協同的探究学習
「協同的探究学習」の理念に基づく「わかる学力」を育む授業づくり
令和7年度授業研究
(1)6年生の社会科授業において
令和7年11月19日、第6学年4組において社会科「江戸幕府と政治の安定」の公開授業を行いました。江戸幕府がなぜ、260年もの間続いたのかを単元を貫く課題とし、最後は自分の意見として見解を示していきました。
前提問題では、これまで学んだ内容とその意図について出し合いました。大名統制、身分制度、農民統制、キリスト教の禁止について、町人文化について出来事やなぜそのようなことを行ったのかの確認もしました。
導入問題では、「なぜ、江戸幕府は260年間続いたのだろう。」について迫りました。個別探究では、これまでの学習を総括して、政策の意図やその結果を深く捉えて、自分の考えをメタ文字を活用して、表現しました。
協同探究の場面では、農民を統制することで、反抗を失わせた、できることを制限したから。大名を支配したことで、戦いが少ない、大名の思いのままにさせないことをしたから。厳しい取り締まりがあったが、豊かな江戸幕府になったから。家康が、慎重に物事を動かし、次の世代にうまく渡せたから。鎖国によって、キリスト教の人々は平等であるなどの幕府の考えとは違う人々の考えを広めなかったから。町人文化の発展など、人々の楽しみもあったから。などの意見が出ました。一人一人が、自分の考えを綴ることができました。
展開問題では、「自分が将軍だったら、どの政策をしますか。」とし、悩んではいましたが、まずはこの政策をするという考えには、既習知識が生かされ、出し合った後、次の時間は討論をしようと呼びかけ、終了しました。
時代の特色について多面的・多角的に考察し、自分の考えを語ることができた経験は、今後の歴史から学んだことをどのように生かしていくのか、自分たちもこれからの歴史の担い手となることへの考えを深めさせる機会となりました。

(2)2年生の算数科授業において
令和8年1月27日、第2学年2組において国語科「スーホの白い馬」の公開授業を行いました。本校が推進する「協同的探究学習」の視点に基づき、物語のクライマックスにおける主人公の心情に迫りました。
導入問題では、「白馬をうしなったスーホの気もちを考えよう」という課題に取り組みました。
個別探究1では、これまでの読解をもとに一人一人がスーホの心情を想像しました。児童からは、「かなしい(もう会えないから)」、「腹が立つ(殿様に殺されたから)」といった悲しみや怒りの感情に加え、「もっと一緒にいたかった」という切実な思いがノートやワークシートに書き出されました。
続く協同探究の場面では、なぜスーホは夢から覚めて「すぐ」に楽器を作り、「むちゅう」で組み立てたのかについて話し合いました。「悲しいだけなら、なにも手につかないはずではないか」という問いかけや、友達との意見交換を通して、児童たちの思考は深まっていきました。単なる悲しみではなく、「馬頭琴を作ることで、白馬とずっと一緒にいたい」というスーホの強い願いや、白馬の「自分の体を使ってほしい」という思いに気づく姿が見られました。
展開問題(個別探究2)では、協同探究で深めた読みをもとに、「馬頭琴をえんそうしているスーホの気もちを考えよう」という課題に挑戦しました。児童たちは、実際に馬頭琴の音色を聴いた経験や、本時の話し合いを生かし、「いつまでも一緒にいられてうれしい」、「馬頭琴の音色が響いて、白馬がそばにいるように感じる」といった、悲しみを乗り越えたスーホの心情を文章に表現することができました。
白馬との絆が形を変えて続いていくという物語の核心に、クラス全員で迫ることができた1時間となりました。








更新日:2026年01月30日