ICT活用実践例(令和4年6月~)
ICT活用研修講座SKY実践編 研修報告
コロナ禍でこの2年間余り夏休み中における職員の専門的な校外研修が実施されなかったり、オンライン実施になっていましたが、今年は従来の形で研修が行われています。本校では研修を受けた担当者が、研修用のClassroomに学んだことを投稿し、「知の共有化」を図っています。
発表ノート
例1 体育のマット運動など…授業の最初と最後の動画を2つ並べて発表ノートに貼り、違いを見比べることができる。動画を1ページに2枚貼り付けられるのは発表ノートだけ。
例2 小学校の図工「作品鑑賞」自分の作品を動画にとって、動きなども確認できる。
例3 家庭科の作品作り…作り方の手順を発表ノートで教師がまとめておくと、作業に差ができても、児童が自分のペースに合わせて進めることができる。
例4 付箋を貼り付けて意見をまとめる方法
1.発表ノートに文字をうっていない付箋をいくつか用意する。
2.指マークを押して選択するとすべてを次のページに貼り付けることができる。(思考ツールなど使ってもよい)
3.一覧ボタンを押して、いらないページを下に仮置きし、共有したいページだけにする。(グループ化 したときに、ページがいっぱいになってしまうのを防ぐ)
4.グループを選択し、グループに分かれる。
5. グループで意見をまとめる。
資料置き場の活用方法
「素敵!」「もっと知りたい!」「よくできている!」「なるほど!」などの言葉を、付箋のように□で囲み、資料置き場に置いておくと、児童同士で簡単に評価し合うことができる。
★グループフォルダを作り、その中にデータを入れると、みんなで共有して使える。
友だちのいいと思うデータを自分の発表ノートに取り入れて、みんなに紹介することもできるので、友だちの考えを自分の言葉で説明するというような活動もすることができる。
校内研修
令和4年度の研究推進における研究主題は、昨年度と同様「思考力、判断力、表現力の育成~学びの深化を図る指導と評価の在り方~」としています。研究教科を国語科とし、それにおける学習コンテンツの活用についても研究推進していきたいと考え、7月25日(月曜日)第1回校内国語科研究会を、加古川市教育研究所から指導主事をお招きし、開催いたしました。テーマは「国語科におけるICTの効果的な活用について」 「教わる」から「学び」へ
・子どもが学びとる授業… めあて(協働して解決できるハードル→問いを立てる力を育てる)→ 対話(学習間の相互作用によって新しい知識を生み出す→思考を見える形にする(ICTが有効)→ 振り返り(活動による気づきを言語化する→書く・話す 何を学んだのか)
・Chromebook活用の段階…代替する道具→協働の道具→個別の能力を増幅させる道具
・GIGAスクール構想…見方、考え方を働かせて資質能力が身に着く
その他、これからの実践につながる指導助言をたくさんいただきました。ありがとうございました。
1年生算数科(ベネッセコーポレーション取材)
加古川市教育研究所を通じて、株式会社ベネッセコーポレーションより、ミライシードムーヴノート活用についての取材依頼があり、7月19日に来校されました。ベネッセコーポレーションより3名、教育研究所より2名お越しいただき、1年生算数科の授業を参観していただきました。授業内容は「かずしらべ」です。授業者曰く、ムーヴノートの長所は、動かせることだそうで、それを生かした展開になっていました。授業終了後にお話を伺ったところ、想像を超えた活用で、1年生があそこまで操作できるのに驚いたということでした。また、操作だけでなく子どもたちが自分で問題を考え、それを先生役になって他の児童に出題するという展開がよかったという意見もありました。この後、ミライシードの事例集などに掲載していただく予定です。
6年生国語科
「提案しよう」という課題に取り組みました。提案したいことをGoogleスライドでまとめ、クラスで発表会をしました。提案のきっかけ、提案、提案が実現したときの効果、感想という内容でまとめています。取り上げた提案事項は、「ごみの分別」「熱中症」「フードロス」「防災について」、中には「廊下は走らないという言い方ではなく歩きましょうという言い方にしよう」がありました。6年生らしくよく考えられた提案で、スライドもわかりやすく、しっかりとした発表でした。
6年生図工科
制作した作品を写真に撮り、作品に込めた思いや工夫した点、注目してほしい点などを書いて、ミライシード学習の広場に投稿、それを読んで、他の児童が感想を書き込んでいます。電気をつけたときの光や影で作品が完成するそうで、それぞれのこだわりが書かれていました。
1年生算数科
ミライシードを活用して算数の学習をしていました。「3+4のしきになるおはなしをつくりましょう」という課題で、教科書の絵を見てお話をつくります。子どもたちはいるかが好きなようで、多くの子どもがいるかでお話をつくっていました。
3年生社会科
Jamboardアプリを活用しました。Jamboardは、手書き入力機能や図形認識機能を使って作業を簡単に読み取ったり、タッチペンで描画して指で消したりすることができます。イメージとしてはホワイトボードに自由に手書きしたり、付箋を貼ったりしていく感じです。子どもたちは、自分の付箋の色を決め、「近くのお店といえば?」という質問を考えて入力していきました。
5年生総合的な学習
5年生が総合的な学習の授業で、兵庫県の特産品発表会を開きました。発表者はChromebookを大型モニターに自分でつなぎ、調べてまとめたことを発表します。聞いている児童は、発表の評価や質問、感想などをGoogleフォームで入力し、送信することで回答していました。
道徳科での活用 4年生
加古川市道徳科研究部会で、道徳科でもICTを有効に活用できた事例があれば情報共有してほしいということでしたので、PCを使って道徳科の授業をしてみました。
4年生は、初めてSKYMENUの中のポジショニングを活用してみました。ポジショニングをすることで自分の気持ちを可視化することができ、他の人と比べることができます。授業をしている間に気持ちが変わった児童もたくさんいて、学習の中で考えを深めたり、迷ったりしていることがよくわかりました。
日常的な活用
画像は3,4,6年生の授業の様子です。3年生は国語科、4,6年生は算数科の授業で、6年生はデジタル教科書を活用しています。子どもたちは機能をよく知っており、学習に役立てていました。3,4年生は、教科は違いますが、SKYMENU発表ノートを使いこなして学習していました。その他、1年生は国語科でSKYMENU発表ノートを、算数科でムーヴノートを活用しているそうです。
6月13日児童朝会での活用
画像は、児童朝会の様子ですが体育委員会、保健・給食委員会とも上手にスライドを活用し、内容を伝えていました。特に、保健・給食委員会は、手洗いについてのアンケート結果を円グラフや棒グラフにしていたので、わかりやすかったと思います。
トライやるウィーク中学生紹介
6月6日(月曜日)~10日(金曜日)まで実施した志方中学校2年生によるトライやるウィーク。本校の6年生がインタビュー記事をスライドにしました。2年後には自分たちもトライやるウィークに挑戦しますからね。先輩の言葉を参考にしてください。
なかよし学級校内研究授業
6月6日(月曜日)2時間目に、なかよし学級校内研究授業を実施し、16時から事後研究会を行います。授業内容は「なかよしにんじゃのしゅぎょうをしよう」という目標の下、「にんじゃのめあて」を確認し、「きょうのしゅぎょう」という名の活動をしました。活動には「記憶ゲーム」、SKYノートを使っての「かたちうつし」、数を聞きながら書き、リズムよく読み上げ確認し合う、「た」のつく単語をリズムに合わせて挙げる、「ぼうおくり」「はっぴょうタイム」などがありました。最後は、各自のことばでふりかえりをしました。それぞれの個性がよくわかり、特性が生かされていました。
インストラクターは6年生パート2
6月3日(金曜日)1時間目に、6年生が5年生にGoogleスライドの作り方を教えました。6年生はこれまでにも、学習の発表などでスライドを多く作る機会があったので手慣れています。文字の入力、画像の挿入、ワードアートの活用など、人数がほぼ同じなのでマンツーマン指導で、ていねいに教えていました。5年生がどのようなスライドを作るか、とても楽しみになりました。
校内授業研究会(外国語)
6年生
6月1日(水曜日)に、神戸市外国語大学教授横田玲子先生を講師としてお招きし、外国語の校内授業研究会を実施しました。まず、5時間目に6年生が “Unit3 Let’s go to Italy”の単元で、「行ってみたい国や地域とその理由を伝え合おう」「おすすめの国を紹介し、その理由を友だちに伝えよう」をめあてに学習しました。
国名、メニュー、名物のカードを使ったカードゲームの後、デジタル教科書で前回の復習をしたり、SKYMENUのNOTEでTODAYS GOAL(めあて)を入力したり、Chromebookを活用する場面がありました。プレゼンのために作成したスライドも工夫され、見て楽しいものになっていました。
事後研究会
同日15時より事後研究会を開催しました。横田先生より、授業を参観して見えた授業展開やICT活用に関する課題を的確に指摘いただき、これからにつながる助言、指導をしていただきました。
・「人に伝えること」を目的とした英語の習得 ・デジタルに頼りすぎない
・完璧な文章を求めるのではなく、キーワードでスピーチできるように
・スペルを聞いて書くことの練習 ・教員が英語で答えられるような環境づくり
・担任の役目は通訳ではなく、ファシリテータ(お助け役)ALTと子どもをつなぐ役に
他にもたくさんの示唆をいただきましたので、さらに教職員一同研鑽を積んでいきたいと思っています。お忙しい中、本当にありがとうございました。
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更新日:2022年08月04日