ICT活用実践例(令和4年9月~)
2年生 せいかつ科
2年生が、志方3小学校で実施する予定のリモート交流の準備をしていました。10月に実施した町たんけんについて発表しますが、そのまとめをGoogleスライドで作成しました。発表の練習をしたり、クイズの確認をしたり、リモート交流が楽しみになってきました。うまく発表できるといいね。
5年生音楽科
「日本の民ようを たずねて」という学習で、Chromebookを活用しました。SKYMENU発表ノートでワークシートが提示され、それについてインターネットで検索して「民謡」について調べました。その後、発表ノートに入力して提出しました。
5年生総合的な学習(SDGs)
「未来の自動車を考えよう」というコンセプトで、3つの会社を立ち上げプロジェクトチームを編成して、会議をしていました。ある担当は、リサーチのためのアンケートをGoogleフォームで作成していました。この後、考えた企画を2週間後に「モーターショー」と銘打って、それぞれプレゼンテーションすることになっています。どんな未来の自動車が発表されるのか、とても楽しみです。
2年生算数科
めあて「チョコレートの数をくふうしてもとめよう」の学習で、SKYMENU発表ノートを活用していました。担任が作成したワークシートで、まず箱に入ったチョコレートの絵でどのように数えるか考え、その後、式を立て答えを求めました。
5年生理科 スプレッドシートの活用
「ふりこの長さを変えると、往復する時間は変わるのだろうか」という課題に取り組んでいました。変える条件「ふれはば」「おもりの重さ」「ふりこの長さ」として、2人1組で実験をしました。実験で得られたデータを、担当が作成したGoogleコンテンツのスプレッドシートに、班ごとに入力します。計算式が入っていることに驚いている子(勝手に計算してくれるんや!)もいましたが、使い方をマスターすれば便利に活用できるのではと思います。
なかよし学級 焼き芋大会準備
なかよし学級主催で、毎年恒例の焼き芋大会を今年も実施予定ですが、その広報活動として昼休みの放送により全校生にお知らせをします。その放送原稿を6年生がGoogleドキュメントで作成しました。
修学旅行中のChromebook活用
班別行動を3班に分かれて実施するため、ポケットWi-Fiを3台レンタルしました。見学する際は、全員がChromebookを持ち歩くのではなく、代表が写真を撮りました、また、バスの中で知りたい情報を検索したり、まとめをしたりしていました。宿では、各自お小遣い帳に入力したり、まとめを書きました。しかし、Chromebookは長時間持ち歩くにはやはり大きく重く、学校生活の中での活用同様とはいきませんでした。
修学旅行における端末活用事例
11月11日(金曜日)・12日(土曜日)の2日間、6年生が奈良・京都方面に修学旅行に行きます。その実施に当たって端末の活用例を紹介します。
1 修学旅行のしおりを、6年生自身がGoogleスライドを使って作成しました。各歴史的建造物などの案内や奈良公園での鹿への接し方、お土産などのガイド的な部分にはリンクがはってあり、外部のホームページへとぶことができるようになっています。
2 しおりは、Classroomに添付してあるので、紙媒体ではなくChromebook自体を修学旅行に持参し、活用します。(Wi-Fiをレンタル)
3 各児童がChromebookで写真を撮り保存、まとめなどの事後学習に生かします。
4 その他、Googleスプレッドシートに計算式を挿入したお小遣い帳でお金を管理する、班別行動で回るポイントの相談、確認などをClassroom上でしました。
※事前に写真を撮る際に注意することなどの情報モラルについて、しっかり指導しています。
4年生 国語科
説明的な文章の学習をする際、Googleのコンテンツであるドキュメントを使用しました。200字以内で要約するという課題に取り組みましたが、自分で字数を数える必要がなく、さらに推敲しやすいという利点があります。完成後、今度は原稿用紙のようなワークシートに手書きします。手書きした後グループワークとして、その要約を音読し合うという学習の展開でした。Googleのコンテンツに慣れておくということは、将来的に役に立つと思います。
5年生 リモート工場見学
11月3日(木曜日)の13時より、福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州宮田工場とリモートでつないで、工場見学をしました。宮田工場はレクサスをつくる工場だそうです。まず、クイズが出題され、その後組立工場見学の動画を見ました。人、ロボット、部品会社が協力してつくり、何より安全と品質にこだわっているそうです。最後に質問に答えてくださいました。子どもたちからは「どの作業が一番難しいですか?」(2時間集中することが難しいそうです。工場で働く人の数は、なんと約7000人!)「検査に合格しなかった車はどうするのですか?」(原因を突き止めて故障を直し、検査。合格するまで検査を繰り返し、お客様のところに届けるそうです。)「宮田工場を作るのに、どれくらい費用がかかりましたか?」(企業秘密だそうですが、その当時の金額で○○○○億円!)遠く離れた福岡県の工場とも、オンラインでなら見学することができます。
6年生社会科「自分たちで授業」第5弾
第5弾 キリスト教とフランシスコ・ザビエル
10月14日(金曜日)の4時間目に、「自分たちでデザインして探究できる授業を作ろう」の第5弾を実施しました。今回のテーマは「フランシスコ・ザビエル」についてです。日本で「キリスト教」を布教しようとしたザビエルについて紹介するだけではなく、キリスト教とはどんなものなのか解説もあり、布教の苦労などグループで話し合い、議論が深まる授業になりました。
1年生国語科「まちがいをなおそう」
1年生が国語科の学習である「まちがいをなおそう 字のつかいかたで、まちがっているところをなおしましょう」で、SKYMENU発表ノートを活用しました。教科書に掲載されている例題を、あらかじめ担任がSKYMENU発表ノートでワークシートを作成し、子どもたちはそれでグループワークもしながら、まちがいをなおしていきました。全問正解だったら、花丸を入れたり楽しく学習していました。
6年生社会科「自分たちで授業」第4弾
第4弾 武田信玄と上杉謙信
「自分たちでデザインして探究できる授業を作ろう」第4弾。今回取り上げた武将は「武田信玄(甲斐の虎)」「上杉謙信(越後の竜)」でした。まず、検索した2人についてのホームページからそれぞれの生涯について概略を知った後、jamboardを使って知りたいことをはり、めあてを自分たちで決めました。そして決まっためあてが「武田信玄と上杉謙信の関係や歴史を知ろう」でした。途中でNHKの歴史番組の動画も入れる工夫で、「敵に塩を送る」のエピソードがわかりやすくなりました。グループで話し合う場面もあり、まとめもめあてと同じくjamboardで共有しました。Googleスライドで作ったスライドに、ハッシュタグを入れていたのが、今どきの子どもたちだなと思いました。最後はお約束の復習クイズもあり、授業者が楽しそうなのが印象的でした。
1年生算数科
算数科「3つの数の足し算、引き算」の学習で、ミライシードムーヴノートを活用して授業を行いました。問題の解き方を広場に提出して共有し、友だちの解き方にコメントを入力したりしました。最後に「自分で問題をつくる」にも挑戦していました。子どもたちは、十分コンテンツの操作に慣れており、担任の指示に素早く反応していました。
6年生社会科「自分たちで授業」第3弾
第3弾 徳川家康
「自分たちでデザインして探究できる授業を作ろう」第3弾。「織田信長」「豊臣秀吉」に続いて、「徳川家康」について、児童自らが授業を行いました。めあては「徳川家康の歴史や権力について知ろう」でした。「家康はどのようにして、全国を支配したのでしょう」「朝鮮に使者を送って、交流を再開したのはなぜでしょう」「江戸の町は世界でも有数の100万都市になるほどでしたが、家康はどのような町づくりを行ったのでしょう」などグループで話し合う場面もありました。「織田信長」「豊臣秀吉」の授業と同様、最後に振り返り用のクイズも用意してありましたが、中には難問もありました。友だちが一生懸命準備した授業を、しっかり受けなければという児童の様子がうかがえました。
6年生自身が授業をやってみた
社会科の学習で、「自分たちでデザインして探究できる授業を作ろう」をテーマに安土桃山時代の「織田信長」について、児童自ら歴史の授業を行いました。「楽市楽座」を制度化した目的やキリスト教の普及を許可した理由などをグループで話し合う場面もあり、大変盛り上がる授業となりました。板書計画や発問も考えられており、最後には振り返り用のクイズまで用意してありました。打ち合わせや準備も大変だったようですが、45分間しっかり授業を進めました。
第1弾 織田信長
第2弾 豊臣秀吉
「自分たちでデザインして探究できる授業を作ろう」第2弾。「織田信長」に続いて、「豊臣秀吉」について、児童自ら歴史の授業を行いました。「なぜ、キリスト教を保護しなくなったのか」「刀狩り令をなぜ出したのか」などグループで話し合う場面もあり、それぞれ意見を出し合い、代表が発表しました。「織田信長」のときと同じく、最後には振り返り用のクイズも用意してありました。黒板に書く情報量が少し多かったや、発表した内容と黒板に書いた内容が違っていたなどの反省点もありましたが、打ち合わせや準備を念入りにしたことがうかがえる、きちんとした授業の展開になっていたと思います。次回第3弾として、「徳川家康」の授業を行うそうです。
5年生 理科
理科「雲と天気」の学習のふりかえりとしてそれぞれスライドでまとめ、クラスで発表会をしました。科学的な内容だけではなく「動物の天気に関する言い伝え」など、興味関心があることも調べたようです。スライドは、見やすく工夫され、こちらもスキルアップの跡が見られました。
令和4年度志方東小学校デジタル作品展完成
学校便り第20号でお知らせした「令和4年度志方東小学校デジタル作品展」が完成しました。夏休み作品展を欠席のため見学できなかった児童が作品を見られるように、ICT教育担当が中心となって、Googleサイトを利用してデジタル作品展を完成させました。保護者の皆様も、児童が持ち帰ったChromebookで一緒にご覧いただくことができます。見方については、各担任から児童に説明があります。
児童集会での活用
10月3日(月曜日)児童集会での「心の絆プロジェクトミーティング いじめについて考える」の報告と今後の取組の説明において、計画委員がChromebookを活用しました。夏休み中に開催されたミーティングには、代表2名が参加し、その際にChromebookを持参、出た意見をまとめ保存していました。それを集会用にスライドでまとめましたが、操作に慣れており見やすいスライドになっていました。またいじめ防止としての本校取組に、新たに「いいこと見つけアンケート」を実施しますが、学年によってアンケートを、Googleフォームを使用して行うそうです。
校内国語科研究授業及び事後研究会
9月28日(水曜日)5時間目に、3年生の担任が校内国語科研究授業を行いました。教材は「ちいちゃんのかげおくり」で、これは学校で学ぶ初めての戦争文学になります。事前の数時間をかけてていねいに読み取り、主題にせまる学習の展開でした。協同的探究学習を意識した授業づくりとICT活用を2本の柱にした授業でした。子どもたちは協同的探究学習の流れに慣れており、研究授業という緊張の中でしたがいつもどおり学習を進め、Chromebookの活用については、スムーズなローマ字入力や学習コンテンツ(SKYMENU発表ノート・ポジショニング)の操作など、端末が学習道具として定着している感がありました。
事後研究会では、前回夏休み中の研究会と同じ加古川市教育研究所の指導主事に指導助言していただきました。本校の全国学力・学習状況調査の結果に触れた後、加古川市の結果についても説明があり、国語科でこれから着けていきたい学力、協同的探究学習について、特に、児童の実態に合ったねらいであること、「自分の考えを深める」「主体的に取り組む」という令和型の学びについて示唆いただきました。学習コンテンツについては、SKYMENU発表ノート、ポジショニング以外にjamboardの活用も紹介されました。今回の研修を生かし、さらに授業改善を推進していきたいと思っています。
4年生 校外学習
9月21日(水曜日)に、志方東小と志方西小の4年生が合同で校外学習を実施しました。社会科や理科の学習の一環として、「エコクリーンピアはりま」(高砂市)「中西条浄水場」「みとろフルーツパーク」の各施設を実際に訪れました。今回の校外学習では、担任がポケットWi-Fiを持っていくことにより、子どもたちがChromebookを活用することができ、事後学習にも役立てられると思います。
6年生 オンラインによる国際交流
9月21日(水曜日)9:20から約50分間、予定していた台湾の小学校とのオンラインによる国際交流を実施しました。まず、自分の名前、趣味、好きなスポーツを言えるように練習してきました。それぞれの校長の挨拶、参加する教師の紹介をしてから、子どもたち同士1対1の会話が始まりました。最初の方の子こそ緊張気味でしたが、そのうち慣れてきてスクリプト(台本)を見ずに、会話ができていました。時にボディランゲージで伝えたり、伝わることのうれしさを感じているようでした。最後に“I love Japan!”“I love Taiwan!”“See you!!”とあいさつをして終わりました。
終わってから「楽しかった?」と聞くと「楽しかった!」、「また、やりたい?」「やりたい!」とのことで、次回はお互いの学校紹介をする予定です。
台湾:台中市大元國小(Dayuan Elementary School)
6年生 国語科
「他の人と交流をして、変わったり深まったりしたあなたの考えを、ノートにまとめましょう。書いたものを見せ合ってもいいですね。」(いろいろな考え方を聞いて、自分の考えをいかす)
※おたがいの考えがよく分かるように、理由やこれまでの経験などをたずね合う。
1 3人1組のグループを作り、考えを聞き合う。
2 メンバーを入れかえて、別のグループを作り、1と同様に考えを聞き合う。その際、前のグループでどんな話が出てきたかを伝え、共有する。〈2をくり返す〉
3 最後に、初めのグループにもどって、ふり返る。
jamboardを活用しました。
3年生 夏休み作品展鑑賞もChromebookを活用
3年生が夏休み作品展見学の際、各自Chromebookを持参し、写真を撮ったり感想をメモしたりしました。鑑賞後は、担任が作成したGoogleフォームのアンケートに回答していました。
6年生夏休みの思い出発表会
6年生が小学校生活最後の夏休みの思い出を、Googleスライドでまとめクラスで発表会を開きました。
ベネッセコーポレーションからの取材
株式会社ベネッセコーポレーションより、ミライシードムーヴノート活用についての取材依頼があり、7月19日(火曜日)に1年生算数科の授業を参観していただきましたが、その補足として、8月30日(火曜日)10時半より約1時間にわたり、担当者2名からのインタヴューをオンラインで受けました。質問の概要は、以下のとおりです。
◇導入前の指導について感じていた課題は?
◇タブレットの整備完了後、校内目標など。
◇ミライシードに期待したことは何か?
◇導入前にハードルを感じていたことはあるか?
◇実際に活用してみてどうだったか?
◇教師にとってのメリットは? 児童にとっては?
◇実際に使った児童の感想は?
◇今後への期待や展望は? などでした。
この記事に関するお問い合わせ先
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住所:兵庫県加古川市志方町細工所146
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更新日:2022年11月28日