西神吉幼稚園　令和6年度　1学期

　1学期、去年取れたひまわりの種をみんなで植えました。「早く咲かないかな」「大きなひまわり咲くかな！」と、子供たちは咲くのを楽しみにしながら毎日水やりをしていました。子供たちよりも高く伸びたひまわりを見て、「こんなに高くなるんだ！」「僕たちより高くなったね」と驚いていました。夏休みに入る前は、少しひまわりが咲きだし、「かわいいね」「やっと咲いたね」と大喜びの子供たちでした。

夏休みに入り、次々とひまわりが咲きました！子供たちが大切に育てたひまわり、とても可愛いです！

　自然豊かな園庭での生き物探しや色水、泡遊び、樋つなぎなど、子供たちは遊びの中でたくさんの発見と楽しさを見つけながら、元気に1学期を過ごすことができました。

いよいよ夏休みが始まります！1学期終業式では、1学期楽しかったことを話したり、夏休みの過ごし方について話を聞いたりしました。

熱中症にならないように気を付けて、元気に楽しい夏休みを過ごしましょう。

　泡遊びをする中で、石鹸と水からシャボン玉の液ができることに気付いた子供たちは、自分たちでつくったシャボン液でシャボン玉遊びを始めました。”シャボン玉ができる液にするにはどうしよう”と、水や石鹸の量を工夫しながら、シャボン液をつくっていました。

ある日、つくってすぐに試してみるとシャボン玉ができず、1日前に作っておいていたシャボン液だとシャボン玉がうまく膨らみました。「なんで今日つくったのはできんのんやろ」「置いてるほうがいっぱいシャボン玉ができるんや！」「じゃあ今日つくった液置いといてみよう」と、シャボン液を大切に置いておくことにしました。次の日、置いていた液でやってみると、「できた！」「やっぱり置いてるほうがいいんやな」とシャボン玉ができたことに大喜びでした。また、数日液を置いておくと、「なんかスライムみたいになってる」と触った感覚の違いから液の濃度が変わっていることに気付いた子供たち。その液を使うと、自分たちの顔よりも大きなシャボン玉が膨らみ、驚きと感動で大きな歓声があがっていました。

　レモン石鹸を使って、泡遊びを楽しむ子供たち。”どうしたらフワフワの泡になるかな”と、水の入ったボールにレモン石鹸を入れて泡だて器で混ぜてみたり、石鹸を削って入れてみたり、スポンジで絞ってみたり、様々な道具を使って、石鹸や水の量を工夫しながら毎日試行錯誤していました。

また、”色のついた泡をつくりたい”と考えた子供たちは、水と削った石鹸を入れたボールに花びらを入れて混ぜてみました。しかし、色がつくのは水だけで泡には色が付きませんでした。”どうしたら泡に色がつくんだろう”と考える中で、「色水をつくったときみたいに、花びらと泡だけを混ぜたらできるかも！」と考え、試してみると泡にだんだんと花びらの色が、、、！「大成功！」と大喜びの子供たちでした。

　西神吉町の老人クラブの方、ふれあい保育の未就園児と一緒に七夕まつり会をしました。老人クラブの方と一緒に七夕飾りをつくったり、昔の七夕まつりについて話を聞いたり、一緒に歌をうたったりしました。七夕まつり会の後は、園児がふれあい保育の友達のために“シャカシャカ楽器屋さん”をオープン！手作りの楽器をふれあい保育の友達にプレゼントしました。また、老人クラブの方とは、コマ回しやお手玉、あやとり等の遊び方を教えていただきながら、昔遊びを楽しみました。　　　

　最後は、子供たちの“七夕コンサート”です。お家の方にも来ていただき、歌や打楽器奏を披露しました。「ドレミのうた」では、ふれあいさんにプレゼントしたマラカスと老人クラブやお家の方にタンブリンや鈴を鳴らしてもらって、一緒に演奏し、みんなで合奏を楽しみました。たくさんの人に見てもらうことができ、子供たちは達成感と嬉しさいっぱいの笑顔でした。

　西神吉小学校のプールをお借りして、プール遊びをしました。去年も経験している子供たちは、「早くプール入りたい！」と、とても楽しみにしていました。

プールでは、ウサギになってジャンプしたり、ワニになって水しぶきをあげたりして歩き、水と仲良くなっていきました。「プールの水冷たいね」「プールの中歩きずらいよ」「プールに顔付けれたよ！」とプール遊びを存分に楽しむことができました。それぞれのペースで、少しずつ水にも慣れていき、“やってみよう”という気持ちがもてるようになりました。

フープくぐりやバタ足にも挑戦して、「小学生になったらまたプール入れるかな」「プール楽しみだね」と、1年生になってからのプールをとても楽しみにしている子供たちでした。

　ジャガイモやタマネギを育てている時から「採れたらカレーパーティーしたい」と話し合っていた子供たち。味噌汁に続いて、カレーをつくることにしました。カレーをつくる為に必要なものを話し合い、園にない“カレールー”はみんなで買いに行きました。

カレーには、園で採れたジャガイモ、タマネギ、人参と、その日の朝に収穫したオクラ、ピーマン、ナスを入れることにしました。子供たちは味噌汁パーティーと同様に野菜を洗って、タマネギの皮を剥き、今回はピーラーを使ってジャガイモの皮むきにも挑戦しました。自分達で育てた野菜をたっぷり入れたカレーを頬張る子供たち。「幼稚園の野菜美味しい！」と何度もおかわりをしていました。

　総合文化センターのプラネタリウム見学に行きました。

プラネタリウムを見に行くまで、子供たちは園にある星の図鑑を見ながら、「いろいろな色の星があるんだね」「星と星を繋いだらこんな形になるんだって！」「プラネタリウムでも見れるかな」と、星に興味をもち、プラネタリウム見学の日を楽しみにしていました。

プラネタリウムでは、「七夕」の物語を見たり、様々な星や星座を見せていただきました。「星ってきれいだね」「これ絵本で見たのとおんなじ！」「また、夜に見れるかな」と、キラキラ輝く星に夢中になって、プラネタリウムを楽しみました。

　園で採れたジャガイモやタマネギを使ってどんな料理ができるかみんなで話し合うと、「味噌汁」「カレー」「焼いて食べる」「スープ」などの案が出てきました。そこで、まずは味噌汁をつくってみることに！「野菜はあるけど、、、味噌がない！」と味噌は近くのお店にみんなで買いに行きました。

感染症対策を十分に行った中で、「野菜を洗う」「玉ねぎの皮を剥く」は子供たちが担当しました。「幼稚園の野菜食べるの楽しみだね」とワクワクの子供たち。

園で採れたジャガイモ、タマネギ、人参、オクラ、ピーマンが入った味噌汁を食べ、「美味しい～！」「タマネギいっぱいだね」「星の形してるオクラ見付けた！」と自分達で育てた野菜に関心をもち、食べたことない野菜や苦手な野菜も“食べてみよう”と挑戦して、園の畑パワーたっぷりの味噌汁で元気モリモリになりました。

　楽しみにしていた西神吉小学校5年との交流給食！！小学校へ行くと、5年生のお兄さん、お姉さんたちが出迎えてくれました。エプロンを着て給食の準備をしてくれている5年生の姿を見て、「白いエプロンを着るんだ」「あんな風に給食入れるんだ」と準備風景を知ることができました。初めての給食に、みんな笑顔で「美味しい！」と大喜び。最初は緊張していた子供たちでしたが、お兄さん、お姉さんが優しく声をかけてくれて、5年生企画の楽しい遊びを一緒にして、仲良くなっていきました。

園に戻ると、「また給食食べたい！」「5年生にまた会えるかな」とニコニコ笑顔の子供たち。早速、お兄さん、お姉さんにお礼の手紙を書きました。

　「ひまわり組の時にした、花びらを使ったジュースをつくりたい」と始まった色水遊び。子供たちは昨年度遊んだ経験から、色水遊びに必要な道具を使って、色水遊びをはじめました。

園庭に咲いているしぼんでしまった花びらを見つけて、ジュースづくりスタート！

すり鉢に花びらと水を入れて混ぜると、水の色が変わっていきます。「こんな色になった！」「これは紫色だからぶどうジュース！」「次はどんなジュースにしようかな」と色水遊びに夢中の子供たち。

繰り返し遊ぶ中で、”自分の作りたい色のジュースにするには何色の花にしようかな””水を少なくすると、色が濃くなったよ！””このジュースはペチュニアでつくったよ”と、園庭にある草花に興味をもったり、花の色や水の量、組み合わせを工夫したりしていました。

たくさんジュースができると、”みんなのおうち”がジュース屋さんに！ジュース屋さんを開店するため、子供たちは必要なものを考え、看板やメニューをつくっていました。

お客さんが「美味しい」と飲んでいる姿を見て、嬉しそうな笑顔を浮かべる子供たちでした。

　西神吉小学校の行間休みの時間に、校庭に遊びに行かせていただいています。

小学校に着くと、園児を見つけた小学校のお兄さん、お姉さんたちが手を振ってくれたり、声をかけてくれたりします。語らいの広場や遊具で小学生と混ざって遊び、自然と関りながら、楽しく過ごすことができました。休み時間の終わりを知らせるチャイムが鳴ると小学生が校舎に帰っていく姿を見て、「この音が合図なんだ」「チャイムってこんな音が鳴るんだ」と、小学校の生活を少し体験をすることができました。

「小学生になったら、あの場所で毎日遊べるんだ！」「楽しみだね」と小学生になることを楽しみに思う子供たちでした。これからも、どんどん遊びに行きたいと思っています。

幼稚園で育てていた玉ねぎと人参が大きくなったので、みんなで収穫することに決めた子供たち。

抜いてみると、「なんか足になって歩いてるみたい」「こっちの人参はまっすぐだ」「グネグネってしてる」と、いろいろな形の人参が出てきて、子供たちはびっくり！「次はどんな形の人参かな」と毎回形を楽しみながら収穫していました。

玉ねぎの収穫では、玉ねぎとの綱引きがスタート！「全然動かない」「すごい大きい玉ねぎかな」と、なかなか抜けない玉ねぎ。子供たちは両手で力いっぱい引っ張ったり、「手伝って！」と友達と協力したりしていました。また「こんな大きいのが取れた！」「僕の顔くらいあるよ」「小さい可愛いのとれたよ」と、玉ねぎの大きさ比べも楽しんでいました。

収穫した後は「何個か数えてみよう」と子供たち。去年10個ずつのかたまりにして数えていったのを思い出し、くり返し1～10個まで数え、10個のかたまりをつくりながら数えていきました。

「人参と玉ねぎがあったらカレーがつくれる！」「あとはジャガイモ！」と、カレーづくりに向けて畑のジャガイモの収穫を心待ちにしています。

　東神吉こども園となかよし交流をしました。

今年度は年間を通して、交流を計画しており、この日は初めての交流の日でした。

楽しみにしていた当日の朝、雨が降っていて、子供たちは「雨やむかな」「早く行きたいな」と心配そうに外を見ていました。すると、少し小雨になったので「行けそう！」と準備をして出発！

到着すると、東神吉こども園のみんながお出迎えをしてくれました。交流では、自己紹介をしたり、一緒にふれあい遊びやサーキット遊びをしたりして楽しみました。

最初は緊張していた子供たちですが、こども園の子と話をしたり、一緒に遊んだりする中で、少しずつ緊張がほぐれ、交流を楽しむことができました。自分の園以外にも、同じ年齢の友達がたくさんできたことをとても喜んでいます。

「次は僕たちの幼稚園のことを教えてあげよう」「次も一緒に遊ぶの楽しみ！」と、次回の交流も楽しみにしています。

　地域の方のご厚意で、田植え前の田んぼをお借りして泥田遊びをしました。

昨年度も経験していたこともあり、「早く行こうよ」「泥の中冷たいかな」と、行く前からとても楽しみにしていた子供たち。泥田に入ると、「足がはまっちゃった！」「ニュルニュルだぁ」「水のところ、あったかいよ」「腕もここまで入った！」と全身で泥田の感触を味わっていました。泥の中を走ってみたり、ジャンプしてみたり、泥田の土を使って泥団子をつくってみたり、存分に泥田を楽しむことができました。

泥田の中をよく見ると、、、オタマジャクシを発見！両手で囲いをつくり、必死でオタマジャクシを追いかけていました。また、泥水の上をスイスイ泳ぐ生き物を見つけた子供たち。「この生き物何だろう？」「捕まえて幼稚園で調べてみよう！」と苦労しながら捕まえ、虫かごに入れて幼稚園に連れて帰りました。園に戻ってからみんなで調べ、「あ、この写真と一緒だ！」「”アメンボ”だって」と生き物の名前が分かって大喜びの子供たちでした。

　お家の人と一緒につくった兜をかぶって、こどもの日の集いをしました。

遊戯室では、みんなで飾った五月人形を見ながら、こどもの日について話を聞きました。「兜かっこいいね」「かしわもちもあるよ」と五月人形に興味深々の子供たちでした。また、「こいのぼりまで聞こえるように！！」と、元気いっぱいの声で”こいのぼり”の歌も歌いました。

園庭では、たくさんの遊具を使って自分たちで考えたチャレンジコースをして遊びました！「もっと強い体になるぞ！」「こんなことできるようになった！」と、太鼓橋や鉄棒に挑戦しました。

　兵庫県立人と自然の博物館の方に来ていただき、エコロコ自然体験をしました。

まずは、みんなで園庭にいる虫探しからスタート！「どんな虫がいるかな」とワクワクしながら虫探しをしていました。園庭にはテントウムシやダンゴムシ、蝶々など春の生き物がたくさんおり、夢中になって虫探しを楽しんでいました。

また、地域の方のご厚意で、例年行かせていただいている園の隣の蓮華畑でも虫探しをしました。蓮華畑にはたくさんの蝶々が遊びにきており、「こっちにもいる！」「あそこにも！いっぱいいるよ！」と、蝶々との追いかけっこを楽しみました。"優しく包むように持ってあげると虫もびっくりしないよ"と、あやちゃん先生に教えてもらった子供たちは、虫たちに優しく触れていました。

虫探しの後は、みんなで捕まえた虫を拡大顕微鏡で見せていただきました。いつもは見ることのできない虫の顔や体を大きくして見せていただき、「こんな風になってるんだ！」と、新しい発見がたくさんありました。

この時期の生き物に触れ、生き物と関わる面白さや楽しさを味わい、生き物を大切にする気持ちも強くなったと思います。春の気候のよい中で、ワクワクがいっぱいの虫たちとの触れ合いでした。