後、ただまとめをして振り返るだけではなく、そこからもっと興味関心がわいて自分たちで学びたいことについて、書籍やChromebookを活用して研究し、その発表をしました。研究チームは2チームあり、「火山災害チーム」「地震災害チーム」です。スライドはもちろんプリントを作成して配付したり、準備もしっかりできていました。何より「先生役」を楽しそうにしていたのが、印象的でした。

第3回台湾とのオンライン交流(6年生)

 3月8日(水曜日)9:00~10:20頃まで、約80分にわたり、6年生が、台湾の台中市大元國小学校と第3回となるオンライン交流を行いました。台湾の学校は、2月半ばまで約1か月におよぶ春節祭の休業があり、時間が制約される中、この交流を実現してくださいました。今回は、それぞれ2人組で自分の特技や好きなこと、将来の夢などを紹介し、それに対して質問をするという活動でした。

・「バスケをするのが好き」「わたしも!」 

・「絵を描くことが好き」と言って描いた絵を見せてくれたので、「すばらしい!」 

・「音楽を聴くのが好き」「どんな曲が好き?」「ダンスミュージック!」

・「もっと勉強してかしこくなりたい 」「ぼくも!」

など、会話が続くことがあり(もちろん英語でです)通じた喜びを感じていました。今日は台中市大元國小学校のPTA会長も参加され、最後に「実際に会って交流したい。日本で会いたい」とあいさつをしてくださいました。4月からも交流が続いていくことをお願いして、モニター越しですが全員で写真撮影した後、会を終了しました。

再見!  謝謝!!

「ひょうごの景観ヴューポイント150選 出前講座」(5,6年生)

 「ひょうごの景観ビューポイント150選 出前講座」で作成し提出した、5,6年生代表6名の姫路紹介が全員分、SNS上で掲載されましたので、紹介します。

ツイッター: https://twitter.com/hyogoview150
インスタグラム: https://www.instagram.com/hyogoview150/

 

 

 1月19日(木曜日)に、5,6年生が「ひょうごの景観ビューポイント150選出前講座」を体験しました。これは、兵庫県が県政150周年を迎えるにあたり、展開した多彩な記念事業のうちの一つです。150年にあわせて、素晴らしい景観を眺められるポイントを150か所選定したそうです。ちなみに、加古川市からは「鶴林寺仁王門前」「高御位山山頂」「国包の鉄橋わきの加古川左岸」の3か所が選ばれています。講座の対象は、県内小中学校児童生徒(小4~中3の約100名程度)です。

 その趣旨は、子どもたちが、地域の優れた景観資源について、“知る→調べる→自分の言葉で説明する→社会へ発信する”機会を設けるため、「ひょうごの景観ビューポイント150選」の出前講座を行う。子どもたちの地域への愛着心を養うとともに、地域の景観について、SNSによる積極的な情報発信の担い手として活躍することを期待する。というものです。内容は、

1 地域の優れた景観について、県職員が各校の教室等で児童生徒に説明

2 バス(県用意)で近隣のヴューポイント(1~2ヶ所)に行く

3 カメラ・タブレットを使い、児童生徒自身が優れた景観と思う景色を撮影

4 学校に戻り、撮影した景色とそれを説明する言葉を考える

5 班別に教室で発表する

6 みんなで採点し、よかった成果物については、後日、県のSNSに掲載する

 まず、多目的室で、県の担当の方から講座について説明を受け、バスに乗って姫路市へ向かいました。姫路駅前の展望台でChromebookを使って撮影し、その良さなどを入力しました。昼休憩後、今度は姫路市立美術館前で撮影し、姫路城を見学しました。帰校後、県の担当者の方の指導で、SNS文案を作成しました。5,6年生それぞれ2名の分を実際に公式SNSにアップしていただけるそうです。

 学習のために訪れる学生も多いためか、校内と同じようにLTE(モバイルデバイス専用の通信規格)で接続ができ、子どもたちは普段どおりにChromebookを活用することができました。県の担当者2名、姫路市の担当者2名、計4名の方が随行されましたが、子どもたちがChromebookを活用しているのを見て「すごいですねぇ」と一様に驚かれていたそうです。

 6年生が、撮影した画像を利用してChromebookのコンテンツでまとめを作成、印刷し玄関ホールの掲示板に展示しました。

3年生 環境体験学習まとめ

 2月22日(水曜日)2時間目に、1年間通して実施してきた環境体験学習のまとめ発表会を開きました。お世話になった学校支援ボランティアの方への感謝の気持ちを込めて、子どもたちがGoogleスライドを活用して、画像を利用しながらまとめました。担任によるとそれぞれスムーズに作成することができたそうです。

4年生 理科(実験)での活用

 問題「水を熱したときに出てきたあわの正体は、何だろう」という実験をしていました。その様子をChromebookで撮影し、保存した画像を利用してSKYMENU発表ノートにまとめ、提出します。

委員会活動での活用

 但陽信用金庫様より、図書室の蔵書を寄贈していただきました。本当にありがとうございました。図書委員会のメンバーが、早速それらの本をChromebookで撮影し、Googleスライドで紹介スライドを作成、Classroom「みんなのクラス」に投稿しました。分野に分けて低学年にもわかりやすい紹介になっています。ぜひ、図書室に足を運んで手に取って読んでほしいと思います。

2年生 参観授業準備

 2年生が、2月11日(土曜日)開催の参観授業のため、その準備をしていました。当日読み上げる作文原稿をGoogleドキュメントで作成し、ペアワークで読む練習をしていましたが、担任からは「何も見ずに言えるくらい、何回も練習しよう」と指示がとんでいました。

4年生 二分の一成人式に向けて

 2月11日(土曜日)の授業参観で、4年生は二分の一成人式を行う予定です。そのための準備として、Googleスライドで写真などをまとめてスライドショーを、スピーチ原稿をGoogleドキュメントで作成していました。

1年生校内国語科研究授業

 1月31日(火曜日)の2時間目に、1年生担任が校内国語科研究授業を実施しました。教材名は「どうぶつの赤ちゃん」で、目標は、「『ライオンの赤ちゃんとしまうまの赤ちゃんとでは、どちらになりたいかを考えて、話し合おう』という学習課題に対して、読み比べて感じたことや思ったことを共有し、自分の考えを広げることができる」でした。

 既習の内容を振り返った後、個別探求のめあてを「ライオンの赤ちゃんとしまうまの赤ちゃんとでは、どちらになりたいかを考えて、話し合おう」とし、ミライシードムーヴノートを使って自分の意見を明確にして、その理由を書きこみました。協同探究では、「学習の広場」に提出した意見を同じグループで共有し、理解を深めたうえで、それぞれ発表しました。展開問題として、反対意見に対して、質問をして話し合いました。子どもたちは緊張することなく、発表の場面では自分の意見をしっかり言えていました。1年生ながらChromebookもスムーズに操作できていました。

天候不良による一斉オンライン授業実施

 10年に1度の寒波襲来により、1月26日(木曜日)、27日(金曜日)に児童の登校時間を遅らせ、その間一斉に、Chromebookでオンライン授業を試みました。全児童が一斉にClassroomにログインするということだったので、無事入れるかどうか心配でしたが、1年生から6年生まで接続することができました。1年生も朝の会で、担任が「連絡帳書けた人は、オッケーのサイン(手で)をしてください」と声をかけると、オッケーサインを出しており、その後、ミライシードを開いて学習していました。

 26日は、滞りなく接続できましたが、27日は同じ家の中できょうだいで同じく接続しているのに、一人はつながり、一人はつながらないや、Classroomに入ることはできてもミライシードやGoogleスライドを使おうとするとうまくいかない、などの不具合が発生しました。保護者の方からの問い合わせの電話もあり、お手数をおかけいたしましたが、オンライン授業を実施する場合、保護者の方のご協力が不可欠です。今冬はまだまだ寒波による警戒を緩めるわけにはいきません。今回の不具合については、児童から情報を集めてまとめ、教育研究所とも共有して次に備えたいと思います。今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

2年生校内国語科研究授業

 1月24日(火曜日)の2時間目に、2年生担任が校内国語科研究授業を実施しました。教材名は「おにごっこ」で、目標は、「遊び方とその面白さや理由についてまとめ、面白くする工夫を考えることができる」でした。

 既習の内容を振り返った後、めあてを「第5段落の遊び方とその面白さ、わけを読み取ろう」とし、個別探求として「おにと逃げる人、どちらが面白く遊べる工夫になっているか考え、その理由を書く」という学習活動に取り組みました。協同探究では、第5段落の遊び方の面白さをおにと逃げる人の視点に分けて話し合い、その際、SKYMENUの学習コンテンツであるポジショニングを活用し、その理由も併せて入力しました。大型モニターで全員のポジションを確認しつつ、各自の意見と理由を伝え合った後、展開問題として、もっと面白くできる工夫とその理由を考え、ワークシート(紙媒体)にじっくり時間を取って書きました。子どもたちからは実際に遊んだときの経験からの言葉も出てきていました。

SHIKATAHIGASHI MOTORS SHOW(5年生社会科)

 5年生が社会科の学習で自動車について学んだ後、3つの自動車会社を設立して未来の自動車について考えました。それをGoogleスライドでまとめ、1人1台ずつプレゼンテーションしました。3つの会社名は、それぞれ「スマイル社」(地球がスマイルになるように)、「C&S社」(カスタマーアンドセキュリティ お客様にできるかぎりの安心安全を)、「People friendly car社」(人に優しく安全安心で笑顔あふれる自動車)です。

 発表された自動車は、「Cleanカー 1900万円」「セキュリティーカー 670万円」「eyeワゴン 80万円」「スポーツスター 300万円」「Believe 400万円」「タケトガネス 480万円」「IEROCar 1031万円」「people車 120万円」「スマイル自動車 390万円」「Best Car 400万円」「マフニよびカー 650万円」「West,cーcar 187万円」でした。車名にも深い意味があります。

 水素、葉っぱなどのゴミを燃料にできる、センサーが事故を防止する、自動で汚れを取ってくれる、空を飛べる、トイレや食べ物を常備している、石の多い場所では風力で動く、誰でも簡単に操作できる、スマートフォンで操作できるなど、子どもたちが想像力を働かせて考え出した未来の自動車は、近い将来や遠い未来に実現可能となっているかもしれません。人や環境に優しいという視点はSDGsにもつながっていきます。担任の指示で、発表は売る側の視点で、聞く方は買う側の視点で考えるようにとありましたが、完成したら買いたいと思う自動車が1台ありました。

3つの会社がプレゼンテーション

子どもたちが考える未来の自動車

第2回台湾とのオンライン交流

 12月7日(水曜日)9:00~10:15頃まで、約75分にわたり、台湾の台中市大元國小学校と第2回となるオンライン交流を実施しました。今回は、お互いの学校紹介や文化に関わることなどをクイズ形式にして出題しました。“Animal”“Sports1”“Event1”“Nature1”“SchoolTrip1”などのタイトルから自由に選び、問題が出されます。台湾側からは、「バレーボールのコートはどれでしょう?(3枚の画像から選ぶ)」「図工で必要な道具は何?」「次の鳥の鳴き声はどれ?」「野球で使う用具はどれ?」などが出題され、本校児童が答えていきました。簡単なものから「次のうち打楽器でないものはどれ?」のように、つい打楽器を選んでしまうといったひっかけ問題もあり、正解しても不正解でも盛り上がりました。

 本校児童も「私たちの学校にいる動物はどれ?」「音楽フェスティバル(学習発表会)は、何月に行うでしょう?」など、Googleスライドで作成したクイズを出題しましたが、操作の得意な児童が正解や不正解の音をつけたりと工夫もしていました。答えの解説の後、本校の先生紹介をはさんだり、終始交流を楽しみ、堂々と英語を話していました。

 このような国際交流の機会では、今後スピーキングやコミュニケーションの力はもちろん、端末のコンテンツ操作、知識が不可欠であると感じました。

4年生校内国語科研究授業

 12月6日(火曜日)の2時間目に、4年生担任が校内国語科研究授業を実施しました。教材名は「プラタナスの木」(物語)で、目標は、「おじいさんの伝えたかったことについて、叙述を基に想像することができる」でした。

 子どもたちへのめあてを「おじいさんの伝えたかったことは何か考えよう」とし、既習の内容を振り返った後、個別探求として「マーちんたちは、おじいさんとまた会えるのでしょうか」を考えました。その際、SKYMENUの学習コンテンツであるポジショニングを活用し、その理由も併せて入力しました。

 協同探究では、大型モニターで全員のポジションを確認しつつ、各自の意見と理由を伝え合った後、展開問題として「おじいさんがみんなに伝えたかったことはなんでしょう」を考え、ワークシート(紙媒体)にじっくり時間を取って書きました。最後に、「自分の意見とその根拠」について、意見交流をして終わりました。

修学旅行でのChromebook活用例(事後)

 修学旅行中に、Chromebookで撮りためた画像を利用して、6年生自身が修学旅行日記としてまとめ、Googleサイトを作成しました。それを全児童が参加しているClassroomにあげ、知らせるチラシもGoogleスライドで作成、印刷し校内の何か所かに掲示しています。

5年生校内国語科研究授業

 12月2日(金曜日)の2時間目に、5年生担任が校内国語科研究授業を実施しました。教材名は「固有種が教えてくれること」(説明的な文章)で、めあては、「使われている資料が適切であるかを考えよう」でした。

 まず個別探究では、適切であるか適切でないか理由を考えてノートに書き、その後Jamboardに入力しました。次に、協同探求では、Jamboardを使って班ごとに意見を交流。担任が「適切ではないと思っている先生を説得できるように説明してください」と投げかけ、それぞれ班ごとの意見として「更新世中期などの言葉だけではピンとこない。資料があると場所も分かる」「資料があると固有種の動きがよく分かる」「資料を見ながら文章を読むとわかりやすい」「文章が資料に合っている。資料がなかったら動物がどのように生き残ったかわからないから」などが出ていました。

 さらに追究して、「適切かどうか判断するポイントは何ですか」と問いかけ、考えさせました。最後に、展開問題として確認した説明のポイントを基に他の資料について考えさせ、インターネットで検索をして授業を終わりました。

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